新型コロナを契機に、「リモートワーク・テレワーク」といった新しいビジネススタイルが確立されつつあります。フルリモート社員の中には既に海外生活を試みている人もいます。

そこで、ここではリモートワークで海外生活を実現する方法や、現地で収入を得るためのおすすめの副業をご紹介します。

新型コロナにより働き方に大きな変化が

新型コロナにより働き方に大きな変化が

新型コロナを皮切りに、日本を含む世界全体でビジネススタイルに大きな変化が訪れました。

2022年に入ると日本も新型コロナの波は徐々に小さくなってきたかのように思えますが、それでもいまだ多くの企業がリモートワーク(テレワーク)を続行しています。

新型コロナ後は2つの会社に分かれる

新型コロナが落ち着いた2023年以降は、大きく分けて「リモートワークを続ける会社」と「コロナ以前のビジネススタイルに戻す会社」に二極化されると言われています。

ちなみに日本以外の先進国を見てみると、アメリカをはじめ、ドイツやイタリアは既に50%以上の会社員がリモートワークとなっており、IT企業を中心に今後もリモートワークの職種は増える傾向にあります。

日本は昔ながらの会社が多いですが、それでもベンチャー企業の中には、すでにフルリモート、もしくは月1回程度の出社のみのところも増えてきます。

今後は会社への出社義務の有無や頻度なども、転職者が会社を決める基準になると言われています。

リモートワークで海外生活は可能か

リモートワークで海外生活は可能か

リモートワークで海外生活を実践してみることは実際可能なのでしょうか。実は既にリモートワークにより、都市圏から脱出するサラリーマンが増えるドーナッツ化現象が起きており、今後は都内を中心にオフィスの供給過多が危惧されるほどです。

都内より生活の場を田舎に移すサラリーマンが多くなる一方、海外に目を向ける若い20代30代世代も増えてきました。

リモートワークで海外生活ができる条件

一般の会社員がリモートワークで海外生活を実践したい場合、以下の条件が基本的に必要となります。

・会社への出社義務がない
・会社から理解を得られる
・ほとんどの仕事において自分の代わりがいる

上記の条件を満たしているのであれば、業界・職種問わず海外生活が可能となります。

海外生活と言うと大それたことのように思えますが、日本の遠隔地に住むのと条件自体は対して変わりありませんので、すでに田舎に身を移している、と言う人はいますぐにでも海外生活を実現することができるはずです。

リモートワークで海外生活をするための準備

リモートワークで海外生活をするための準備

リモートワーク社員が海外生活をするといっても、基本的には中長期の旅行と準備は変わりません。

スーツケースに数日分の衣類と現金・カードを持っていけば、海外のどこにでも暮らすことができます。

また、現地の保険はクレジットカード付帯の海外旅行保険を使うことができます。大抵のクレジットカードは自動付帯となっているので、余計な手続きの必要なく利用することができます。注意点としては、カード付帯の保険は事後払いとなるので、現地でかかる医療費は自己負担しなければならなく、日本に帰国後に還付の手続きをすることになります。

余計な手続きは必要なし。すぐに始められる海外生活

リモートワーク社員が海外に生活の拠点を築くにあたっての魅力は「必要な書類手続きが不要」であることです。

海外移住の場合は住民票を抜いたり国民年金の加入手続きをしたり、また海外現地の大使館で在留届を出す必要がありますが、リモートワーク社員にはそれらは一切不要となります。

リモートワーク社員が選ぶ海外の国・都市

リモートワーク社員が選ぶ海外の国・都市

リモートワーク社員が海外生活を実践したい場合、まずは海外の国・都市を選ぶことになります。単純に好きな国を選んでもいいのですが、あくまでも会社員であるため、下記の条件はおそらく必須となるでしょう。

・会社からの出社要請があったらその日のうちに日本に帰国できる
・飛行機は毎日複数便就航している
・オンライン会議システムを使える十分なネット速度を確保できる

欧米や東南アジアの少しニッチな国・都市では、日本行きの飛行機が毎日就航しているとは限りません。会社から出社命令がでたときに、慌てて航空券を手配する際に「次の便は来週だ」となる可能性もあります。

2022年以降は東南アジアがおすすめの理由

2022年初頭より米国の利上げ、及びロシアウクライナ問題が勃発し、世界全体がインフレーションとなり、さらに日本は米国の利上げを起因として歴史的な円安に見舞われています。

2021年と比べると30%以上円の価値が下落しているため、アメリカやヨーロッパに拠点を移す場合は、かなり現地の物価が高い印象を受けるはずです。

そのため、2022年以降円安が落ち着くまでの間は、相対的に物価の安い東南アジアがおすすめとなります。

リモートワーク社員は副業で海外生活費を稼ぐ

リモートワーク社員は副業で海外生活費を稼ぐ

海外生活となると、たとえ物価の安いアジアであっても、それなりに生活費がかかります。また、リモートワーク社員の多くは時間を持て余しており、1日のうち数時間程度を副業にあてる分には会社にもバレる心配はありません。

しかし、海外現地でアルバイトを探すとなると、時給は現地水準となるので、割のいい仕事を見つけるのは困難です。

毎月安定した収入を得るなら「旅行ライター」がおすすめ

そこでおすすめしたいのが、「旅行ライター」です。副業として毎月一定数の記事を書くだけで、月5万円程度は難なく稼ぐことができます。

旅行ライターであれば、海外在住というアドバンテージを利用することができます。自分が居住している都市が日本人旅行者に人気の観光エリアであれば、仕事を探すのにそう苦労はしませんし、通常の記事案件よりも割高で受注することができます。

旅行ライターに必要なものは?

旅行ライターを副業とする場合、必要なものは実は特にありません。一眼レフカメラは持っていればよりいいのですが、最近はiPhoneのようなスマホの写真でもパソコンで見る分には画質・解像度ともに問題はありません。

もし自分のスマホカメラの質が良くないのであれば、2万円前後で買えるデジカメを調達すれば、一般的な案件はこなすことができます。

また、クライアントとはチャットワークを通じてやり取りするため、こちらのアカウントは持っておくといいでしょう。

リモートワークで海外生活をする注意点

リモートワークで海外生活をする注意点

リモートワーク社員が海外生活をする場合、幾つかの注意点もあります。海外生活は長期的居住を目的とした「移住」とはまた異なるので、あまり深く考えず、もし辛くなったり気分が変わったら、ためらいなく日本へ帰国することがおすすめです。

リモートワーク社員で海外生活が向いていない人

リモートワーク社員の多くは、これまで海外生活の経験がありません。1~2回程度海外旅行で訪れた都市を居住先に選ぶことでしょうが、やはり旅行と住むのとでは大きな違いがあります。

そもそもリモートワーク社員が日本の自宅以外の場所に身を置くのは、疲れた身体や心をリフレッシュするためであり、新しい生き方や働き方を模索していることが理由として挙げられます。

しかし、海外生活をしていると、自分では意識していないところで知らずの内にストレスが溜まってしまうことがよくあり、特に発展途上国のアジア地域は「旅行は楽しいけど住むとストレスばかり溜まる」という人も少なくありません。

そのため、まずは1ヵ月を目安に海外生活を試してみて、もし自分には合わないようならば、第三国を探すか、日本に帰国するかを選ぶのも、自分の心身のバランスをとるためには大切な選択となります。

会社員でも憧れの海外生活が可能!フルリモート会社に転職も推奨

会社員をしながらリモートワークで海外生活を実現する方法!

今回はリモートワーク社員の海外生活の方法をご紹介しました。海外生活に憧れている人の中で「でも自分の会社は出社義務がある」と言う場合は、いっそのことフルリモートの会社に転職を考えてみるのもいいかもしれません。

会社のリモートワークの有無だけで、自分のこれまでの生活を大きく変えることができます。是非一度真剣に考えてみてください。

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