ライターに転職。成功するためにやるべきこと・やったことをプロが解説

ライターに転職。成功するためにやるべきこと・やったことをプロが解説

ライターに転職。成功するためにやるべきこと・やったことをプロが解説

ライターを志望する人はここ最近増加していますが、転職を成功させるためにやるべきことがいまいちわからない様子も見受けられます。

フリーライターに転職を成功させた人が就職する前にやったことは実はある程度共通しています。そこで、これからライターに転職したい人に向けて、プロとして活躍するライターが推奨する「成功するためにやるべきこと・やったこと」を具体的に紹介します。

ライターへの転職方法が不透明な理由

ライターへの転職方法が不透明な理由

2010年以降はIT化が急速に進みパソコン1台で仕事をする「ノマドワーカー」が台頭しました。職場を持たない新しい働き方が認められるようになった矢先、2020年には新型コロナウイルスが猛威をふるい、ニューノーマルの時代へと突入しました。

在宅勤務中にWeb記事のライティングを副業でこなしていくうちに、「本業のフリーライターとして活動したい」と考えるようになった人も多くいるようですが、いざ本業に転職するとなると、明日から何をすべきか皆目見当がつかないという人がほとんどのようです。

確かにフリーランス・ライターは業界が閉鎖的で、周囲を見てもプロのライターとして生計を立てている人を見つけるのは困難なことでしょう。そのため、いまからライターに転職したい人は、まず最初にネットで情報を収集していることかと思います。

ネットの情報の信憑性

ライターの転職方法をネットで収集すると、どのサイトも似通った中身の記事を見かけます。しかし、すべての情報が正しいわけではありませんし、一昔前の情報も数多く散見されます。

これからプロのライターに転職したい人は情報の精査ができませんので、ネットの情報は時間をかけて吟味しなければなりません。

ライターが書いた本を読むのは転職活動に役立つ?

ライターが書いた本を読むのは転職活動に役立つ?

近年はフリーで活躍するライターが電子書籍や新書で「ライターとして成功する方法」といった“指南書”を出版している様子も見受けられます。

「この本の通りにやれば自分もプロのライターとして転職・成功することができるのか?」と考えがちです。もちろん本に書いてあることは事実であり、著者がその方法を用いて成功したのは間違いないでしょう。

しかし、同じことをやっても著者と同じ結果と成果が返ってくるわけではありませんし、最初の新規開拓は巡り合わせが強いため、著者の“運”が自分に回ってくるかはやってみなければ分かりません。

プロのライターに転職する方法も成功する方法も二者択一ではありません。様々な方法を模索して、トライ&エラーを繰り返すことで転職の成功への道に一歩ずつ近づいていくのが良いでしょう。

ライターに転職するために今からやるべきこと

これまで副業でWeb記事を書いてきたライターが本業に転職したい場合、明日から実際に何をすればいいのでしょうか。

以下では何の情報もない副業ライターが明日からやるべきことを具体的に解説します。

1.クラウドソーシングサービスを使うのは期間限定

ライターが主に案件探しの場として活用している「ランサーズ」や「クラウドワークス」ですが、これらは一時的に1~5万円程度の穴埋めをするくらいならいいのですが、生活の基盤を築くために使用したり、クラウドソーシングサービスの案件が収入の5割以上を占めるようなポジショニングはおすすめしません。

クラウドソーシングサービスを活用すれば、未経験でも案件の受注は比較的簡単にできます。ただし、クラウドソーシングサービスは「記事単価/文字単価が格安」であることと、「運営元に支払う手数料が高い」ことが最大の懸念点となります。

特に本業として長く続けていくのであれば、「仲介手数料」に関してはもっとシビアになるべきです。クラウドソーシングサービスの仲介手数料は契約金額の20~25%に設定されており、これは自分の収入の4分1~5分1を無条件で献上することになり、フリーランス・個人事業主としては大きな痛手となります。

2.自分の報酬相場を決める。安請け合いはしないのが副業ライターとの大きな違い

副業ライターがWeb記事を受注する場合は、文字単価0.8円~1.5円程度が平均となります。しかし、本業のプロライターに転職を考えているのであれば、文字単価はまず最初に見直すべき項目となります。

プロのフリーライターが日ごろ請け負うWeb記事は2~4円前後となります。専門分野や業界によっては5円以上の報酬で受けられることもありますが、「週1回更新」や「月1記事」などたくさん書かせてもらえないケースがほとんどです。

仮に仲介手数料を差し引いても記事単価2円以上の報酬がもらえるようであれば、クラウドソーシングサービスを活用しても構いません。

3.ポートフォリオを作り込む&企画書を作成する

プロのライターに転職するためには、まずは新規開拓をして依頼主を見つけなければなりません。高単価の報酬を用意している依頼主ほどしっかりとライターの実力を確認するため、自身の提出する職歴は慎重になる必要があります。

ライターの世界では履歴書や職務経歴書は「ポートフォリオ」に収めることになります。自分の顔写真や学歴の記載は必要ないので、純粋にライターとしてのスキルと実績を詰め込んでください。

ポートフォリオを作成するポイントは「クライアントが何を求めているか」を考えることです。SEO対策のためにWeb記事を求めているのであれば、これまで自分が書いた記事のGoogle検索順位の実績を中心に作成するのが良いでしょう。

また、単にポートフォリオを提出するだけでは副業ライターと差別化は図れません。ポートフォリオと併せてクライアントの求める記事やサイトが抱えている課題を先読みしWeb記事による解決方法を提案してみてください。

「このライターはSEOやWeb記事を書く意味を理解してくれている」と判断して、多少ポートフォリオで見劣りしても依頼してくれる可能性が高いです。少なくとも副業ライターは提案書の提出など考えもしないはずですので、それだけでもアドバンテージとなるはずです。

ライターに転職し「成功」を収めるために必ずやるべきこと

ライターに転職し「成功」を収めるために必ずやるべきこと

ライターに転職して「成功」を収めるためには、日ごろから以下の業務の実践を心がけてみてください。いずれも副業ライターではなかなかできないこととなります。

クライアントの取捨選択と案件精査

本業としてライター活動すると、早々に仕事でスケジュールがパンクします。そのため、新規開拓する時間を取れなかったり、報酬が安い案件を大量に受注してしまったため、高単価の仕事を取り逃してしまっている状態も考えられます。そのため、記事の書きやすさや文字単価、月間の受注記事数などを基準に優劣を付けて、クライアントは自分の中で優先順位を付けて、常に下位を切り上げて行くようにしましょう。

経費の仕訳をしっかりと行う

フリーライターも個人事業主となるため、毎年自分で申告しなければなりません。ライターはパソコンやプリンターといった部品だけではなく、職場となる自室や光熱費も按分として経費申請できますし、取材が発生した際は移動費や宿泊費も経費として認められます。

個人事業主は節税を意識すれば一般の会社員よりも大分収める税金を減らすことができるので、日ごろから仕訳は意識するといいでしょう。

まとめ:ライターに転職して成功するためには日々積極的な活動が肝心

まとめ:ライターに転職して成功するためには日々積極的な活動が肝心

会社員は上司や会社から下された命令をこなすことで昇進・昇給が可能ですが、フリーライターに転職して成功するためには、自分から能動的に収入の底上げを図らなければなりません。

スケジュールを一杯にすれば収入は比較的早期に安定化しますが、ライターは昇級がないため、いつまでも同じクライアントで記事を書き続けることはリスクが伴うことも覚えておきましょう。収入を上げるために何をすべきかを考えることが、結果的に生計の安定化にも繋がるはずです。

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