ベトナムに海外移住のすすめ。生活費や移住のポイント・留意点
ベトナムに海外移住のすすめ。生活費や移住のポイント・留意点

近年海外移住をする若い人が増えていますが、それと同時に「イメージと違った」、「仕事が見つからない」といった障害も多く、帰国を余儀なくされる人も少なくありません。

そこで、初めての海外移住におすすめしたいのが「ベトナム」です。今回はフリーランス・個人事業主を望む人が、ベトナムで海外移住を成功させるポイントや留意点をご紹介します。

初めて海外移住をする上で押さえるべきポイント

初めて海外移住をする上で押さえるべきポイント

初めて海外移住をする場合は、生活費(収入)に余裕がある人でない限り、まずは日本よりも物価の安いアジア圏がおすすめとなります。また、その他にも下記を条件に最初は海外移住先を見つけてみてはいかがでしょうか。

  • 治安がいい
    治安が良い国と聞くと、ヨーロッパのような先進国をイメージする人が多いかもしれませんが、実際はアジア圏の方が凶悪事件に巻き込まれる確率はずっと低いです。
  • 経済が安定している
    南米や一部西洋諸国は経済と政治が不安定となり、特に近年はロシア・ウクライナ問題から過度なインフレが続いています。一方でアジアは食料資源国が多く、またドルの信頼度が手厚いため、為替による物価高もそれほど見られません。
  • すぐに帰国できる
    何かしら日本で有事が発生した際は、すぐに帰国できる近場の国を最初は選ぶべきと言えます。6時間から9時間ほどの距離で結ばれている国であれば、当日中に帰国することができるので、日本にいる身内も安心するのではないでしょうか。

その他の海外移住先の選び方

海外移住に近年ベトナムが人気の理由

海外移住に近年ベトナムが人気の理由

近年海外移住者の中で若年層が非常に増加している背景として、「海外現地で起業をしたい」、「仕事をしながらセカンドライフを満喫したい」という人が多いことが挙げられます。

そんな中、ベトナムが昨今の海外移住先として人気が高まっていますが、その理由は下記によるものとなります。

  • ベトナムは治安がよく政治経済が安定している
    ベトナムは社会主義国ではありますが、政治は安定しており、経済も上り調子に推移しています。スリやひったくりといった金銭が絡む犯罪は多発するものの、凶悪事件や銃の発砲件数などは日本と比べてもあまり変わりありません。
  • 6時間で日本に帰国することができる
    日本とベトナムは空路でおよそ6時間となります。突然帰国することになっても、当日中に帰ることができます。

物価は安いが安定した生活をするには収入が必要

物価は安いが安定した生活をするには収入が必要

ベトナムを含むアジア圏であれば、相対的に日本よりもあらゆる物価が安いため、日本で暮らす同程度の収入を維持することができれば、比較的豊かな生活ができるでしょう。

しかし、日本人が海外で生活をする場合は、想像以上に生活費がかかるものです。日本料理店の食事や安全な食材の購入、子供の学費などは日本で暮らすよりも数倍かかってしまいますので、現地人よりも高い水準で生活を望む場合は、相応に安定した収入が必要となってきます。

フリーランス・個人事業主が海外移住先にベトナムを選ぶ理由

フリーランス・個人事業主が海外移住先にベトナムを選ぶ理由

ここ数年でベトナムへ移住するフリーランスや個人事業主は確実に増えていますが、それは上記で挙げた理由以外にも「現地の働きやすさ」もあります。

ベトナムは起業が容易

ベトナムは、日本や他の国と比べると起業が非常に容易となります。少額資金で会社を設立することができ、また、小規模事業所であれば税金も高くありません。

ベトナムでは日系企業への営業だけでも事業が成り立つ

ベトナムには多数の日系企業が進出しており、製造業、IT、広告出版、メーカーとあらゆる業界がハノイやホーチミンといった都心に集中しています。中小の事業所も含めると、2千社以上の日系企業が点在していますので、現地日系企業だけを相手に事業を立ち上げたとしても、十分売上が成立することもベトナムの魅力として挙げられます。

フリーランスがベトナム移住を成功させるポイント

フリーランスがベトナム移住を成功させるポイント

ベトナムは物価が安い反面は毎年インフレしているほか、円安時にはそれほど物価安の恩恵を実感できなくなります。そのため、フリーランスであっても毎年しっかりと収入が向上していく仕組みを今のうちから考えるべきと言うことができます。

信頼できるベトナム人を見つける

ベトナムに限らず、東南アジアでフリーランスや個人事業主として成功するためには、信頼できる現地人を見つけることが肝要です。仮に仕事でベトナム人やベトナム企業と絡むことがなくとも、日々の生活において、必ず自分たちだけではどうにもならないことがあります。

また、フリーランスの中にはベトナム現地で法人格を持つ人もいます。しかし、日本人が起業すると外資系の並びになってしまうため各種税金が高くつきます。そこで、ベトナムでは信頼できるベトナム人に名義を借りて、ベトナム系企業として事業運営する方法が一般的です。

日本と変わらない生活をしようとは考えない

自分の意思でベトナムに海外移住をするのだから、「現地でも毎日日本食を食べたい」、「日本のテレビを見たい」、「せっかくだから子供をインターナショナルスクールに入れたい」、「バイクは怖いから車を持ちたい」といった願望はあまり持つべきではないかもしれません。

もちろん経済的に自立できるのであればいいのですが、ベトナムでは日本食店はベトナムの大衆食堂と比べて3倍以上高いですし、インターナショナルスクールは小学校の時点から年間150~300万円ほどかかります。車も近年は税制が優遇されるようになり、ある程度安くなりましたが、それでも10年落ちの中古車でも150万~300万円ほどします。

ベトナムの物価安の恩恵は、あくまでもベトナム人と肩を並べる生活をしたときの話であることを覚えておくといいでしょう。

基本原則は日本の企業との取引で収入を安定させる

基本原則は日本の企業との取引で収入を安定させる

ベトナムに海外移住を検討しているフリーランスの多くは、既に日本にある会社と取引をしていて、その収入をもってしてベトナムに移住・生活を考えています。そして、ゆくゆくはベトナム市場でも事業ができれば、という算段かと思いますが、ここで重要なのは、「基本的な収入は日本にある会社で得る」ことです。

ベトナムは良くも悪くも経済成長中の国であり、進出する企業と同じ数だけ撤退する企業もあります。これまで取引していた企業が突然「来月に会社を閉めることになった」というのも普通です。そのため、安定した収入確保が課題のフリーランスは、まずは日本の地場企業で足場を固めるのが、ベトナム海外移住を成功させるセオリーの1つとなるでしょう。

Webライター&エンジニアはベトナム国内で事業拡大の余地がある

Webライター&エンジニアはベトナム国内で事業拡大の余地がある

SEOを熟知したWebライターや、ホームページ制作のできるエンジニアはベトナム国内でも事業を拡大することができます。ベトナムではまだまだ優秀なエンジニアが少なく、きちんとしたホームページ制作を依頼するに当たり、トラブルが多発しています。

また、Webライターに関しても、SEO対策を熟知していれば、企業だけではなくレストランやホテルなどサービス業全般に営業をかけることができます。ベトナムは年間70万人以上(新型コロナ前)の日本人が訪れる有数の観光都市ですので、旅行会社と契約すれば、観光地を回りながら仕事をする「トラベルライター」になることも夢ではありません。

ベトナムは初めての海外移住先におすすめ!

ベトナムは初めての海外移住先におすすめ!

今回はフリーランスや個人事業主が海外移住先を探すに当たって、ベトナムがおすすめの理由をご紹介しました。これまで海外には旅行でしか行ったことがない方や、漠然とした不安を抱えている方は、ベトナムが移住先としておすすめです。是非検討してみてください。

ベトナムに海外移住のすすめ。生活費や移住のポイント・留意点
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