20代で海外移住。フリーライターで生活するおすすめステップを紹介
20代で海外移住。フリーライターで生活するおすすめステップを紹介

20代で海外移住を検討している人も昨今は非常に多くなりました。ここではWebや雑誌に記事を書くフリーライターで生活するおすすめの流れをステップごとにご紹介します。

年齢別の海外移住層。実は20代も多い!

年齢別の海外移住層。実は20代も多い!

外務省の統計によると、日本人の海外移住者数はおよそ134万人。これは海外転出届や在留届を出している人のみカウントしているので、それ以外の日本人も含めると、移住者はさらに多くいます。

一方で年齢別で見てみると、1番多いのは40代の28万人ですが、20代も16万人と決して少なくはありません。また、30代も含めると海外移住者数は40万人を超え、海外移住の若年層化が目立ちます。

>>海外在留邦人人数調査統計

20代で海外移住。現地では何の仕事をしている?

20代で海外移住。現地では何の仕事をしている?

一昔前までは海外移住者と言えば、日本本社から業務命令で海外転勤を命じられた駐在員や海外支店勤務者くらいでした。

しかし、昨今は状況が大きく変化しました。20代で海外現地で起業に成功させる人もいれば、バックパッカーで流れついた海外都市で現地採用で働く人。フリーランス・ノマドワーカーとして自由気ままに海外生活を楽しむ人など、海外移住の目的は本当にさまざまです。

海外移住者の多くは旅行会社・IT企業・製造業で働く

駐在員や本社採用以外の海外移住者は、自身で起業する以外は現地採用として日系企業で働くケースがほとんどとなります。現地日系企業と言えば、旅行会社・IT企業・製造業が最多となります。製造業は技術者であれば高給となりますが、そうでない場合は現地人の管理者や取引先折衝が主業務となります。

旅行会社はデスクワークと窓口が主業務となるので、自然とインターン生含む20代が多い印象です。給料は低いですが、特に募集条件はないため、会社の実務経験や資格のない20代が海外生活を実現させる近道と言えるでしょう。

20代で海外移住。充実した人生の獲得のためにフリーランスの道を模索してみては

20代で海外移住。充実した人生の獲得のためにフリーランスの道を模索してみては

20代で海外移住を希望している人は、上述したような旅行会社や一般企業に現地採用として働くことを考えているかもしれません。しかし、いずれも給料はそれほど高くなく、また福利厚生も充実しているとは言えません。

そのため、「海外移住は実現できたけど、毎日残業」、「給料が低くてろくに遊べないし日本への一時帰国も大変」のように、海外移住都市が牢獄となってしまう可能性もあります。

そこでおすすめしたいのが「フリーランス(自由業)として海外移住生活を実現する」ことです。2000年代以降は日本においてもフリーランスの増加が顕著で、政府調査では400万人以上が活躍しているとのこと。

20代フリーランスで実現する海外移住生活をステップごとに解説!

フリーランスで実現する海外移住生活をステップごとに解説!

現地採用で海外移住を果たす場合は、まずは就職活動をしなければなりません。しかし、フリーランスであれば自分の裁量ですべてを決めることができるので、案件さえ確保できれば明日にでも海外へ飛び立つことができます。

そこで、下記ではフリーランスで海外移住生活を実現させるための流れをステップごとに解説します。以下で紹介する流れに沿って進めてみると、想像以上に海外移住がうまくいくかもしれません。

おすすめは「フリーライター」。名刺があれば誰でも就業可能!

フリーランスの魅力は「パソコン1台でお金を稼げる」ことにあります。パソコンを使った仕事はエンジニアやグラフィックデザイナーなど多種に及びますし、コンサルティング業務なども昨今はzoomで行うようになり、フリーコンサルタントがどっと増えました。

その中でもおすすめしたいのが「フリーライター」です。特別なスキルや資格は必要なく、日本語をネイティブで書くことができ、名刺さえ作ればいますぐにでも仕事を請け負うことができます。

1.専門分野を決める。海外移住を強みにするのがおすすめ

1.専門ライターがおすすめ。海外移住を強みにするのがおすすめ

フリーライターとして活動する場合、まずは自分の専門を持つことが大切です。案件があればどんなジャンルでも請け負う姿勢はもちろん大切ですが、その中でも取り分け強みを持つ分野があれば、フリーライターとしての肩書をつくることができます。

手っ取り早いのは海外移住を強みにすることです。移住した都市・国の政治・経済・旅行・生活といった情報を提供する旅行ライターになるのがおすすめです。海外現地のリアルタイムの写真を撮影できる、という理由だけでも重宝されます。

2.海外現地の関連企業に自分を売り込む

2.現地の関連企業に自分を売り込む

海外移住が落ち着いたあとでかまいませんので、一度関連企業に名刺交換がてら挨拶に足を運ぶといいでしょう。関連企業は取引先となる出版社や旅行会社が主となります

。日本人が多く暮らす都市には、1社か2社現地在住日本人向けのフリーペーパーを発刊する出版社があるものです。うまくいけばフリーペーパーへの執筆案件を毎月請け負えるので、収入をあげたい人は積極的に自分を売り込むといいでしょう。

3.旅行会社・観光情報サイトに問い合わせをする

3.旅行会社・観光情報サイトに問い合わせをする

案件がまだ十分に獲得できていないうちは、自分から積極的に営業をかけなければなりません。とはいえ海外移住をしているため、直接会うことはできないので、zoomのようなオンライン会議システムを活用して打ち合わせをすることになります。

まずは旅行会社や観光情報サイトに問い合わせをして、自分が当該地域に在住していることを知ってもらいましょう。そのときに案件を受注できなくとも、時間を置いて記事依頼の相談が来るかもしれません。

全国の観光地域を回り写真を撮りだめておく

全国の観光地域を回り写真を撮りだめておく

記事案件を未だ受注していない時点から移住先の全国観光地域を回って、写真撮影取材をするのがおすすめです。現状、海外記事を求める企業が現地ライターに依頼する場合、ライターの多くは駐在員妻や現地採用者がアルバイトで引き受けていて、本業ライターはごく少数となります。

また、比較的時間を持て余している駐在員妻も、家庭があるため遠方地域への取材はできません。そのため、「全国の取材(撮影)が可能」のライターは実は非常に重宝されます。

一度旅行会社から現地情報の更新案件を受注したら、月10~20記事程度執筆することになります。全国を飛び回っている時間は途端になくなってしまいますので、今のうちに全国の観光地を回って写真を撮りためておくのがいいでしょう。

ビザの更新は早く。新型コロナ以降は法律が不規則に変わる

ビザの更新は早く。新型コロナ以降は法律が不規則に変わる

2020年の新型コロナ以降は、各国でビザの更新条件が不規則に変わっています。特に驚くのが法律の施行日が非常に早く、告知のあった翌週から開始されるなど、海外在住外国人の多くが当惑しています。

自分が暮らしている国のビザ取得条件が変わって更新ができなくなると、事実上その国に住むことはできなくなります。

また、1日でもビザの更新に間に合わないと、不法滞在となり空港で足止めを食らいますので、ビザに関しては常に最新の情報を入手し、前倒しで早めに更新をすることを強くおすすめします。

まとめ:20代で海外移住。安定した生活基盤を作る方法を考えよう

まとめ:20代で海外移住。安定した生活基盤を作る方法を考えよう

今回は20代の海外移住のすすめを解説しました。現地採用で移住を検討しているならば、収入面や生活の充実度を鑑みてフリーランスが断然おすすめです。

20代であれば10年くらい自分のやりたいことを続けられるので、その間に生活基盤を作り、安定したマネタイズを構築することができれば、本業のフリーライターとして末永く続けることができるはずです。

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