ライター必見!自分の専門分野を上げて報酬アップを可能とする方法
ライター必見!自分の専門分野を上げて報酬アップを可能とする方法

フリーランスや個人事業主のライターは、報酬を上げるための施策として自分の専門分野を磨くことが有効です。しかし、多くのライターはどのような方法を用いればいいか分からない様子がうかがえます。そこで、ここでは専門性の高め方と取引先との交渉方法をご紹介します。

フリーライターの報酬がなかなか上がらない理由

フリーライターの報酬がなかなか上がらない理由

フリーライターとして働く人の中には、「もう3年も働いているけど、少しも報酬が上がらない」、「報酬の交渉をしたいけど、言い出せる雰囲気じゃない」という人が多い様子です。

もともとフリーランスのような業務委託契約は、昇給や昇格がないため契約時の報酬が非常に重要となります。また、昨今は主婦やサラリーマンが副業でWEBライティングを請け負う事例も多くなっているので、買い手からすると「もっと安い報酬で請け負ってくれるライターがたくさんいるから報酬を見直す予定はない」と考えます。

自分の専門分野を磨いて報酬の交渉に臨む

自分の専門分野を磨いて報酬の交渉に臨む

そんな中で、フリーライターが報酬を上げるためにできることの1つが「自分の専門分野を磨く」ことです。

上述したように、現在フリーライターを担う人の多くは副業ライターであり、WEBライターとなります。副業としてのライティングは、在宅ワークとして片手間で仕事をこなせる魅力があることから人気があります。

しかし、副業ライターは執筆(ライティング)以外の時間を確保することが難しいため、本業ライターは記事の品質を高めることによって差別化を図ることが可能となります。

ライティングの専門分野の磨き方と記事の「質」の高め方

ライティングの専門分野の磨き方と記事の「質」の高め方

では、自身の専門分野はどのように磨き、どのように記事の質を高めればいいのでしょうか。
下記では記事を研磨する3つの方法をご紹介します。

1.現地(現場)でしか分からない情報を入手・記事に盛り込む

情報の具体性や真偽を深掘りするのであればデスクワークで事足りますが、それは副業ライターでも可能です。いまはインターネットを通じてスマホやパソコンであらゆることを調べることができるので、わざわざ図書館に行く必要もありません。

現地(現場)でしか分からない情報記事は昔から買い手に非常に重宝され、記事の品質だけではなくライターの機動力も売り込むことができます。現場の情報記事というのは、いわゆる「取材記事」に該当し、ネットには載っていない高い専門性をもった記事となります。買い手の記事の扱い方次第ですが、報酬アップの交渉をするには十分なスキルと言えるでしょう。

2.最新の情報と政府統計を記事に盛り込む

上記でも触れましたが、昨今はあらゆる情報をネットで調べることができ、基本的に図書館に行く必要はありません。むしろ図書館で入手できる情報はWEB記事としては古いとみなされます。WEB記事は24時間いつでも更新することができるので、ライターは常に最新の情報の執筆に努めなければなりません。

また、記事を執筆する際は、具体的な数字を盛り込むことによって記事の具体性と信憑性が増します。しかし、具体的な数字は真実性が求められるので、より正確な引用元・出処を探さなければなりません。

そこでおすすめしたいのが政府統計です。あらゆる業界・業種の統計を政府各省がホームページ上で公開しており、誰でも統計情報をダウンロードしたり引用することができます。また、政府統計は世界各国が同様に開示しているので、海外各国の統計も知ることができるのも魅力です。

3.専門家にインタビューをして業界知識を得る

インタビューというと畏まった印象がありますが、ネットが普及した現在は「安く」、「気軽」にその業界の専門家に話を聞くことができます。

おすすめのインタビューの方法は、ココナラやクラウドワークス、ランサーズといった、個人が登録して仕事を受注する「クラウドソーシングサービス」を活用することです。

1000~2000円程度で複数の質問に回答してくれる登録者が多く、いずれもネットでは調べきれない情報を得ることができます。ただし、入手した情報は個人の主観が強い可能性があるため、デスクワークでかまいませんので、改めて真偽を精査した方がいいでしょう。

副業ライターと差別化を図りやすい分野に専門を変更するのもおすすめ

副業ライターと差別化を図りやすい分野に専門を変更するのもおすすめ

上記では記事の専門性を高める方法を解説しましたが、「私の執筆する業界は秘匿性が高く専門性のある記事を書くのが難しい」、「専門性の高い情報もネットで簡単に手に入るので差別化ができない」といった当惑しているライターもいることでしょう。

そういったライターは、自分の執筆する業界・専門領域を改めて見直してみてはいかがでしょうか。多くのライターは自分が在籍(勤務)していた業界や趣味などで明るい分野のライティングを望みます。しかし、それが必ずしもライター業として大成するとは限りません。

場合によっては他のライターと差別化を図るため、本業ライターが優位となる業界を開拓するのも有効な手段と言えます。

専門性を高く買ってくれる依頼主が多い「旅行ライター」

ライター業界の中でも「旅行ライター」は、比較的専門性のある記事を高く買ってくれる企業が多いです。旅行ライターの依頼主は、旅行会社や観光情報サイト、観光関連の商業施設となり、いずれもSEO対策よりか鮮度の高い現地情報や取材記事などを求めるところが多い印象です。

特に旅行会社や観光サイトは飽和状態と言われているため、日本全国・海外に取材できるライターは重宝されます。

依頼主(買い手)と報酬の交渉をする際のポイントと注意点

依頼主(買い手)と報酬の交渉をする際のポイントと注意点

冒頭でも触れましたが、一般的に業務委託契約であるフリーライターは、契約後に記事報酬の交渉に臨むのは困難となります。そのため、ライターは最初の契約時に交渉に臨むのが鉄則となることは覚えてください。

注意点としては、そもそも論として依頼主(買い手)が専門性の高い記事や業界を深掘りしたオリジナル記事を求めているかどうかです。依頼主が単なるSEOコンテンツや質より量を求めているのであれば、こちら側の提案は効果的ではありません。

そのため、記事の執筆で高い報酬を得るためには、SEO対策の記事ではなく、自社サイトのブランディングや差別化を図るためのオリジナル記事を求める依頼主を探すことが肝要となります。

報酬アップが困難な場合は文字数の交渉をするのも収入向上のポイント

ただし、報酬アップの取引は一朝一夕ではいきません。自分の執筆する記事の質を理解してくれない場合は、無理に報酬の交渉をするのではなく「文字数」を見直してもらうのはどうでしょうか。

フリーライターが請け負うWEB記事の多くは3000文字以内となりますが、専門性の高い記事を書けるようになると、8000~1万文字の記事も1日で書けるようになります。

1万文字の記事を文字単価2円で受注できれば、日給は2万円となり、3円なら3万円と、副業としては高給取りとなるシステムエンジニアと同額の日給まで収入を底上げすることができます。

記事報酬は交渉よりも新規開拓が効果的なケースも多い

記事報酬は交渉よりも新規開拓が効果的なケースも多い

今回は専門性の高い記事の書き方と報酬の交渉方法をご紹介しました。フリーランスにとって依頼主との交渉は難しい面が多いので、場合によっては既存顧客と交渉するより新規開拓をして、新しい取引先との交渉に臨む方が良いかもしれません。

ただし、専門性の高い記事を書くことができれば、将来必ず役に立つ場面があるはずです。そのために日ごろから自分の記事を研磨することは忘れないようにしてください。

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