旅行先を紹介する記事やアクティビティの体験記など、トラベルライターの仕事は多岐にわたります。その中でも責任があるのが、旅行会社などのクライアントから求められるSEO記事。
最近では、「検索順位上位にあるような記事を書いて欲しい」というクライアントからの要望が増えてきているように感じます。
そこで今回は、WEB業界で活動するなら必ず知っておくべきSEOライティングの基礎から、質を上げる書き方までわかりやすく紹介します（ライター：きたがわ）。
SEOって何？SEOライティングとは
最初にSEOとは、検索エンジン最適化（Search Engine Optimization）の頭文字を取った略称のこと。ユーザーに価値のあるコンテンツを提供し、適正に検索エンジンにページを表示されるようにすることです。
例えば言葉の使い方として、Googleの検索エンジンでキーワードが検索した場合に、自社のサイトが上位に表示されるようにすることを「SEO対策したサイトにする」ともいいます。
またSEOをクライアントが求めるのには訳があります。そのメリットとしてまず、そもそもゲストがわざわざ検索してそのwebサイトに来ているので、その後のCV（コンバージョン）につながりやすいということ。
また、広告を出すこととは異なるため、コストが抑えられるのもポイント。SEO知識を持っている人材がいれば、高い広告費をかけずに施策ができるというわけです。
SEOライティングのおさえておきたい３つのコツ
1、共起語でユーザーの気持ちを読む！
まず最初にSEOライティングに欠かせない言葉として「共起語」があります。これは、検索キーワードと一緒に出現しやすい語句のこと。例えば「旅行ライター」と検索した際に、一緒に検索されるワードとして有名、ブログ、学生、副業…といった言葉が「共起語」になります。
ということは、この共起語にユーザーの気持ち・求めることのヒントが隠れているというわけです。共起語の調べ方は専門のサイトを使うなどいろいろありますが、まずはGoogleで検索したときに一番したに出てくる「Searches related to …」の箇所を確認することをおすすめします。
まずは記事を書く前に共起語を調べ、ユーザーの気持ちを理解する。そしてその言葉を文章内に意識して入れてみる。
この時に注意したいのが、無理やり記事内に盛り込まないこと！無理すると文脈が崩れたり、内容が矛盾したりする可能性があるので注意しましょう。
私は構成の段階から共起語をリストアップし、意識して盛り込むようにしています。そうすると無理なく自然な構成に仕上げることができます。
✈️POINT📝
☑︎共起語にはユーザーの気持ちが隠れている
☑︎無理に共起語を盛り込まないこと！
2、シンプルイズベスト！わかりやすさが重要です
次にSEOライティングの重要なポイントとして「わかりやすさ」があります。特に見出しは重要なパート。見出しは最初にユーザーがwebサイトを訪れる際にみる場所、言い換えればお店に入るための入り口のような役割です。
ここで何がお店にあるのか、一目でわかれば安心してお店に入ることができますよね？しかし、何があるかわからない…とちょっと考えてしまうなら、お店に入らない＝webサイトを訪れないということになります。
なので重要なのは、見出しだけで記事にどのような内容が書いてあるかわかること！そして、記事タイトルや見出しにSEOキーワードや共起語をなるべく入れましょう。
さらに最近の傾向として、最初に目次を置いていることが多くなっています。なぜなら目次があれば、すぐに求めている情報に飛ぶことができるからです。
そして目次をぱっと見ただけで全体の内容が理解できるのも、ユーザーにとって親切なポイント。いかにユーザーの気持ちを考え、いち早くユーザーに求めている情報を届けてあげられる記事が、「いいコンテンツ」と言われています。
✈️POINT📝
☑︎見出しを一目見て、何が書いてあるか理解できるように
☑︎「ユーザーに親切な記事」がいい記事のポイント！
3、オリジナリティ・CV達成を忘れずに！
そして最後に重要なのがオリジナリティとCV（コンバージョン）です。まずオリジナリティとは、独自の記事を作れているかどうか。競合他社と比べて、差別化できているか。もしくは他のコンテンツをコピペしていないか、重複していないかというのもチェックするべきポイントです。
web上にはたくさんの記事が混在している中で、差別化させるのは難しいかもしれませんが、独自の構成の見せ方やオリジナルの写真、企画といったように独自のコンテンツの作り方はたくさんあります。
特に勉強する先としておすすめなのが「雑誌」を見て学ぶこと。Webの記事はSEOを意識しすぎて、どの記事も似たり寄ったりな場合が多いです。しかし、雑誌の世界では「オリジナリティ」こそ、大切な魅力。
雑誌のオリジナリティから企画のアイディアをもらい、SEOを交えて仕上げていくのがいいコンテンツ作りの近道と言えます。
さらに忘れてはいけないのが「CV（コンバージョン）」の達成まで意識すること。SEOの目的は、検索上位に表示させることだけではありません。
最終的にはWebサイトの最終目標となるコンバージョン（CV）の達成に繋がることで初めてSEOが成功していると言えるのです。これはクライアントを抱える旅行ライターなら、必ず意識してください。
これを意識するためには、ユーザーが記事を読んだ後にどのような流れで商品を買うのか、申し込みをするのかなどクライアントの目的に合わせて構成を考える必要があります。
ちなみにライター業では、その記事がどれくらいのCV（コンバージョン）を達成しているのかをチェックするなど、記事を納品したその後までケアをする場合もあるので、CV率など学んでおくことをお勧めします。
✈️POINT📝
☑︎雑誌からオリジナリティの出し方を学ぼう！
☑︎CV（コンバーション）の達成まで意識できてこそSEO
まとめ
いかがでしたでしょうか？SEOは1度や2度ですぐにマスターできるほど簡単ではありません。基礎をしり、経験を重ねていくことが重要です。しっかりと記事を作成する目的をはっきりさせて、皆さんも検索上位にあがる✖️ユーザーに親切な「いい記事」を作ってみて下さいね。