フィリピンの便利アプリ

日本から約4時間半で行ける南国・フィリピン。そんなフィリピンは、実はインターネットの普及率が高く、SNSの普及率は71%と日本の61%を上回っているんです。

特にFacebookは東南アジア一の利用率を誇り、FacebookのMessengerの利用率も89%と、連絡手段としてMessengerを使う人が大半。

では、その他にはどんなアプリがフィリピンでは使われているんでしょうか?フィリピン在住者だからこそ分かる、日本人には馴染みがないけど便利なアプリを5選、ご紹介します。

⒈Grab(グラブ)

Grab

フィリピンでの生活に一番欠かせないアプリといえば、配車サービスの『Grab』。

以前は米Uber(ウーバー)も使われていましたが、2018年にGrabがUberの東南アジア事業を買収したことから一本化しました。

海外旅行でタクシーを利用する場合、言葉の壁にぶつかる事はありますよね。フィリピンは公用語が英語の国ですが、母国語ではない為、通じにくい事も多々あります。

また、だいぶ治安は良くなってきていますが、通常のタクシーに乗ると「お金を持っている外国人」と見られてぼったくられてしまう事も…。

けれどGrabを使用すれば、行き先を伝えたり料金を支払ったりというコミュニケーションが全てアプリ内で完結するため、ストレスフリー。また、料金も事
前に表示されて承諾した以上を払う必要がないので安心です。

アプリをダウンロードしたら個人情報と支払い方法を登録。ピックアップ地点と行き先を入力すると、車の種類ごとの料金が表示されます。

Grabアプリ画面1

種類は通常のセダンの『4Seater』、人数が多い時や空港からスーツケースを乗せるなど、荷物の多いときに便利な大きい車種の『6seater』。

Grabアプリ画面2

行き先が同じ方向の人を見つける乗り合いの『Share』にすると、到着には時間が少し掛かりますが、その分乗車料金が格安になったりと使い方は色々。

現在はチャイルドシートが付いた『GrabFamily』や、ペットも乗せられる『GrabPet』サービスなど、ますます便利に進化していっています。

車種を選択して予約すればドライバーを探し出してくれ、見つかると到着までの時間と道筋、車の車種名・ナンバーがアプリに表示されるので、あとはその情報に従って待ち、乗車するだけ!

行き先はすでにアプリ上でドライバーに伝わっているため、改めて伝える必要はありません。クレジットカードを登録しておけば、乗車後にアプリ上で決済が行われるため、到着したら降りるだけです。

利用する度にポイントが貯まり、そのポイント数に応じて乗車料金やレストランでの割引きを受けることが出来るのも嬉しいポイント。

また、最近は配車サービスだけではなくフードデリバリー『Grab Food』にも力を入れており、その他にも宅配便やモバイル決済、金融サービスなど、消費者が重視する本質的なサービスを提供しています。

Grabアプリインストール画面

Grab APP画面
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⒉Zomato(ゾマート)

zomato

フィリピンでレストランを検索する際に欠かせないサイトと言えば、フィリピン版の食べログ、Zomato。インドに本社があり、利用者は世界中の1万以上の都市に…!

フィリピンではホームページを持たない飲食店が多い為、事前に口コミやメニューなどを確認したい時、こちらのアプリを入れておくと便利。

zomatoアプリ画面1

お店のメニューや雰囲気など、多数の写真が口コミと共に投稿されていて、チェックすることが出来ます。平均客単価や、お酒がある店ではビール一杯いくら…という情報も。

zomatoアプリ画面2

また、口コミによるレートが表示されており、最高得点が「5」なので、4以上ならば失敗は中々ないかな…という印象。ただし口コミは現地のフィリピン人がしている事が大半。

もし日本食レストランの場合は、いくらレート・口コミが良くても、味が本格的な日本の味ではなく、フィリピン人向けの味…という事もあるので、その点だけはご注意を。

zomatoアプリ画面3

また、アプリを通すと予約をする事も可能。お店に電話して予約するには電話番号が必要ですし、言語が心配という方にも安心のサービスです。

Zomatoアプリインストール画面

zomato APP画面
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⒊food panda(フードパンダ)

foodpanda

フィリピンは日本と比べて、出前文化!デリバリーを取る人が多く、デリバリーのバイクが走っているのを、よく街中でも見かけます。

先ほどご紹介した配車アプリの『Grab』も『GrabFood』に力を入れ始めて人気が出てきていますが、取り扱い店舗が断然多い老舗のデリバリーと言えば、パンダのアイコンが目印の『foodpanda』。

foodpandaロゴ

本社はベルリンにあり、2014年にフィリピンに上陸しました。フィリピンだけではなく、他の東南アジアの国々を中心に世界で利用されています。デリバリーフィーは店舗によりますが、49ペソ(約102円)〜と格安!

foodpandaアプリ画面

アプリに現在地情報を提示してから、検索したいレストラン名を入力すると配達時間の目安なども表示してくれます。

オーダーを確定させたら支払い方法を選択。クレジットカードまたはデビットカード、Paypalもしくは配達時に支払いの現金から選べます。現金の場合は事前にいくらで支払うかを入力し、お釣りを準備してもらいましょう。

ハンバーガーやピザなどのがっつり系はもちろんのこと、ヘルシーなサラダ系やタイやベトナムなどのアジアン料理、サムギョプサルなどの韓国料理から寿司などの日本食、パンケーキ・タピオカミルクティーなどといったスイーツまで、実に様々なものがデリバリー可能なんです。

フィリピンのマニラやセブシティなどは渋滞もひどく、目的地まで行くことが困難な事もしばしば。その中でバイクや自転車でデリバリーしてくれるのは大助かり。

また、今日は家やホテルから出たくない…なんて気分の時も、オーダーから30分〜1時間ほどで持ってきてくれるので、非常に便利です。到着したらレセプションかロビーに降りて受け取るだけ!

foodpandaアプリインストール画面

foodpanda APP画面
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⒋MetroMart(メトロ・マート)

metromart

商品宅配サービス『Metromart』、コンセプトは「あなたの代わりに買い物します」。

急ぎで必要なものであったり、料理をしたいけど材料がない、でも買い物に行くのが面倒…そんな時、ネット注文は便利ですよね。この『Metromart』は、注文確定から最短90分ほどでスタッフが玄関先に商品を届けてくれるんです。

metromartアプリ画面1

このサービスを利用すれば、買い出しのたびに渋滞の心配をする必要なし。現在はマニラ首都圏全域とその周辺のみでサービスを展開中です。自宅以外にホテルへの配達も可能で、スーパーや薬局など、計37の店舗が出店しています。

商品代金の他に、「Delivery fee(配送料)」と、「Shopping fee(買い物費)」がかかりますが、買い物をする商品の値段は、そのままの価格です。

zomatoアプリ画面2

「Delivery fee」は基本配送料の事で、約40〜80ペソ (約84〜168円) 程。一定以上の金額購入により、無料になる店舗もあります。

「Shopping fee」は買い物代行費用で、大体80〜100ペソ (約168〜210円) 。時間帯や重さにより異なることがあります。

届け先によって選択できるお店一覧が出てきますので、好きなお店で商品一覧を見ながら購入したい商品をカートに入れていきます。配達先の詳細と配達希望時間を入力し、支払い情報と共に登録。

支払い方法は現金・クレジットカード・デビットカードなどから選択可能で、もし注文した商品の在庫がない場合は電話かテキストで連絡をもらえます(こちらも連絡方法を選択できます)。

全ての情報を入力したら「Checkout」を押して到着を待つだけ!アプリ上に配達状況が表示されます。

オススメはフィリピンのコストコと名高い『S&R』。通常は会員でなければ店内での買い物は出来ませんが、Metromartでは”Privilege Fee(会員費用)” として合計商品金額の5%を支払えば可能。大容量でお得な商品がたくさんあります。

お気に入りのお店が見つかったり、フィリピンではどんな物が売っているのか?などと各お店の商品を見てみたり、またはお土産や自宅用にフィリピンのビールなど重いものを大量に購入したり…部屋まで運んでくれるので非常に便利で助かります。

Metromartアプリインストール画面

metromart  APP画面
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⒌Zennya(ゼンヤ)

zennya

フィリピンと言えば、本格的なマッサージが格安で受けれる事で有名。通常はマッサージといえばお店に出向いて施術を受けますよね。

けれど、この『Zennya』は「ボタンをクリックするだけで、30分以内に、5つ星スパのサービスを体験」をコンセプトとしている、デリバリー型のマッサージ。

zennyaアプリ画面1

部屋に呼ぶなんて怖いのではないか…?と思う方もいると思いますが、こちらのセラピストはフィリピンの保健局、または技術教育および技能開発当局の認定を受ける必要があり、身分証明書や警察などの関連文書を提出する必要がある為、身元も明らかで安全が担保されています。

疲れたからマッサージを受けたいけれどお店まで行くのは面倒、またはマッサージを受けたらそのままベッドで寝てしまいたい…などという人にもピッタリのサービスです。

アプリに登録すると、『Swedish Aromatherapy・Swedish Therapeutic・Hand&Foot Care・Shiatsu・Thai Foot Massage・Foot Scrub』と多数のマッサージから好きなものをマッサージのタイプを選ぶことが出来ます。

マッサージの内容がイラストと共に分かりやすく説明されており(英語)、値段も記載されています。

参考に、人気のオイルマッサージである『Swedish Aromatherapy』の場合、60分400ペソ(約840円)、90分550ペソ(約1,155円)、120分700ペソ(約1,470円)です。

この価格は都心部 (マニラ)で他のマッサージ店で受ける金額の、平均的な価格。そんな値段で家まで来てくれるなんてお得…!

支払い方法は現金には対応しておらず、クレジット/デビットカードでの支払いのみ。またはPaypalを利用して、お店にカード情報がわからないように決済する方法もあります。

全てを入力したら「BOOK」ボタンを押して「CONFIRM」ボタンで確定です。サービス提供可能なセラピストを配車アプリの様に探してくれ、見つかれば到着までの時間や現在地を地図上で示してくれます。

到着までの時間がわかるので、それに合わせてシャワーを浴び、タオルを準備したらあとは待つだけ!セラピストによってはリラックスミュージックを流してくれたり、(もちろん自分で流すのも可能) まるでマッサージ店で受けているかの様な感覚。

終わったら家に帰る必要などなく、そのまま眠りにつく事ができるなんて、セレブな感じですよね。

終了後にアプリを開くとセラピストの5段階評価をお願いされるので、評価と共に、あればコメントも入力。その後にチップを「0 (なし) 〜200ペソ」の中から選びます。

通常のマッサージ店では終了時またはお会計時にチップを手渡ししますが、日本人はチップに慣れていないので戸惑ってしまいがち。けれど、この様に後からゆっくり選べるのは安心です。

そして翌日、領収書が登録したメールあてに届きます。

Zennyaアプリインストール画面

zennya APP画面
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フィリピンに住んでいると、他の在住の日本人や同僚のフィリピン人から、よく使う便利なアプリを教えてもらったりします。

なんでもかんでもダウンロードすると大変な事になってしまうので、気になればまずサービス内容や口コミを調べてみる。その上で自分の生活上必要か?を考えた上でアプリを落とす様にしています。

その中でも上記5点は生活上必須になっているアプリ!旅行や滞在時に便利なので、フィリピンにいらしたら、ぜひ試しに利用してみて下さいね。


 

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