トラベルライターが収入を得る・安定させるためにやるべきこと

トラベルライターが収入を得る・安定させるためにやるべきこと

トラベルライターが収入を得る・安定させるためにやるべきこと

トラベルライターとして長く活動していても、安定した収入を得るのは一苦労です。前職で出版社や旅行会社などにツテがあれば、それを経由して仕事を貰うこともできるのですが、多くのライターはそうはいきません。

では、トラベルライターとして安定した収入を得るためには、どのような行動をとればいいのでしょうか。

トラベルライターに副業という概念はない。仕事はすべてが本業

トラベルライターに副業という概念はない。仕事はすべてが本業

トラベルライターのメインとなる仕事は旅行記事の執筆かもしれませんが、それだけで生計を支えることができない場合、別の仕事もこなす必要が出てきます。

しかし、だからといって旅行記事以外の業務が「副業」に当たるわけではありません。トラベルライターはフリーランスであり、個人事業主とみなされますので、請け負う仕事すべてを本業として全うする必要があります。

では、旅行記事の作成以外には、どのような仕事を受けて収入を得ることができるのでしょうか。

海外在住者は積極的に市場調査の依頼を請けよう

海外在住者は積極的に市場調査の依頼を請けよう

トラベルライターの中でも海外在住ライターの方は、旅行記事以外の仕事として「市場調査の案件」を積極的に請け負うことをおすすめします。

日本国内には100以上の市場調査会社があり、海外在住者で現地の情報を収集できる人材をいつも募集しています。

市場調査会社によって得意となる地域・国が異なりますので、自分が住んでいる国の市場調査に強みを持っている企業に登録するといいでしょう。

市場調査はデスクワークで済む場合もありますが、そのほとんどは現地のお店に調査しに行ったり、個人や企業にインタビューをすることになります。

そのため、実際仕事を引き受けるにあたっては、依頼内容を吟味して本当に自分でこなすことができるのか否かを判断することになります。

場合によってはかなり高い難易度を強いられることもありますが、その分報酬は弾みますし、慣れてきたらギャラ交渉をすることもできます。

市場調査案件を成功させるコツ

市場調査は案件によって難易度は大きく異なります。ただし、いずれも自分ひとりですべてこなすことはできませんので、案件が発生したら手伝ってくれる現地人を見つけておくことが重要です。

例えばデスクワークの場合は現地語で現地の検索エンジンを使って調べる必要がありますし、小売店の情報収集や現地人のインタビューなども手伝ってくれる現地人が一人か二人必要となります。

すべて自分で片付けようとせず、報酬の何割かは人件費に充てることを覚えておくといいでしょう。2020年の新型コロナ以降、メーカーを中心とした各企業は海外現地になるべく行かずに現地リサーチをする傾向にあります。

そのため、今後は市場調査案件も増えてくる見込みですので、海外在住のトラベルライターはこちらの業務も視野に入れてみてください。

ライティングスキルを活かしてSEO記事の執筆を請け負う

ライティングスキルを活かしてSEO記事の執筆を請け負う

これまで培った文章力を活かして、他者のウェブサイトのブログ・コラム記事の定期更新を請け負うのも安定した収入を得るために必要な仕事の1つです。

SEOと呼ばれるGoogle検索の際に上位表示されるための記事制作が仕事となりますが、もともと文章が上手いトラベルライターにとっては非常に相性のいい仕事となります。

ただし、SEO対策の文章は通常の文章と異なり、技術的な要素もあるため、基本的な記事の書き方は事前に学習しておくといいでしょう。

どこまで覚えるべき?SEOライティングの知識

SEO記事を書く際は、普通の文章とは若干異なる場面があります。ライターが書いた文章はネットにて公開されるのですが、これはGoogleで特定キーワードで検索した際に、当該記事が検索順位上位にヒットされるためのものとなります。

上位というのはGoogleやYahooの検索窓にキーワードを打ち込んだ際に表示される1ページ目、1位~10位となります。では、SEO記事を書くに当たり、どのような点に気を付ける必要があるのでしょうか。

  • 見出しタグの意味
  • 記事タイトルの決め方
  • 内部リンクの効果
  • キーワードの決め方

などは最低限覚えておくようにしましょう。

ブログを開設。自営業として自分でお金を作る

自分でブログを開設。自営業として自分でお金を作る

冒頭ではトラベルライターも個人事業主と説明しましたが、自営業である限り新規開拓を続けると同時に、自分でお金を作る方法も模索しなければなりません。

その1つが「ブログを開設すること」です。

トラベルライターとしての活動や、行った国々のユニークな現地情報を日々更新していけば、自然とファンも獲得することができ、ゆくゆくはGoogleアドセンスやアフィリエイトなどで収益を得ることができるようになります。

トラベルライターという職業柄ネタには尽きませんし、仕事内容に興味を持ってくれる人も少なくないはずです。

ただし、ブログ記事で安定した収益を得るためには、何年も根気よく記事の更新を続けなければなりませんし、また、数百という記事の量が必要となります。

一朝一夕で稼げるものではありませんので、他の業務と並行してちょっとずつブログを育てていきましょう。

ブログを開設すれば企業からの問い合わせも期待できる

ブログを開設して記事の更新を続けていくと、その記事を見た企業担当者が問合せをしてくる場合があります。

ココナラやランサーズのようなマッチングサイトを通さないで直接取引ができる分報酬も高いですし、相見積もりもなく継続案件に発展する可能性が高くあります。

そういった企業からの引き合いを求める場合は、自分のブログ内でこれまでの実績を紹介するページを作っておきましょう。

また、どのような企業が自分のブログを見ているか分からないため、記事の作成案件以外にも市場調査やそのほか自分が請け負うことができる仕事内容を書いておきましょう。

サイト運営など新規事業を考えよう

サイト運営など新規事業を考えよう

トラベルライターで生計を立てることを考えた場合、記事の執筆業務を含めて複数の事業を同時並行して進めるのがポイントとなります。

旅行業の執筆だけで生計を立てていると、新型コロナのように特定業種が経済的に立ちいかなくなると、途端に案件が途絶えて収入がゼロになってしまいます。

それを回避するためにも、収入源はできるだけ分散するのが必須。そのための一環として、サイト運営など事務所を持たないでどこでも作業ができる新規事業を考えるといいでしょう。

サイト運営の考え方

トラベルライターがサイト運営を新規事業として考える場合は、自分のスキルや得意分野を活かしたサイトを立ち上げるのがおすすめです。

旅行サイトや現地情報サイト、ツアー予約サイト、さらに横展開を考えると外国雑貨の輸出入や通販サイトなどもターゲットとして挙げられます。

ここで肝心なのは、サイトを制作する前に「誰をターゲットにし、最終的にどのような流れで収益を得るか(=売上を立てるか)」を事前に考えておくことです。

特に旅行サイトは競合が多いため、オリジナル記事をあげていかなければ検索順位で上位表示はされませんし、あまりに偏った記事を書いてしまうと、旅行サイトではなく単なる情報サイトとしてしか読者は見てくれません。

収益化する方法は必ず事前に計画することを覚えておいてください。

安定した収入を得るためには案件を待つだけではダメ

安定した収入を得るためには案件を待つだけではダメ

トラベルライターとして安定した収入を得る場合、旅行記事案件だけでは困難を強いられるかもしれません。しかし、世界で活躍する日本人のトラベルライターのほとんどは、記事の執筆1本で生計を立てているわけではありません。

「私はトラベルライターに向いていないんじゃ……」、「もう諦めて転職しようかな」と考えるのではなく、別の業務で得る収入を含めて生計を立てられるのであれば、良しとするようにしましょう。

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