女一人で海外移住を成功させる7つのポイント
女一人で海外移住を成功させる7つのポイント

昨今は一人で海外移住を計画する女性が多く見受けられます。それだけ海外が身近になってきた証拠ですね。しかし、女一人の海外移住は何かと不安がつきものです。そこで、今回は女一人の海外移住計画を成功させる5つのポイントをご紹介します。

女性一人の海外移住希望者が多くなってきた背景

女性一人の海外移住希望者が多くなってきた背景

2000年代に入ってから急速に普及したのが「ワーキングホリデー」です。日本と協定を結んだ国(2021年時点で12か国)に対して、滞在余暇を楽しみつつ、一定の労働が許可されている制度です。いままでは交換留学などを利用して学生も中長期での海外滞在が可能でしたが、原則現地で収入を得ることができませんでした。

また、ワーキングホリデーの他、「インターンシップ」でも昨今は海外で募集する企業が増えてきました。

気軽に海外移住&仕事ができる「インターンシップ」

インターンシップは、企業が学生に対して職業体験をしてもらう制度ですが、昨今は海外に拠点を置く中小企業がインターンシップで学生やキャリアの浅い社会人を募集する事例も増えてきました。

海外企業の場合は、滞在費や給与を支給するところも多いですし、仕事内容も「ホテルのゲストリレーションズの日本人責任者」、「店長と一緒にカフェの運営」など、責任あるポジションを任せられるケースも普通です。

そういった形で海外滞在を経験した女性の中には、一度帰国して大学を卒業したのち、出戻りする方も少なくありません。

女一人の海外移住。押さえるべき成功のポイント

女一人の海外移住。押さえるべき成功のポイント

女性一人で海外移住をする際、絶対に押さえるべき成功のポイントというものがあります。それは仕事の面だけではなく、プライベートでの振る舞いや、移住先の国事情をどれだけ把握しているかが重要な指標となります。

ここでは最低これだけは守ってほしい注意点やポイントを5つに絞ってご紹介します。

1.女一人の海外移住は「夜の振る舞い」に細心の注意を

1.女一人の海外移住は「夜の振る舞い」に細心の注意を

アジア欧米問わず、日本人女性は身なりや雰囲気が独特で、よく目立つと言われています。また、韓国人や中国人と違い、「押しに弱い」、「カタコトの日本語を話す外国人を信用しやすい」といったレッテルを貼られている傾向があるため、女一人の夜の行動はなるべく控えたいところです。

特に酒場が集まるエリアや、多人種、多国籍が集う地域は、細心の注意が必要です。アジアでも女性の夜歩きができる都市は多々ありますが、それでも夜になると酔っ払いや違法ドラッグを売る輩なども出没します。海外に長く住むと、つい嵌めを外してしまいがちですが、しっかりと自制することが大切です。

2.プライベートと仕事はしっかりと分けている企業で働く

2.プライベートと仕事はしっかりと分けている企業で働く

海外企業の多くは、事務所に在籍する日本人は1~3名程度。プライベートと仕事の境目がなく、毎日仕事終わりに食事会があったり、平気で夜遅くまで残業を強いるところも普通にあります。

日本と変わらないような過酷な職場に就職してしまうと、自分が何のために海外移住を果たしたのか分からず、精神を病んで日本に帰国をする、というパターンも考えられます。最初の面接の段階で飲み会や接待、残業事情などはしっかりと聞いておくのがいいでしょう。

3.残業なしは当たり前。副業を視野に就職活動を

3.残業なしは当たり前。副業を視野に就職活動を

日本では残業は普通ですが、海外では残業はあまり多くありません。特に給与が現地水準で低いアジア圏の場合は、ほとんどの女性は本業とは別に何かしらの副業をこなしています。

副業の内容は人それぞれですが、「友人と共同でカフェを経営」、「ブログを書いて広告収入を得ている」、「現地人に日本語を教える日本語講師」などが定番どころです。女性一人で海外移住をして、現地で就職するということは“現地採用職”となりますので、基本的に副業を禁止するところはありません。福利厚生に乏しい分、自分の将来設計を若いうちからしっかりと考えましょう。

4.日本にいるうちから滞在ビザの更新事情は調べておく

4.日本にいるうちから滞在ビザの更新事情は調べておく

「本当はもっと住み続けたいけど、日本に帰らなきゃいけなくなった」という女一人での海外移住者に最もありがちなのが、こちらのパターン。いわゆる「滞在ビザを更新できなくなった」ケースです。

しっかりとした企業であれば、1~2年ものの商用ビザを取得させてくれますが、個人経営や零細企業の場合は会社登記をしていないことが多く、滞在には観光ビザを繰り返し更新することとなります。

国の規定や法律が変わり、ビザの更新ができなくなった場合は、日本に帰国するしか手立てがありませんので、そうならないよう、最初の海外移住先選びの段階で、ビザの更新事情についてはよく把握しておく必要があります。

5.女一人の海外移住。居住先エリアは必ず地元の不動産に相談する

5.女一人の海外移住。居住先エリアは必ず地元の不動産に相談する

新興国(=発展途上国)への海外移住の場合、都市圏内に治安が悪い地域や富裕層が多く暮らす地域などが明確にブロック分けされているものです。

「せっかくアジアに住むのだから、下町の雰囲気があるローカルエリアに滞在したい」と考える女性も少なくありませんが、実際ローカルエリアは、市内に防犯カメラが不十分であることから犯罪多発地域ともなります。

女一人での海外移住では、外国人が多く暮らすエリアに居住するのが鉄則でもあります。アジア欧米問わず、日本人が多く居住する都市であれば、現地に日系不動産が1社以上はあるはずです。日本人担当者に相談して、居住エリアの選定に関しては彼らに任せた方がいいでしょう。

海外移住を実現する最短の道

海外移住を実現する最短の道

冒頭でご紹介したように、会社の駐在員ではなく個人で身一つで海外移住を実現したい場合、学生社会人問わず、ワーキングホリデーやインターンシップを利用するのが近道となります。

ただし、ワーキングホリデーの場合、ほとんどの人はホテルスタッフや日本食レストランのウェイターなど、アルバイトのような仕事を回されてしまいますし、その時給で生活できるかどうかも怪しいものです。社会人にとっては「いまさらこんな仕事をしなきゃいけないの?」と訝しく思う人もいるかもしれません。

インターンシップは企業が独自に募集しているので、自分が住みたい都市に拠点を置いている企業ホームページを確認して問合せてみるといいでしょう。ただし、インターンシップは給料は期待できませんので、やはり仕事をしながら、自分で副業や転職の道を現地で探すことになります。

転職エージェントの利用価値は高いが注意点もある

転職エージェントの利用価値は高いが注意点もある

海外移住先の現地には日系の転職エージェントも複数社見つけることができるはずです。20代、30代女性の就職口はたくさんあるため、未経験であっても男性と比べて職に困ることはないはずです。

ただし、エージェントによっては「移住を実現した人のみと面接する」、「職種は選ばないでほしい」といったところも実は少なくありません。女性の海外移住希望者は多いので、まだ日本にいるうちから面談を希望する人が後を絶ちません。

しかし、エージェントからすると、せっかく面談をしても、まだ移住してなければ、企業と面接をすることはできませんし、そもそも本当に移住する気があるのかも分かりません。

転職エージェントは、自力では見つけられない優良企業を紹介してくれるので、利用価値は非常に高いのですが、すべてが自分の希望通りにはいかないもどかしさも感じるかもしれません。

女一人の海外移住の強みを活かす

女一人の海外移住の強みを活かす

女一人の海外移住者は年々増えている印象を受けますが、それでも全体からするとまだまだ少数です。そのため、女一人の海外移住ブログであったり、YouTube動画は非常に高評価を得て、ファンも付きやすい立場にあります。

ブログや動画の収益が本業を超えることも十分考えられますので、会社で働くことだけを考えずに、自由業としての道も模索してみると、より有意義な海外移住ライフをおくることができるかもしれません。

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