ライターになったけど仕事がない。そんな人のやるべきことを具体的に解説
ライターになったけど仕事がない。そんな人のやるべきことを具体的に解説

ライターに憧れて就職したけど、実際はなかなか案件を受注することができないでいる。そんな状況に陥っているライターも多いことでしょう。そこで、高単価の仕事を獲得するための方法をご案内。ライターに転身したばかり、もしくはコロナで仕事がなくなった、といった方も是非ご覧ください。

記事の需要は増えているが、仕事がないライターも増えている理由

記事の需要は増えているが、仕事がないライターも増えている理由

近年はどんなに小さな会社でもコーポレートサイトを持っていますし、ブログページでSEOコンテンツを日々更新しているところも多くあります。サービス業は今後対面販売が少なくなり、オンラインがメインになるともいわれています。

そのため、近年はWEBライティングの案件も増えてきているように思えますが、その一方で高単価や割のいい案件は、すでに十分な実績と経歴を持つベテランのライターがとっていき、「何十の会社に応募しても採用されない」といった仕事がないライターも多い様子がうかがえます。

コロナ禍により仕事がないライターも急増中

コロナ禍により仕事がないライターも急増中

2020年よりはじまった新型コロナウイルスにより事業の縮小を余儀なくされたサービス業が、まず最初に経費を削減するのが外注費用です。つまりライターもその枠に含まれていることになります。特に飲食・宿泊・エンタメ・観光業界にWEB記事を書いていたライターの多くは記事の依頼がなくなり、途方に暮れたのではないでしょうか。

ベテランのライターであれば、これまでの実績を背に別の業種の記事を書いて成形を立てることもそう難しくはありませんが、まだライターに就職して幾ばくも無い初心者にとっては、まさに青天の霹靂だったのではないでしょうか。

仕事がないライターも単価を落として受注すべきではない理由

仕事がないライターも単価を落として受注すべきではない理由

仕事がないライターの中には、「いままで文字単価2円で引き受けていたけど、1円の求人にも応募しようかな」と思い立つ人もいますが、これはおすすめではありません。文字単価2円から1円に引き下げることは、単純計算で労力は変わらず、収入が半分に減ってしまう行為となります。

上述したように、ライターの記事案件事態の需要は増えているため、しっかりと探せばいままでと変わらない文字単価で案件を受注することができるはずです。

仕事がない・収入に困っているライターはクラウドソーシングは使わない

仕事がない・収入に困っているライターはクラウドソーシングは使わない

仕事がない方や収入が減って困っているライターの中には、ココナラやクラウドワークス、ランサーズといった、いわゆる「クラウドソーシングサイト・マッチングサイト」を利用して案件を探す人も多くいるこでしょう。しかし、こちらも同様におすすめすることはできません。余程手が空いて時間を持て余しているのであれば、趣味がてら請け負ってもいいですが、クラウドソーシングで安定した仕事を見つけるのは非常に困難です。

また、クラウドソーシングサイトでは、受注者は運営側に手数料として20~25%を支払わなければなりません。受注金額が高額になると手数料も減っていきますが、ライターが一社から請け負う受注金額は10万円以下となることがほとんどなので、手数料は最も高い枠となります。20~25%の手数料は収入の5分1~4分1となるので、決して安くはありません。ライターを本業にするならば、クラウドソーシングは極力使わないようにするのがおすすめです。

記事以外の付加価値をつけることで高単価の案件を容易く受注できる

記事以外の付加価値をつけることで高単価の案件を容易く受注できる

WEBライターに記事を依頼する企業は、自社でコンテンツマーケティングを実施しています。そのため、WEB記事の更新以外にも、下記のようなマーケティングを施策しているものと考えられます。

  • FacebookやInstagramへの投稿
  • 関連サイトに被リンクやバナーの依頼
  • SEO対策業者へSEO分析やキーワードの抽出依頼

もし、ライターが上記のいずれかを記事作成と同時に引き受けることができれば、ベテランライターを差し置いて採用される確率がぐっと高くなりますし、報酬の大きな増額も見込むことができます。

ライターと親和性が高く労力がかからない案件を選ぼう

上述したWEBマーケティングはいずれもライターと親和性が非常に高い業務内容といえます。FacebookやInstagramの更新を代行すれば、月3~5万円は追加報酬をもらえるでしょう。いまはFacebookもInstagramもメタの運営するビジネスページで一元管理することができ、1か月分の記事や写真をまとめて取り込んで、公開日時を設定することも可能です。

また、今後は各企業はSEO対策に予算を注ぎこむことが想定されるため、ライター自身もSEO対策の知識を身につけることで、「検索順位が上がる記事コンテンツを書きます」、「無料で検索ボリュームのある記事キーワードを抽出します」といった付加価値をつけることができるでしょう。

依頼主は自力で探す。仕事がないライターの案件受注方法を紹介!

依頼主は自力で探す。仕事がないライターの案件受注方法を紹介!

仕事がないライターは、ついつい上述したクラウドソーシングを利用したり、受注単価を下げてしまいがちです。しかし、ライターが1日で書ける文字量はせいぜい6000~1万文字で、記事数にすると2~3記事程度。労力が変わらずに収入だけが目減りする方法はできるだけ避けたいところです。

ネットサーフィンが基本。企業に営業をかけよう

仕事がないライターが案件を見つける場合、基本となるのはネットサーフィンです。これはベテランでも同じ。紙媒体の場合は書店に立ち寄り裏表紙に記載されている出版元と編集プロダクションのメモを取り、後日連絡して自分を売り込みます。

WEBの場合はデスクワークで済むので非常に楽です。自分が書きたい業種、あるいは実績がある業界のキーワードに「ライター・募集・求人・SEO対策」などと検索をかければ、企業のコーポレートサイトがヒットします。おそらくほとんどの企業はすでに募集を打ち切っているでしょうが、関係なく問い合わせページから自身を売り込むメッセージを送りましょう。

ライター募集していないサイトに問い合わせをするのはあり?

ライター募集していないサイトに問い合わせをするのはあり?

「このサイト(企業)に記事を書きたいけれど、ライター募集をしていない」といった場合も問い合わせをしてみる価値はあるのでしょうか。

まず、同サイトの中身を確認して、日ごろから記事を更新しているようであれば、SEO対策を講じているため、問い合わせをして「自分も力になれる」ことをアピールする価値は大いにあります。

一方で、記事の更新はあまりない場合でも、ネット集客を手掛けている様子があれば、企業が単にSEO対策を知らないだけの可能性があります。その場合は「SEO対策業者に依頼するよりもだいぶ安くSEO分析+記事更新を引き受けます」と売り込むことにより、相手企業はライターにSEO対策を依存してくれるかもしれません。

基本的に企業のサイトでライターを募集しているか否かはあまり重要ではありません。大切なのは「売り込み方」です。

しっかりとポートフォリオは作っておく。提案するべきことも1社毎に確認を

企業に問い合わせメールを送る際は事前にしっかりとポートフォリオは作っておくのようにしましょう。問い合わせページの中には資料を添付できない場合もあります。その際は、いくつかページを回ってみて、Emailアドレスが記載されているかを確認するといいでしょう。

また、問い合わせメッセージはテンプレを作って送るのではなく、1社ずつしっかりとサイト内をリサーチしてSEO対策やコンテンツ(更新されているWEB記事)を調査して、サイトに不足している点を洗い、その課題を自分を雇うことで解決できるという旨を文章に盛り込むといいでしょう。

旅行ライターは2022年以降の人気職種に

新型コロナの影響を強く受け、大部分の旅行ライターは案件がなくなってしまいました。しかし、2022年以降は国内・海外旅行ともに回復の兆しをみせ、各旅行会社及び観光情報サイト(予約サイトなど)は、相次いで予算をSEO対策のために次ぎこんでいる様子が見受けられます。

2022年から2023年以降は、旅行記事案件の需要が急増することが予想されるため、現在仕事がないライターは、場合によっては旅行ライターを目指してみるのもありかもしれません。

仕事がないライターも目先の利益にとらわれないで

仕事がないライターも目先の利益にとらわれないで

仕事がないと途方に暮れているライターも、急いで案件を安請け合いするのではなく、最後の最後までしっかりと吟味して依頼主となる企業を選ぶことが大切です。「このサイトに記事を書けば成果を出せる」と思うサイト・企業には、積極的にアプローチをするといいでしょう。

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