トラベルライターとして活躍する中で文章を執筆するのはもちろん、編集部とのやりとりや画像編集など仕事は多岐に渡ります。
中でも必要不可欠なのが「パソコンスキル」。ここではWebライターとして必要とされる基本スキルから、すぐに使えるWebツールを紹介します!(ライター:きたがわ)
取材メモはEvernote(エバーノート)が秀逸!
まずは海外に出掛けて、見つけた面白い情報や書きたい内容をまとめておく必要があります。その時にWordにメモとして残しておいても良いのですが、編集しやすいワンランク上のWebツールを使うことをおすすめします。
わたしが紹介したいのが、Web媒体の編集者がよく使っている「Evernote(エバーノート)」。
文字だけでなく、旅先の画像や動画、位置情報も記録できるので、海外を飛び回るトラベルライターには最適です。
さらに秀逸な点が、フォルダを分けてデータ保存できるところ。取材内容を旅先ごとに分けたり、趣味のカテゴリーを作ったりなどあなたのライフスタイルに合わせてタスク管理できます。
例えばこんな風に、タイトルや写真、図も入れられるので資料作成ツールとして活用しています。レイアウトの自由度も高く、写真のキャプチャも撮れるので、私はWordよりもEvernote派です。
おまけに基本のメモ作成が可能な「ベーシックプラン」が無料なのも、嬉しいポイント。複数人とデータも簡単に共有できるので、企画書の提出としてもおすすめです。
✈️POINT📝
☑︎メモだからといって手を抜かない!日頃から使うツールから、プロフェッショナルを意識。
Slack⁉️Chatwork⁉️ チャットツールに慣れておく。
ビジネスシーンで今や当たり前に使われているのがチャットツール「チャットワーク」や「Slack」。
業務利用を目的として開発されたコミュニケーションツールの1つで、社内から社外まで幅広いやり取りが可能です。
出版社やWeb媒体の編集部など、このチャットツールを使って外注ライターやカメラマンとコミュニケーションをとる会社が増えているのが現状。知らない人はすぐにダウンロード(無料)し、使い方に慣れておくことをおすすめします。
例えばチャットツールを使うと、会話形式でメッセージを伝える事ができるため、編集者とのコミュニケーションも円滑になります。
海外での電話が難しい場合にチャットツールを使えば、長文メールを編集者に送る必要もなくなります。
またパソコンからではなく、スマートフォンからも簡単に送れるので、移動中の隙間時間に次の企画相談やすぐに写真チェック…なんてことも可能。
私も実際に「あとは最終チェックで校了…でも飛行機に乗らなきゃ…」なんていうときに、チャットツールと飛行機内のWi-Fiに何度も助けられました(笑)。
トラベルライターはときに旬なおもしろいネタを、SNSやWebサイトで瞬時に発信することも重要になります。
そんなとき、チャットツールを使いこなしてさえいれば、さらに編集者との情報共有のスピードが上がり、効率的に仕事を進めることができるというワケです。
✈️POINT📝
☑︎効率の良い「チャットツール」を使い倒すことが、デキるトラベルライターへの近道。
HTMLの知識をちょっとだけ…
HTML(Hyper Text Markup Language)とはWebサイトでも使われているマークアップ言語のこと。
“わたしはライターだから必要ないし…”と侮るなかれ。Webメディアの仕事ではWordPress(ブログ記事を投稿するツール)での入稿などHTMLを意識したライティングが必要とされることがあります。
編集者にHTML用語で説明されて、意味不明…!なんてことにならないように、今から少しだけでも頭に入れておきましょう。
ちなみに私は出版社からWeb会社に出向した際に、HTMLの知識はゼロ(というよりマイナス…!)。かなり恥ずかしい思いをしましたので、皆さんには少しでも頭に入れて臨んで欲しいです。
すべての知識を勉強する必要はありませんが、初歩的なことを知っているだけで仕事の幅が広がることは間違いありません。例えば下記のように、見出しや遷移先、段落などの文章構造を<>で囲むということを知るだけでもOKです。
<h1>トラベルライターへの近道とは</h1>
<h2>HTMLを使うことがカギになる</h2>
“最低限知っておきたいタグ”などでネット検索すればすぐに一覧で出てくるので、使わなくてもメモとして残しておくことをおすすめします。
「HTML、少しなら分かります」というだけで、仕事獲得率がかなり高くなることは間違いありませんよ。
✈️POINT📝
☑︎Webの世界で活躍したいのであれば、HTMLの基礎は必須!
まとめ
IT業界で働けるほどとまではいいませんが、仕事をもらう前に上記のような基礎的なスキルは手に入れておきましょう。Evernoteやチャットツールはプライベートでも便利に使うことができるので、まずは楽しみながら勉強してみてくださいネ。