旅行・トラベルライターで成功させるための7つのポイント
旅行・トラベルライターで成功させるための7つのポイント

旅行記事を専門に書く「トラベルライター」は2010年頃より徐々に認知度が上がり、とりわけフリーランスのノマドワーカーの憧れの働き方、及びライフスタイルの1つとされています。

しかし、トラベルライターに就きたい人の多くが抱える不安が「生活と収入と将来性」です。そこで、ここではトラベルライターで末永く成功するポイントをまとめてご紹介します。

漠然とした不安を解消!トラベルライター歴10年以上のベテランが回答

漠然とした不安を解消!トラベルライター歴10年以上のベテランが回答

すでにフリーランスや個人事業主として生計を立てている人ならば、トラベルライターの仕事をはじめるための抵抗というのはほとんどないことでしょう。しかし、これまで会社員だった人が企業という後ろ盾を捨ててフリーライターの道を進むとなると、下記のような不安が付きまといます。

・毎月生活できるほど安定した収入は得られるのか
・将来性はあるのか。長く定年まで続けられる仕事か

上記の問題を拭うことができれば、トラベルライターという職種として、一種の成功と言えるのではないでしょうか。

ここで解説するポイントを押さえてトラベルライターとして活動してみてください。トラベルライターをきちんとした1つの職種としてとらえることができれば、必ず成功することができるはずです。

1.トラベルライターに必要な備品にはしっかりと投資をする

1.トラベルライターに必要な備品にはしっかりと投資をする

トラベルライターで成功するためには、下記備品に関しては必ず質の高いものを用意してください。

・パソコン(できれば2台)
・一眼レフカメラorミラーレス
・カメラのレンズ

トラベルライターでは、山岳地帯や潮の香る海の街に行くことが多いですが、ノートパソコンをリュックに入れて長時間歩くようなラフな使い方をするので、壊れる頻度も高めです。

そのため、外に持ち歩くパソコンは低スペックで構いませんが、自宅で作業するパソコンはPhotoshopも使用するため、ある程度のスペックが要求されます。場合によっては動画編集をすることもあるかもしれませんので、CPU core i5 以上、RAM8G、SSD256G以上は最低でも確保してください。また、ドロップボックスのようなクラウドストレージも顧客データや写真の保管に必要ですので、有料会員に入る必要があります。

カメラは昨今はスマホ内蔵カメラも画質はよくなっていますが、解像度を決めるイメージセンサーが小さいため、スマホで撮影した写真は雑誌では使えません。一眼レフかミラーレスを用意するとともに、レンズも広角・ズーム・単焦点の3つは最低限揃えてください。

2.トラベルライターの最初の3年はポートフォリオを作るための仕事をする

2.トラベルライターの最初の3年はポートフォリオを作るための仕事をする

トラベルライターの名刺を作れば、その日から旅行専門ライターとして仕事を請け負うことができます。しかし、最初は実績がありませんので、報酬の高い案件を請け負うことはまずできません。

そのため、最初の3年はキャリアづくりと割り切ってみるといいでしょう。トラベルライターは案件に応募する際は履歴書や職務経歴書は提出しない代わりに、ポートフォリオを送付します。ポートフォリオにはトラベルライターとしての実績をA4で1~2枚程度でまとめます。この旅行案件以外の実績を含めるのももちろん可能ですが、応募する相手が旅行会社であれば、やはり旅行に特化したポートフォリオを作るべきと言えます。

3.トラベルライターとしての「今」の仕事と「10年後」の仕事を分ける

3.トラベルライターとしての「今」の仕事と「10年後」の仕事を分ける

トラベルライターとしての「今」の仕事は、取引先から案件を受注して報酬を得ることです。しかし、記事の執筆は他人に委ねることはできませんし、年を取ってからもずっと書き続けることができるとは言い切れません。

そのため、今の仕事で生活を安定させつつ、10年後、20年後の将来に向けた仕事も並行して行うことが絶対におすすめです。「ブログの開設」、「旅行サイトの運営」など、トラベルライターの日々の業務に関連する仕事がいいでしょう。ポイントとなるのは、「どのように収益化するのかを事前に決める」ことです。自分の日々更新するブログがどんなに人気になっても、収益化する方法がなければ報酬はゼロです。アフィリエイトで稼ぐのか、旅行会社と提携して広告料をもらうのか、予約のコミッション契約を結ぶのか、など収益化の方法はいくらでも思いつけるはずです。

4.トラベルライターは記事制作だけが仕事じゃない。親和性の高い案件を取り込む

4.トラベルライターは記事制作だけが仕事じゃない。親和性の高い案件を取り込む

世界で活躍しているトラベルsiライターの多くは記事の執筆だけで生計を立てているわけではありません。海外在住であれば、その国の政治経済生活情報を提供したり、市場調査会社から現地調査の依頼や翻訳を請け負ったりしています。

また、トラベルライターと言えば書籍や旅行雑誌の執筆依頼が多いイメージがあるかもしれませんが、実際に1年に数回程度ですし、仮に雑誌の連載を抱えていたとしても、雑誌だけで得られる月の収入は、生活費のせいぜい5~10分1程度と考えるのが無難です。IT時代である昨今は、WEBによる収入が大半を占めることは覚えておくといいでしょう。

5.海外在住トラベルライターは1つの国に絞る方がおすすめ

5.海外在住トラベルライターは1つの国に絞る方がおすすめ

トラベルライターを志望する人の中には、「世界中を旅しながら記事を書くのが夢」という人もいます。しかし、現実的には自分の居住している国の観光都市を回るのが生活のメインとなってしまいます。なぜなら、旅行記事を求める企業担当者は、「その国に根付いて生活している人」を求める傾向にあるからです。

もし世界を歩きながらトラベルライターとして活躍したいのであれば、記事を買ってくれる依頼主を複数社見つけた上で出かけるといいでしょう。ただし、既婚者は子供の学校もあるため、1つの国に留まる方が賢明といえるかもしれません。

6.生活・報酬が安定しているうちに投資をする

6.生活・報酬が安定しているうちに投資をする

フリーランスや個人事業主のよくある失敗例の1つが、仕事が軌道に乗って生活と報酬が安定しているときに、将来を見据えて事業に投資をしないことです。生活が不安定に陥ると、節約に走り投資どころではなくなります。そのため、生活が安定しているうちに、毎月の収入の一部を新規事業に投資するように心がけてください。

7.既婚者・子持ちトラベルライターが成功するポイント

7.既婚者・子持ちトラベルライターが成功するポイント

既婚者や子持ちのトラベルライターの場合は、プライベートにも配慮が必要です。取材のために年中出かけて配偶者や子供を放ったらかしにはできませんね。

トラベルライターとしての実務が安定してくれば、取材は2か月に1度くらいのペースでも問題ありません。取材時は10日間程度かけて複数都市を回り、写真を撮りだめすることによって、取材頻度を減らすことができます。

トラベルライターの醍醐味。仕事で家族旅行ができる

場合によっては配偶者や子供と一緒に取材がてら旅行を楽しむこともできます。海外のホテルは一室料金となりますし、移動費用も安いです。費用がかさむのは実質食費程度です。

トラベルライターが絶対に覚えておくべきポイント

トラベルライターが絶対に覚えておくべきポイント

昨今は新型コロナのため旅行案件は低迷していますが、それでもコロナが落ち着いた後は、再び旅行需要は上昇基調となるでしょう。WEBによる集客が必要である限り、旅行記事の需要はなくなりません。そのため、生活費を稼ぐくらいであれば、それほどの労力と時間をかけずに達成することもできるでしょう。

ただし、重要となるのは数十年後を見据えた行動を現時点からできるかどうかです。上述したように、自分でWEBサイトを運営するなど、クライアントに縛られないマネタイズを考えることができる人が、トラベルライターとして成功を収めることができるでしょう。

旅行・トラベルライターで成功させるための7つのポイント
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