
トラベルライターになるには、どのような過程を踏むのが一般的で、またどのような方法を用いて仕事を探し、生計を立てて行くのでしょうか。
トラベルライターといっても、まだまだ業界のことはあまり知られていないので、周りから反対されるだけではなく、自分自身も将来の先行きが不安ですよね。
そこで、今回はトラベルライターになるにはどのような道筋を立てて行動するのがおすすめなのかをご紹介します。
職業・肩書は「フリーライター」。ライターとして活動しよう

主に国内外の観光関係の記事を書くライターのことを、トラベルライター・旅行ライターなどと呼びますが、それも「ライター」という職業の中の1つの案件でしかありません。
フリーランスの場合はご存知のように入社というものがありませんので、自分で肩書を考えて名刺を印刷したその日からライターとして活動することができます。
ただし、おすすめはトラベルライター・旅行ライターとしではなく、「フリーライター」という肩書で名刺を作ること。また、できればフリーライターとトラベルライターの両方の名刺を作っておけば、使う案件・場面によって先方にわたす名刺を選ぶことができます。
一方でトラベルライター・旅行ライターの肩書のみで仕事をこなす場合、観光以外の案件は請け負える確率がぐっと少なくなってしまいます。そのため、基本的な肩書はフリーライターとしておくのが無難。
それであれば、自分が得意の地域、国、都市の政治や経済、歴史といった記事の執筆も請け負うことができます。
トラベルライターになるには。まずはオウンドメディアを作る

トラベルライターになるには、簡単に言えば名刺を作るだけですが、無論それで仕事が舞い込んでくるわけではありません。まずは窓口を作る必要があるので、オウンドメディアを用意しましょう。
オウンドメディアはウェブを使った自分のプロフィールが分かる媒体。自分の公式ホームページを制作するのはもちろん、FacebookやInstagramもアカウントを作って定期的に情報を発信しましょう。
オウンドメディアの制作に必要な費用とは
近年トラベルライターになる人の年齢層は年々下がってきて、学生のうちから旅行の趣味を活かしてトラベルライターになる人もいます。そこで気になるのが「オウンドメディアを準備する基本的な費用はいくらか」というもの。
FacebookとInstagramはご存知のように無料で利用することができます。ホームページはWixやJimdoのようなウェブサイト作成サービスを利用すると、自分で作ることができますが、年間の費用で1万5000円程かかる上、拡張性がないのであまりおすすめできません。
ワードプレスでホームページを制作する場合は、レンタルサーバーの年間の費用が1万円ちょっと、ドメイン(URL)が2000円だけとなります。
レンタルサーバーは1つのアカウントでマルチドメインといって、たくさんのサイトを載せることができるので、1社契約すればいくらでもサイトを作ることができます。
ホームページの制作は外注すれば3万から10万円の範囲内で作ることができますので、こちらがトラベルライターがかかる初期費用と考えていいでしょう。
トラベルライターになるには、まずは実績作りから

名刺を印刷し、オウンドメディアを用意したところで、早々に仕事の問い合わせがくることはありません。トラベルライターになるには、まずは実績を積み重ねる必要がありますね。実績の積み重ね方としては、まず最初に2つの方法を考えることができます。
仕事のマッチングサイトに登録
ココナラ、クラウドワークス、ランサーズといったマッチングサイトに登録して、案件の問い合わせが来るの待ち、さらにサイト上で自分がこなせるライティングの仕事を少しずつ引き受けるといいでしょう。
どんな小さな案件でも仕事をこなせば実績となり、キャリアとなります。この手のマッチングサイトの場合、報酬の単価が低いのが難点ですが、まずは実績作りと割り切って引き受けるのがいいでしょう。
自分で実績を作る・収益源を確保する
トラベルライターを志望する人の多くは文章を書くことが得意なはずなので、その執筆スキルを活かして、「文章が上手くなるためのサイト」、「会社員から脱サラして自由に生きるためのサイト」と言ったサイトを運営するのも1つの方法です。
自分のプロフィールやポートフォリオにも「〇〇のサイト管理人」と実績の欄を埋めることができます。
また、自分がおすすめする旅行先や観光のちょっとしたコツ、ポイントなどを紹介するサイトを立ち上げて、旅行先に持っていきたいおすすめの旅行グッズや宿泊ホテルを紹介しつつ、アフィリエイトプログラムを活用すれば、うまくいけば収益化の目途が立つ可能性もあります。
トラベルライターになるには、最初に学んでおきたい旅行写真の活用方法

トラベルライターになるには、まずは旅行写真の活用方法を知っておきましょう。トラベルライターにとって、写真は文章と同じかそれ以上大切な要素。なぜなら、旅行記事というのは性質上、どうしても写真ありきとなってしまうからです。
そのため、まずは自分で好きな観光地に足を運び、記事を作るために必要な写真素材を集める作業をはじめましょう。
国内観光地の「箱根」を例にあげるならば、箱根の主要観光スポット、穴場の観光スポット、おすすめしたい旅館、箱根の名物料理、旅行者が気軽に立ち寄ることができるカフェ、レストランなどを事前にリストアップしておき、数日かけて撮影に回るといいでしょう。
撮影のアポイントは当日でも構いません。ここで覚えておきたいのが「1つのスポットに対して、100枚程度の写真を撮影する」ことです。
一度使った写真は再利用することができませんので、同じスポットを別媒体で紹介する際は、違う写真を使用する必要があります。そのため、1つの被写体もあらゆる角度から写真撮影をしましょう。

「でも、鮮度の古い写真を使うのはよくないのでは?」
「依頼を受けて、その都度取材に行くのが普通では?」
と考えがちですが、実は半分正解で半分間違い。依頼主側から「〇〇年以降の写真を使ってくれ」などと要求がない限りは、ある程度古い写真でも構いません。
特に世界遺産や博物館、自然景勝地といった観光スポットは、数年単位では外観や風景は変わりませんので、1~2年前の写真を使うのも実は普通。多くの旅行者が手に取る海外旅行のガイドブックも、実は基本は2年に1度の更新です。
観光サイトなどに問い合わせて自分を売り込む

フリーランスとしてトラベルライターになると決めた場合、5年後10年後も貪欲に仕事を追い求める覚悟が必要です。待っていても案件の問い合わせがこない場合は、トラベルライターを求める業界へ自分から問い合わせて売り込む努力が必要です。
観光サイト、旅行会社のホームページ、海外市場調査会社、地方自治体の観光部門、ホテル宿泊業などは、すべてトラベルライターにとっての潜在顧客となります。
自分の売り文句と実績を考え、各ホームページの問い合わせページから求人の有無を質問してみるといいでしょう。
トラベルライターになるには、日ごろから案件を増やす工夫を

まったくの未経験者がトラベルライターになるには、上記で紹介した一連の流れを追ってみるのがいいでしょう。トラベルライターは自由業であるため、会社もなければ、収入は完全出来高制となります。
そのため、まずは安定して案件が入ってくるような土台作りが重要です。是非自分なりに工夫して、トラベルライターとしての道筋を立ててみてください。