有能なライターというと、優秀な学歴や高度な文章能力が求められるイメージがありますが、安心してください。
トラベルライターに求められるスキルはひと味違います!ここでは3つの重要なスキルを細かく解説していきますので、チェックしてみてください(ライター:きたがわ)。
安定的に仕事をゲットしたいなら、学歴よりもコミュニケーション能力!
まず初めに一番大切なスキルを紹介します。それはコミュニケーション能力!なぜかというと、トラベルライターは普通のライターの仕事よりもはるかに人とのコミュニケーションをとる機会が多いからです。
そして定期的に仕事を受注していくためには欠かせないスキルといえます。
例えば出版社や旅系のWeb会社から仕事を受注する場合、編集者とのやりとりが必須になります。社会人経験がある人であれば、ある程度のやり取りはスムーズに行えると思います。
しかし、「普通」では次の仕事につながる可能性は低いままです。ここでいかに編集者に気に入られる(仲良くなる)かが、次の仕事に繋がるカギとなります。
何も下手に出て、ヘコヘコするというわけではありません。編集者も人間なので、「気の合う」人と気持ちよく仕事がしたいのです。元雑誌編集者の私も、最終的にライターを選ぶときは「気持ちよく仕事ができるか」を重要視していました。
なので、どんなに小さいことでもいいので仕事以外の「共通点」を探してみてください。そしてあなたなりの絶妙な距離感で、編集者との信頼関係を築いて行ってみて下さい。
続けていれば、必ず定期的に編集者から仕事を頼まれるようになります。
また、トラベルライターは編集者だけでなく初対面の人とのコミュニケーションも重要になります。旅先で会う人はほぼ初対面ですよね?そこで何も印象に残らないか、「◯◯さんは気持ちの良い人だった」と覚えて貰えるか。
これで次の仕事への影響が変わってきます。取材先でのあなたの印象は、現場だけで終わりません。必ず編集者やまわりの店舗やコーディネーターに伝わります。
そこを覚えておきながら、ぜひ気持ちの良い取材を心がけてみてください。ちなみに私はとにかくどこでも「笑顔でハキハキ」を大袈裟なくらい心がけています。皆さんも自分なりの個性や強みを探してみてください。
✈️POINT📝
☑︎いかに編集者に気に入られる(仲良くなる)かがカギ!
☑︎あなたの強みは?初対面でのコミュ力も忘れずに
この人、仕事くれそう!見極めのチカラを養おう
コミュニケーション能力に続いて、大切なのが「人脈」。たくさんの人と繋がることも大事ですが、私はそれよりも「仕事をくれそうな人」との人脈づくりをおすすめします。
仕事をくれそうな人って⁉︎と、思った方。これは経験を積んでいくとだんだんわかってくるものなのですが、いくつかヒントをお伝えします。
まず業界関係であれば、編集部を担当している営業担当と繋がる努力をしてみてください。編集者よりもはるかに顔が広いのが営業担当。
クライアントとのやり取りも多いので、例えば編集部の仕事でなくてもクライアントが「ライターを探している」と聞けば、編集部に聞いて紹介したりすることもあります。
ここですでに営業担当と仲が良ければ「◯◯さんという良いライターがいるんです」とすんなり紹介して貰えることになります。とにかく顔が広そうで相談事を頼まれやすそうな人を探してみてください。
このように、自分の人脈を無理に広げるよりも、すでに人脈を持っている人をつかまえれば、自分の人脈をよりスムーズに広げられると言うワケです。
またもう一つヒントをお伝えします。出版関係やWeb関係の会社でバリバリと営業していた人が、独立して会社を立ち上げる。ここにチャンスありです!
独立した営業マンは、必ずフリーの編集やライターと一緒に仕事をすることになります。なので「独立したいんだよねー」とか、早い段階からわかっていたとしたら、長いお付き合いをする努力をしてみてください(笑)。
✈️POINT📝
☑︎人脈を広げたいなら編集よりも営業担当!
☑︎「独立しそうな営業マン」は要チェック
焦らない!どんなことも前向きに楽しんだものがち
トラベルライターの仕事は安定している仕事とはいえません。海外にいく取材も多い中で、ハプニングやうまくいかないことも少なくはありません。でもその中で、この仕事を上手に続けていくためにはとにかく「前向きに楽しむ」ということが大切です。
私はトラベルライターの仕事は「旅行すること」に似ていると考えています。旅行先ではどんなに緻密にスケジュールを立てていたとしても、必ず何かアクシデントや思い通りにいかないことがありますよね?
皆さんも覚えがあるはずです。でもそんな時に焦ってネガティブになるのではなく、せっかくの旅行なのだからひと息ついて「なんとかなる!大丈夫」と前向きに旅行を楽しむ方が良いですよね。
特に海外取材・撮影は、トラブルがある方が普通です。例えば私の経験でいうと、海外で手配していた車が時間通りに来ることはまずありませんでした(笑)。
あとは撮影用に頼んでおいた料理が全く聞いていたものと違ったり、天気にスケジュールが左右される場合もあります。ここで大事なことは、「アクシデントは当たり前、私なら大丈夫」とドンと構えること。
トラベルライターの仕事もそうで、どんなアクシデントやピンチが起こったとしても「私なら大丈夫!」と前向きに楽しめる「強い精神力」が重要になります。
✈️POINT📝
☑︎ピンチはチャンス!前向きに楽しめる「強い精神力」を
まとめ
いかがでしたでしょうか?頭の良さや有名な会社での経験値ではなく、トラベルライターは少しのコツと強い気持ちさえあれば誰でもなることができます。自分の個性を活かして、楽しく仕事を続けてみてください♪