世界を旅する。女性向け世界を飛び回る仕事。旅行ライターのすすめ
世界を旅する。女性向け世界を飛び回る仕事。旅行ライターのすすめ

女性の中には「世界を旅する仕事に就きたい」と考えている人もいますね。そこで、今回は世界を飛び回るおすすめの職種をご紹介します。

近年の世界を飛び回る仕事とは

近年の世界を飛び回る仕事とは

一昔前までは世界を飛び回る仕事といえば、商社やバイヤー程度でした。貿易関連や海外営業といった職種も海外勤務・海外出張はありますが、特定の国のみを往来するため、「世界を飛び回る」とは少し違うニュアンスです。

一方、2000年以降のIT時代になると、パソコンがあればどこでも仕事ができるようになり、生活やビジネスの幅がぐっと広がりました。また、日本もグローバルの波に乗り、大手のみならず中小企業の中でも海外進出をする会社が年々増加しています。

女性向けの世界を旅する・飛び回る仕事や職種を解説!

女性向けの世界を旅する・飛び回る仕事や職種を解説!

世界を飛び回る仕事の中には物流や商社も挙げられますが、これらはかなり過酷な業務内容となるので女性向けとはなかなか言えません。また、貿易や輸出入といった業界も海外で仕事をする機会は多いですが、いずれも海外現地の輸出加工区内(港湾もしくは工業団地)での仕事となるので、残念ながら「旅要素」はほぼゼロ。

そこで、女性におすすめしたい「旅」の雰囲気を楽しめる世界を飛び回る仕事を下記でご紹介します。

1.「バイヤー」は世界を旅する仕事の代表。でも注意点もある

まず世界を飛び回る代表となる職種がバイヤーです。いわゆる「調達・買い付け」ですね。商社以外でも服飾雑貨や製造業、メーカーなどあらゆる業界・業種でバイヤーはあります。

ただし、昨今は経費削減のため従業員が向かわず、現地調査会社に仲介を依頼するケースも増えてきました。打合せはすべてzoomで済みますし、買い付け手数料もそれほど高くないので、毎月出張で行く手間と費用を抑えることができます。

そのため、求人では海外出張ありとあっても、実際は年に1回程度しか行かない、なんてこともあります。

2.「旅行会社」は世界を旅する仕事かどうか

女性の中には旅行会社を志望する人も多く、また「旅行会社でツアーコンダクターとして働いて世界を飛び回りたい」と夢と憧れを持つ方もいますね。添乗員の業務に就けば、確かに世界を飛び回ることはできます。しかし、実際はツアー参加者の管理で大忙しで、隙間時間に海外現地を楽しむ余裕はないようです。

他にもツアーを企画する部署に就けば海外に行く機会もあるでしょうが、頻度としては年に1度か2度あるかないかと考えた方がよさそうです。新型コロナ以降はどこの旅行会社も苦境に立たされているので、今後もしばらくは経費のかかる海外出張は自粛が続きそうです。

「世界を旅する」なら旅行ライターを目指してみては?

「世界を旅する」なら旅行ライターを目指してみては?

世界を旅する・世界を飛び回る職種としてぴったりの仕事の1つに「旅行ライター」が挙げられます。正社員として会社に勤めるのではなく、フリーランスとして働くため、男性よりは女性の比率が多いのが特徴です。

旅行ライターといえば若い人が遊び感覚ではじめる仕事と思われがちですが、もともとはフリーライター・ジャーナリストの業務範囲だったものが、需要が高くなるにつれて1つの職種として成立した形となるので、職種としてはしっかりとしています。

憧れる女性も多い「旅行ライター」の仕事内容とは

「私の好きなブロガーが旅行ライター」、「旅番組を見て旅行ライターに憧れを持つようになった」といった女性も多いですが、実際の旅行ライターの仕事内容とはどういったものでしょうか。

旅行ライターの仕事内容は下記が主となります。
・国内外の観光地の記事作成・写真撮影
・観光施設責任者へのインタビュー
・海外都市の市場調査(観光スポット情報)
・旅行会社のツアーに参加して記事を作成

クライアントは主に旅行会社・旅行情報サイト・市場調査会社・観光施設(エンタメ施設や宿泊施設、飲食店)となります。

旅行ライターになれば本当に世界を飛び回ることができるかどうか

旅行ライターになれば本当に世界を飛び回ることができるかどうか

では、旅行ライターになれば、本当に世界を旅して仕事ができるのでしょうか。まず知っておきたいのは、旅行ライターといっても幾つか仕事の領域に違いがあるということです。

明確な区別はありませんが、主に国内(旅行)ライター・海外(旅行)ライター・海外在住ライターの3種に分けることができます。このうち「世界を旅する仕事」としてふさわしいのは「海外旅行ライター」となります。

国内ライターは一般的に日本国内に特化した記事を書き、海外在住ライターは自身が居住している都市や国に特化した記事を書きます。そのため、世界のあらゆる国を跨いで記事を書く仕事に就きたい場合は、海外ライターを選ぶべきといえるでしょう。

世界を旅する海外ライターの仕事の中身とは

世界を旅する海外ライターの仕事の中身とは

海外ライターのクライアントは、主に世界の観光情報を発信している旅行情報サイトとなります。旅行情報サイトはアフィリエイトや広告、予約手数料などが収益源となり、SEO対策のために世界各国の情報を執筆できる外部ライターを雇っています。

海外ライターにとっての最も重要なクライアントとなるので、まずは複数の旅行情報サイトの外部ライターとして採用されることが、収入の基盤を作る条件となるでしょう。

世界を旅する海外ライターが収入を安定させる方法

世界を旅しながら仕事をする海外ライターが毎月の収入を安定させるためには、最低でも5社以上の旅行会社もしくは旅行情報サイトと契約することが求められます。

クライアントからは毎月決まった数の記事の作成依頼がありますが、金額にすると3~5万円が相場となります。そのため、最低でも5社以上は契約しなければ、社会人レベルの収入を得ることは難しいと言えます。

長く続けていれば、思いがけない引き合いもある

海外ライターとして数年も仕事を続けていれば、自分の噂を聞きつけた企業から記事作成やタイアップの依頼の問い合わせがあることでしょう。

また、ガイドブックや雑誌、書籍の執筆依頼もあるかもしれませんので、自身でブログを運営するなど、問い合わせの窓口は必ず設けておくべきといえます。

海外旅行ライターを成功させるポイント

世界を旅する仕事を海外旅行ライターとして続ける場合、最も注意しなければならないのが「経費」です。多くのクライアントは移動費や取材費は記事代に含まれているものとみなしますので、毎月のように国を移動していると、経費が収入を圧迫することになります。

そのため、世界を旅するといっても、実際は1つの都市や国に1か月単位で滞在することが普通です。滞在する都市や国を決めたら、まずは1都市につきどのくらいの記事を書くことができ、どのくらいの報酬を得ることができるのかを想像しながら仕事を進めるのが成功のポイントとなります。

世界を旅する仕事の将来設計

世界を旅する仕事の将来設計

海外旅行ライターはコロナ禍の期間中は仕事が失われていましたが、旅行需要自体が尽きたわけではなく、コロナ以前は毎年のように海外旅行者は増加傾向にありました。そのため、今後も海外旅行ライターとして活躍する場は増え続けることが予想されます。

世界を飛び回っている間に自分の気に入った町を見つけることができたら、「ここに定住しよう」という考えに至ることもあるかもしれません。その場合は、その国の観光や政治経済を専門に執筆する海外在住ライターとして活躍することができるでしょうし、現地の旅行会社や宿泊施設などのサービス業に従事することも可能です。そういった意味では、旅行ライターは意外と潰しがきく職種と言うこともできるかもしれません。

世界を旅する仕事を選ぶときのポイント

世界を旅する仕事を選ぶときのポイント

今回は旅行ライターとして世界を飛び回る方法を中心にご紹介しました。毎月の収入は1社から20万円の案件を受注するよりも、1社5万円の案件を4社から受注することがリスクヘッジとなります。そのため、世界を旅する仕事を選ぶ際は、必ず「複数の収入源の確保」を日本にいるうちに行ってください。

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