旅行関連のwebライターの収入及び生活を一挙公開。成功までの道のりを解説
旅行関連のwebライターの収入及び生活を一挙公開。成功までの道のりを解説

昨今高い需要を誇るWEBライターですが、とりわけ「旅行WEBライター」が近年のトレンドに挙げられています。

しかし、旅行ライターの仕事内容や収入事情がいまいち分からないため、転身に迷いが生じている人もいます。そこで、ここでは旅行WEBライターの仕事・生活・収入事情と成功のポイントをご紹介します。

旅行関連のWEBライターになるためにスキル・資格は必要?

旅行関連のWEBライターになるためにスキル・資格は必要?

そもそもWEBライターになるための特別なスキルや資格は必要ありません。「WEBライター・フリーライター」という肩書の名刺を作るだけで、その日からWEBライターと名乗ることができます。

一方で旅行・観光関連のWEBライターも同様で、資格の取得などは一切必要ありません。旅行会社で働いていればツアーコーディネーターの資格があったり、 長らくWEBライターとして活動していたら、WEBライティング技能検定などを取得している人もいるかもしれませんが、実際クライアントから案件を受注する際にはそれほど効果・メリットはありませんので、無理して費用をかけて取得する必要はあまりないかもしれません。

旅行WEBライターの仕事と生活を紹介

旅行WEBライターの仕事と生活を紹介

旅行WEBライター志望の人の中には、「実際旅行WEBライターはどんな仕事を日々しているのか」が気になる人もいるでしょう。

そこで、下記では10年以上のキャリアを持つベテラン旅行WEBライターが、日々の仕事内容をご紹介します。

1.旅行Webライターの月末月初の行動~スケジュール・書類管理

WEBライターに限らず、フリーランスや個人事業主は自身で経理処理をしなければならないので、月末月初は請求書関係の仕事で多忙となります。

旅行WEBライターの多くは常に5~10社程度の会社と取引しており、それぞれ締め支払いや請求書・領収書の送付方法が異なりますので、1社1社丁寧に処理しなければなりません。

また、月末に差し掛かると、翌月の仕事スケジュールも作成します。顧客に対して来月の記事作成依頼の有無や執筆するテーマなどを打ち合わせします。もし毎月10万円の依頼をくれるクライアントから契約解除をされた場合は、この時点で翌月に向けて10万円分の新規の仕事を探さなければなりませんので、プチ就職活動が始まります。

ただし、何事もなければ請求書関連も1日で終わりますので、今月執筆予定の記事がすべて書き終わっているならば、およそ3日~7日間前後の空きができて、その期間は休日にあてることもできます。

2.取材の選定と各種手配~観光地取材準備

旅行WEBライターと言えばひっきりなしに旅行取材しているイメージがあるかもしれませんが、実際は数か月に1回程度しか行きません。仕事案件が増えてくると、旅行取材している時間は記事が書けませんので、頻繁に取材に出てしまうと月の仕事をこなせなくなってしまいます。

一方で取材に出るときは10日間くらい出るため、事前に航空券やホテルの料金、現地の交通機関のチェックは怠りません。

その他、一眼レフカメラのメンテナンスや取材先のアポイントメント、取材に伴う撮影許諾書の作成(現地語と英訳)なども大切な準備の一環です。

3.観光地の取材

旅行WEBライターの難点の1つが「経費が出る機会が少ない」ことが挙げられます。そのため、一度の取材で複数の都市を陸路で回ることが多く、大きなバックパックとカメラや三脚を持って移動するため、意外と体力が必要です。

観光地の取材に関しては、通常は観光客に紛れて撮影しますが、担当者との折衝や撮影許可が必要な場合は、事前にメールでアポイントを取ってから臨みます。また入場料を節約したい場合や撮影禁止エリアを取材したい場合もアポイントをとることがあります。

4.記事作成・納品

旅行取材をすると、1日に400~1000枚程度の写真を撮影するのが普通です。そのため、撮影した写真はその日のうちに整理して、すぐに使う写真やストックする写真をフォルダに分けて管理します。

また、撮影で疲れてホテルに戻ったあとも、夜遅くまで記事を作成することも当たり前。そのため、宿泊するホテルはデスクやネット環境が整った快適な部屋を選ぶのも作業が捗るコツとなります。

一方で取材がない日は自宅かカフェのいずれかで記事を書く日が続きます。旅行WEBライターとして長く続けていると、1日に2~4本程度記事を書かないと仕事が回らなくなるので、繁忙期の労働時間はサラリーマン以上かもしれません。

旅行WEBライターの収入事情

旅行WEBライターは毎日記事を書けるくらい案件が増えていれば、年収でおよそ350~500万円程度を見込むことができます。ただし、500万円以上稼ぐ場合は、大手から相当割のいい仕事を受注できないと難しいかもしれません。

ただし、旅行WEBライターに転身したばかりの人でも、仕事案件を見つけること自体はそう難しくはないため、20代前半のサラリーマン程度の収入であれば、それほど苦労せずに獲得することができるかもしれません。

WEBライターの中で旅行ライターの年収が高い理由

WEBライターの中でも旅行ライターは比較的年収が高いと言われています。旅行WEBライターのクライアントは、旅行会社・旅行情報サイト・ホテル・観光施設となりますが、いずれも1年の長期契約が可能となります。

また、市区町村の観光誘致のアンバサダーなど、割のいい仕事も多くありますし、自分でブログや旅行サイトを運営している人も多く、そこからの収入も期待できます。

そのため、一般のWEBライターよりも数多くの仕事を受注し、報酬を得られる機会が多いため、年収でみると想像以上に高いライターが多くいるかもしれません。

旅行WEBライターとして成功するためのポイントとは

旅行WEBライターとして成功するためのポイントとは

コロナ禍の期間中は旅行WEBライターも下火になってしまいましたが、2022年以降は徐々に仕事も戻りつつあり、また、多くの旅行関連の会社がネット集客に注力するようになり、今後はより一層旅行WEBライターが躍動できる予感がします。

そこで、旅行WEBライターとして成功するためのポイントを下記に2つご紹介します。

思い切って海外在住旅行ライターになる

旅行WEBライターの数も毎年増えている様子で、「仕事に応募しても倍率が高くてなかなか受注できない」という声も聞きます。そこで、おすすめしたいのが「思い切って海外移住をして、海外在住ライターになる」のはいかがでしょうか。すでに脱サラしてフリーランスや個人事業主として生活している人にとっては、それほど敷居は高くはありません。

昨今は海外移住者が140万人と非常に多く、各旅行会社も、海外情報記事はその国に住んでいる在住者に依頼するのが普通となりました。そのため、海外旅行記事を率先して受注したいのであれば、いっそのこと海外に身を置くのが、他のライターと差別化を図る大きなポイントとなるでしょう。

自分でWEBサイトを運営する

上記でも少し触れましたが、多くの旅行WEBライターは、自身でブログや旅行サイトを運営しています。アフィリエイトや予約代行、広告販売などで利益を上げることができていて、長く運営を続けていれば、それなりの収益を毎月確保できるようになります。

基本概念として旅行WEBライターは水物です。長く続けて行くことを想定しているならば、ライター業以外にも複数の収入の窓口を作っておくべきといえるでしょう。

旅行WEBライターの中には起業した人もいる!成功を信じることが大切

旅行WEBライターの中には起業した人もいる!成功を信じることが大切

旅行WEBライターでしっかりと成功の道筋をつけることができれば、法人化して企業として発展させることも可能です。記事を書くだけではなく、観光地のSEO対策や旅行者誘致支援の事業など、いくらでも横展開のビジネスが可能であることも旅行WEBライターの魅力と言えるでしょう。

これから旅行WEBライターへの転身を検討している人は、まずは自分がどうなりたいのか、5年後10年後の姿を思い描いてみてはいかがでしょうか。そうすれば、その道を進むために自分が今何をしなければならないのか、自ずと見えてくることでしょう。

旅行関連のwebライターの収入及び生活を一挙公開。成功までの道のりを解説
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