Webライターが高単価・高報酬の案件を受注・継続する方法

Webライターが高単価・高報酬の案件を受注・継続する方法

Webライターが高単価・高報酬の案件を受注・継続する方法

初心者や中堅Webライターの中には「高単価の案件をなかなか獲得できない」、「高単価の案件に採用されても、単発や3か月程度の短期契約で続かない」と悩んでいる人もいます。

そこで、ここではベテランライターによる案件の受注・継続方法を解説します。

Webライターの「高単価」とはいくらくらい?

Webライターの「高単価」とはいくらくらい?

フリーランス・個人事業主として働くWebライターは、一般的には記事単価・文字単価で業務委託契約を結ぶことになります。一昔前はSEOを深く理解しているWeb担当者も少なかったため、記事単価契約が普通でしたが、昨今は記事テーマによって文字数を変えたり、リライトを繰り返すことも増えてきたため、文字単価で報酬を計算するのが主流となってきました。

一般的にWebライターの文字単価は以下を基準に考えると分かりやすいと言えます。

  • 初心者ライターの文字単価
    0.8円~1円
  • 中堅ライターの文字単価
    1円~1.5円
  • ベテランライターの文字単価
    2円~5円

最近転身したWebライターからすると、「安い気がする」と思う人も多いかもしれませんが、2000年~2010年頃までは文字単価0.3~0.8円程度が普通に転がっていたため、当時と比較すると大分報酬相場は高くなっている印象です。

Webライターが最初に目指す高単価は「2円」の理由

Webライターが最初に目指す高単価は「2円」の理由

初心者及び中堅のWebライターが目指すべき最初のステップは「文字単価2円の案件を複数社と契約すること」及び「文字単価2円の案件を毎月継続契約更新すること」です。

雑誌媒体や特定の専門記事の中には、文字単価3~7円程度の案件も散見されます。しかし、これらの案件の多くは単発もしくは1か月1本程度の執筆依頼となるため、仮に受注できても毎月の収入に大きな寄与を与えてくれることはありません。

そのため、毎月の収入の基盤確保に現実的な文字単価は現時点では2円と考えることができます。

文字単価2円の案件を獲得すると、月収/年収はどうなる?

近年は1記事に対する文字量が増加傾向にあり、SEO対策に注力しているWebサイトは1記事7000~12000文字前後を要求するところが増えてきました。文字単価2円/文字数1万文字の案件を1日1本こなすことができれば、月間20日(20本)で40万円を確保でき、年収ベースで500万円弱を稼ぐことができます。

Webライターが高単価の案件を受注する2つのポイント

Webライターが高単価の案件を受注するコツ

Webライターが文字単価2円以上の高単価の案件を獲得するポイントは、大きく分けて「専門性が求められる記事に応募する」ことと「記事品質以外のスキルをPR/提供する」ことの2つが挙げられます。

1.専門性の高い記事案件を獲得する

近年はSEO対策の競争が激しく、Webサイトで集客を試みる企業は、記事の差別化を図るために専門性の高いオリジナル記事を求めるようになりました。「サラリーマン時代に勤務経験がある業界・業種・職種」や「国家/民間問わず資格を持っている」といった場合は、高単価の案件に採用される確率もぐっと上がります

2.記事品質以外のスキルをPR/提供する

「サラリーマンの勤務経験がない」、「これといった資格を持っていない」という場合は、記事以外のスキルをPRするのも効果的です。

  • キーワードの抽出や毎月のSEO分析レポートの提出
  • Webマーケティングや市場調査の提供
  • ホームページの更新代行

上記はWebライターを続けていれば自然と身につくスキルとなります。上記と記事制作を含めて提案すれば、ライバルと差別化を図ることができ、採用される確率が高まります。一定期間契約を更新続けて依頼企業から信頼を勝ち取ることができれば、上記サービスをオプション料金として交渉することもできるはずです。

Webライターが高単価の案件を「継続受注」が難しい理由

Webライターが高単価の案件を「継続受注」が難しい理由

Webライターの中には「高単価の案件を受注できても、単発案件が多い」、「3か月くらいで契約解除になる」と悩んでいる人もいます。もともと依頼者側のWeb戦略であればどうしようもないのですが、自分に非がある場合は、どのような改善をすることによって依頼を継続してくれるのでしょうか。

案件の依頼が当月、あるいは数か月で途切れてしまう理由は、一般的に以下が考えられます。

企業側のSEO/Web戦略が変わった

現在のサイトコンセプトを変える、集客方法を変更するなど。現状Webライターに依頼している記事が不要となることで契約解除に向かうケースがあります。

企業側に当初予期していなかった問題が生じた

事業方針の変更によりサイトの閉鎖が余儀なくされる、売上が低迷したため事業の縮小を図る、Web記事を外部ライターに委託するのではなく内製化する、などバランスシートを見直すために生じるWebライターの契約解除もよく見受けられます。

Webライターの記事の品質が基準に達していない

採用時と比べて、徐々に記事の品質が下がっていたり、一部でコピペが発覚すると、企業側としては看破できないため契約解除が現実味を帯びてきます。また、記事の品質は文章力だけでなく、「指示された構成通りに書けているか」、「最低限のSEO対策の書き方を理解しているか」なども考慮されるほか、他の外部ライターと比較して相対的に能力が劣っていると判断された場合も契約解除の理由となります。

Webライターの執筆以外の対応に依頼者が満足していない

上記項目を確認して「どれも該当しない」と言う場合は、こちらが原因かもしれません。フリーのWebライターは個人事業主となるので、普段は自宅やコワーキングスペース、カフェ等で自由に仕事をしていることでしょう。しかし、企業側は組織であり、事業戦略としてWebライターと契約しています。「ミーティングに出席しない、又はいつも遅刻する」、「チャットやメールの返信が遅い」、「対応が高圧的」、「記事の納品日を守らない」といった場合も契約解除の対象となります。ビジネスのルール・マナーの順守もWebライターに求められることは留意しておくといいでしょう。

Webライターが高単価案件の継続受注を成功させる2つのポイント

Webライターが高単価案件の継続受注を成功させる2つのポイント

高単価の案件は企業側がWebライターに求めるものが高くなるため、継続して契約更新を求める場合は幾つかのコツが必要です。

イニシアチブをとり積極的に企画・提案する

依頼者が複数人の外部ライターに記事制作を依頼している場合、常に記事の品質や対応を比較し、ふるいにかけている状態となります。その中で大切となるのが、「依頼者がどのくらい自分に依存しているかどうか」です。Webライターがイニシアチブをとり積極的に記事テーマやSEO対策の企画提案をすれば、依頼者から信頼を勝ち取るだけでなく、SEO対策の重要な根幹部分を任せてくれる可能性もあります。サイトの経営基盤に携わることができれば、依頼者はそう簡単に契約解除ができなくなりますので、サイトが存続する限り継続契約を期待できます。

3か月~1年のSEO対策の計画書を提出する

これはSEO対策に精通しているベテランWebライターがよく用いる手法です。「この依頼者と中長期の契約をしたい」と考えたとき、3か月から1年分のSEO対策の計画書を作成・提出します。計画には以下の項目を記載するのが一般的です。
1年分のSEO対策計画書の事例

  • 1年間重点を置くターゲットキーワードと記事作成計画
  • 現状のWebサイトの問題点(タグ・UIなど)の改善案
  • 1年後の予想PVとランキング推移
  • 想定集客数を下回ったときの対策

などが主となります。予想PVは3~10倍ほど変動することは依頼者に理解してもらった方が良いでしょう。また、一般論として順位は「上がれば下がる」ものです。そのため、下がったときの対策を先出しすることで担当者から信頼を得ることができます。

まとめ:Webライターが高単価を得るには下地構築が必要

まとめ:Webライターが高単価を得るには下地構築が必要

今回はWebライターが高単価の報酬を得る方法や、契約継続のコツを具体的に紹介しました。Webライターにとっては契約継続の方が課題となるかもしれません。安定した生活基盤を築くためには、まずは依頼者が自分を必要とする下地を作ることが大切です。スキルや資格取得はもちろん、SEO対策の学習や計画書のフォーマット作りなど、記事制作以外の業務も大切にするのが大きなポイントです。

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