アメリカ版便利アプリ

〜アメリカでは常識!日本ではあまり馴染みのない便利なアプリ〜

 YouTube、Facebook、Instagram、Podcast、Amazonなど多くの国々で浸透しているアプリはたくさんあります。

その一方で、日本にはあまり浸透していないにも関わらず、他国ではインストールしているのが当たり前というアプリも多々あります。

今回はアメリカにおいて利用者が多い、生活を便利にしてくれるアプリを6つご紹介します。

1.Venmo(ベンモ)

 Venmoは言わば「個人間送金アプリ」です。このアプリの1番のメリットは、アプリの利用者同士での送金が、無制限に手数料無料で行えることです。

Venmo画面

 アメリカでは特に若者の利用者が多いです。アメリカはカード社会なので、あまり現金を持ち歩く習慣がありません。そのためお会計は1人がまとめて支払い、残りの人たちは「後でVenmoするね」と言っている場面をよく目にします。

ちなみにアメリカではレストランでのお会計の際、クレジットカードを2枚出して、それぞれのクレジットカードから半額ずつ支払う方法も一般的です。

しかし、3人以上いる場合はお店側に手間をかけてしまいますし、間違いも起こりやすいので、やはり代表者がお会計を済ませて後ほどVenmoで精算することの方が多いです。

 VenmoユーザーAからVenmユーザーBに100ドルの送金を行った場合、BのVenmo内のバランスには即刻100ドル入ります。Bはその100ドルをユーザーCに送金する際に充当することも可能です。

 Venmo内に保有している残高を銀行口座に移す場合、即日振り込みであれば1%の手数料がかかります。そうでなければ1〜3営業日程かかりますが振り込み手数料は無料です。(大抵翌営業日には振り込みが完了しています。)

 他に注意する点としては、送金をする際にクレジットカードを使用すると3%の手数料がかかることです。

アプリのダウンロード・登録・年会費は一切掛かりません。登録はアメリカの携帯番号と、アメリカ国内の銀行口座があれば簡単にできるので、入れておいて損はないアプリです。

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2.Yelp(イェルプ)

 Yelpはアメリカ版の「食べログ」です。同じようなレビューサイトは他にもあるのですが、アメリカにおける飲食店に関してはYelpのレビュー数が圧倒的に多く信頼度が高いです。

Yelp画面1

 Yelpではイタリアンやフレンチ、和食など食べたい物に応じた検索ができます。ランキング順に閲覧したり、マップ上で位置を確認しながらお店を探したりすることもできます。

また、Yelpからオンラインオーダーやお店までの道案内、レストランのホームページに飛ぶことも可能です。5つ星で評価が付けられており、大体星4つ以上のレストランに行くと「大失敗はしないかな」という印象です。

Yelp画面2

 Yelpに掲載されているのは飲食店だけではありません。メインの使い道はやはりレストラン探しですが、ヘアサロンやエステサロン、ガソリンスタンド、車の修理屋などの情報も掲載されています。

またお店以外にもレジャー施設やハイキングスポット、公園、ビーチなどの情報も得ることができるので、週末のプランを練る際にも活用できます。

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3.TipCal(チップカル)

 アメリカにはチップを払う文化があります。一方日本ではチップを支払う習慣がないので、海外旅行や出張の際、「一体どのくらい払えばいいんだろう?」と戸惑ってしまったり、計算を面倒に感じたりする人も多いでしょう。そんなときに便利なのがこのアプリです。

 アメリカはもちろん、世界60カ国もの通貨でのチップレートを収録しています。シンプルで最低限の機能しかついていないので、とても使い勝手の良いアプリです。さらにインターネットの環境がなくとも使用することができます。

海外に行った際はWiFiがないという問題に直面することも多いので、オフラインでも使えるのは安心感があります。このアプリでチップを計算するには、タクシーの場合、レストランの場合、自身で手動で設定する、という3つの方法があります。

 アメリカのレストランで食事をする際、食事を済ませるとサーバーが席まで伝票を持ってきてくれます。クレジットカードや現金を挟んだ伝票を机に置いておくと、サーバーが取りに来てお会計を済ませてくれます。

その後、再度サーバーがレシートを持ってきてくれるのですが、そのレシートには18%、20%などチップの目安と計算済の金額が予め記載されている場合もあります。

ただ、チップの目安は高めに記載してあるお店が多いので、どのくらいが平均か知りたい場合はチップ計算アプリを使うことをおすすめします。

また、チップの目安や計算済の金額がレシートに書かれていない場合も多くあるので、お会計の際にささっとチップの計算ができるTipCalは入れておくと便利です。

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4.Open Table(オープンテーブル)

 レストラン予約用のアプリです。便利な点は、インターネット上で予約が完了することです。英語力に自信がないため電話でレストランを予約するのは不安・・・という方にはとても使えるアプリです。

人数と時間を入れると空席があるかどうかを検索してくれるので、あとは予約の希望を選択して名前やメールアドレス、電話番号を入れるとオンライン予約が完了します。

細かな要望(なるべく静かな席がいい、禁煙席希望、等)を記入することもできます。希望がそのまま通らない場合もありますが予約の最後に記入するだけなので、英語での会話に自信がない場合は、電話よりも詳細に希望を伝えることができます。

 オープンテーブルで予約手続きをし、予約を厳守して来店した場合、100ダイニングリワードポイントを得ることができます。

このポイントは1000ポイントから利用することができ、OpenTableの予約での支払いや、旅行サイトであるKAYAK、Amazonのギフトカードとして使うことができます。

レストランを予約する際、Open Tableで予約可能なレストランであればそれを通して予約するように心がけていれば、ポイントは割とすぐに貯まります。ポイントは予約した時点で付与される訳ではなく、レストランに実際来店して食事をし、その支払いが完了した後で付与されます。

 私も先月、OpenTableを通してステーキハウスを予約しました。予約をした際、どんな場面で利用するか入力する欄があり、「結婚記念日での利用」を選択しました。

当日レストランに到着すると私たちの机が華やかにデコレーションされており、さらにサーバーの方が「記念日なんだよね?おめでとう!」といってスパークリングワインをサービスして下さいました。

予約の際に記念日を選択しただけなのに、とても贅沢な気分を味わうことができました。

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5.Meetup(ミートアップ)

  Meetupは「近所に住む同じ趣味や嗜好を持った人たちで繋がろう」というコンセプトのアプリです。Meetupのアプリ上でイベントを告知して参加者を募集し、オフラインで集まることができます。

住んでいる地域にもよりますが、都心部であれば数多くのイベントが用意されています。

例えば、
・語学学習
・ファッション
・ビジネス
・音楽
・写真
・ダンス
・読書
・アウトドア
など様々なカテゴリーがあります。

その中から自分の興味のある分野を選択することができます。「アメリカに来たばかりで現地の友人が少ない」、「英語を練習できる話し相手が欲しい」、「同じ趣味を持つ友人を作りたい」、などの人にぴったりです。

 ソーシャライズを目的としたアプリは他にもたくさんありますが、Meetupはいきなり1対1でメッセージをやりとりしたり面会する訳ではなく、複数人が参加するイベントにジョインする形なので、その分気軽だと感じる人も多いです。

アプリで気になるイベントを見つけてそれをクリックすれば、開催場所、参加人数、参加メンバーなどを閲覧することができます。それらを加味して行くかどうかを検討することができます。交友の和を広げるのに役立つアプリです。

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6.Best Parking(ベストパーキング)

 アメリカは車社会です。バスや電車よりも、どこへ行くにも基本的には車です。高速道路は無料で利用でき、郊外のスーパーには非常に大きな駐車場が完備されている所が多いです。

しかしながら、都心部では駐車場の値段も高く、駐車スペースも限られているため、駐車場を探すのに手間取るという問題にしばしば直面します。特に混み合う週末の都心部では駐車場を見つけるのが非常に困難です。

立地の良い所は既に埋まっているし、「やっと見つけた!」と思っても1hour parking(駐車は1時間まで)や 10min only(10分までしか停められない)といった記載を見つけてがっかり・・・といったことも多々あります。

 BestParkingはそんな悩みを解決してくれるアプリです。住所と駐車したい時間帯を入力すると、空いている駐車場をマップ上で見ることができます。その際、料金も計算して算出してくれるので、立地と値段を見比べながら選ぶことができます。

 良いなと思った駐車場をタップすると、その駐車場の住所や口コミ、外観が確認できます。外観によってはかなり治安の悪そうな駐車場もあるので、写真を見てよく吟味することをおすすめします。

Best Parking画面

マップには青いピンとグレーのピンが複数刺さっています。青いピンがささっている駐車場はアプリから簡単に予約ができるので、ここで良いなと思ったら予約を完了させ、あとは予定の時刻に駐車場に行くだけです。

また、セルフパーキングやバレーパーキング、屋内や屋外など自分の希望に合わせたフィルターをかけて検索もできるので、希望に合致する駐車場が簡単に見つけられます。

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 このように、日本ではあまり知られていないにも関わらず、アメリカでは深く浸透している優秀なアプリがたくさんあります。

私自身もアメリカに住み始めてから、友人からおすすめされたり、アメリカのApp storeで常に上位にランクインしているアプリをインストールしてみたり、とどんどん新しいアプリを活用するようになりました。

日本では活用できないものもありますが、海外旅行の際や出張の際、これらのアプリを活用してみてはいかがでしょうか。

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