記者になるには?副業からはじめる方法をステップごとに解説

記者になるには?副業からはじめる方法をステップごとに解説

記者になるには?副業からはじめる方法をステップごとに解説

近年はネットの発達により、記者といっても仕事の領域は非常に多様化しています。ここでは記者になるための方法や、コネやキャリアのない人が副業から始める方法をステップごとに解説します。

記者とは?仕事の種類や近年の傾向

記者とは?仕事の種類や近年の傾向

記者とは日本国内では一般的に「雑誌記者・テレビ記者・新聞記者」などがあります。新聞記者になれば事故・事件・裁判・選挙・スポーツ・地域・などあらゆる時事を扱うため、幅広い分野の知識とスキルを取得することができます。

また、記者は会社の社員に属する専属の記者と、フリーランスの2種が挙げられます。昨今はテレビや雑誌の需要低下に伴い社員の記者も少なくなっており、複数の媒体に記事を提案できるフリーランスの需要が高まりつつあります。

Web記事をメインとする記者も増加中

近年の業界傾向としては、Webをメインに情報サイトに記事を納品する記者も増えてきました。企業お抱えの記者でない限り安定した収入を得ることが難しいのがフリーランスの悩みですが、情報サイトの発達によって記事単価にこだわらなければ仕事の受注には困らなくなりました。

ただし、Web記事は幅広い分野の新鮮な情報を求めているため、直接現場に足を運ぶ記者の本質と乖離して、ネットで情報を調査・精査する時間が多くなることが懸念されています。

Web記事のメリットは「取材不要」、「経験不要」で始められる

近年は新聞社や出版社発行の総合週刊誌も相次いでホームページを開設し、Web版を運営しています。Webサイト運営は企業の広告案件やスポンサー、アドセンスなどの成果型報酬等多様な収益経路を確保できるため、新聞社や出版社にとっても重要な事業と位置付けられています。

しかし、毎日複数回の情報更新が必須のため、基本的に記者は「取材するか否かは自由」となります。ベテラン記者にとってはやりがいの面で譲歩しなければならないかもしれませんが、その一方で「取材経験不問」などプロのライターであれば経験不要で記事執筆を請け負えるケースも増えてきました。

おすすめは海外記者。幅広い分野の記事を独占できる

おすすめは海外記者。幅広い分野の記事を独占できる

業界経験なし、取材経験なしでも記者として活躍したい場合は、「海外記者」の道を検討してみるのはいかがでしょうか。海外では記者もライターも「ジャーナリスト(journalist)」としてみなされるため、名刺1つ作っておけば世界で活躍することができます。

また、海外記者のメリットは「自分の好きな分野を執筆できる」ことです。観光地の紹介記事やライフスタイル(生活・移住)、政治経済、ビジネス情報など海外現地情報を求める業界・企業は非常に多く存在します。

昨今は海外在住日本人も多くなってきましたが、海外ライターの多くは駐在員の奥様やワーホリの学生が大半なのが現状です。そのためしっかりと名刺を作って本業で記者を請け負うことをPRすれば、一定数の顧客は必ずついてくれるものです。

記者のビザ事情の秘話

記者を志望する人は海外に移住するにしろ、仕事で海外出張するにしろ、基本は観光ビザや観光目的のビザ免除を利用して入国します。記者が正式に仕事として入国する場合はジャーナリストビザと呼ばれる報道ビザが必要ですが、これは新聞社の社員などに属さないと取ることは難しいです。例えば観光名所を撮影するトラベルライターであっても海外ではジャーナリストとなるので、非常にビザ問題がややこしくなります。

副業から本業記者になるにはどうしたらいい?ステップごとに紹介

副業から本業記者になるにはどうしたらいい?ステップごとに紹介

これまでは副業で記事を書いていたけど、今後は本業で記者の仕事をやってみたい、と言う人に向けて、記者になるためのステップを解説します。

1.フリーの記者は下積み不要。まずはネットで仕事を受注

通常、記者になるためには新聞社か雑誌編集者の社員に属するのが一番の近道とされています。新聞社は記事作成・記事編集・写真撮影と記者の業務内容が区別されていることが多く、専門スキルを養うことができます。一方で雑誌記者はネタ集めから取材、文章起こし、編集まですべての業務に携わることが多いのが特徴です。

しかし、フリーランスを目指すのであれば上記のような社員としての下積みは不要となるので、まずはネットを利用して仕事を受注することから始めます。

仕事の受注の仕方のポイントとしては、「特定の業界・業種・分野の専門性を伸ばす」のがおすすめです。海外記者であればすべての分野の記事を書けるようにした方が良いのですが、それ以外は深い専門性が求められる記事の依頼を受注することで収入の基盤を作ることができます。

ネットで受注する方法としては、何もキャリアがないうちはマッチングサイトを利用するのがおすすめです。高単価の案件も少なくありませんので、積極的に応募してみてください。基本的にマッチングサイトを利用する人の大半は副業ライターか兼業ライターです。そのため、本業記者の肩書で臨めばそれほど案件の獲得は難しくないはずです。

2.自身の公式ホームページを制作・運営

会社に属さないフリーランスは自分で仕事を作らなければなりません。仕事の獲得方法は大きく分けて「求人に応募する」か「潜在顧客が問い合わせてくれる」かのいずれとなります。

自身のホームページを開設して問い合わせ窓口を設けることで、サイトは24時間営業をしてくれます。日ごろからブログ記事を更新してSEO対策をする必要はありますが、記者であれば自分で高品質の記事を書けるので、サーバーとドメインを除いた維持費はかかりません。

3.記者に必要な機材を用意する

記者として活動する場合は、カメラ機材を揃えなければなりません。ちょっとした撮影であればスマホでもいいのですが、紙面媒体に載せる写真や新聞社や雑誌の公式ホームページ等に載せる画像は解像度の高いものでなければ見栄えが良くありませんので、スマホでは心もとないです。

ただし、フルサイズの一眼レフを購入する必要はなく、エントリー機でも構いませんし、ミラーレスでも問題ありません。その代わり望遠レンズ・広角レンズ・マクロレンズの3種は必ず揃えるようにしましょう。

記者として取材案件を受注する際、依頼主から「所有している機材」を質問されることがよくありますので、ここで躓かないようにする必要があります。

4.1日にかける文字数を増やす

記者やライターを本業としてこなすのであれば、最低でも1日5000~8000文字、理想は8000~1万文字を書けるようになるのが望ましいです。特に昨今のWeb記事はSEO対策のため文字数が肥大化する傾向にあるので、単に品質の高い記事・内容の濃い記事だけでは採用されません。

記者は文章の質にこだわる傾向があり、1本の記事に時間をかけてしまいがちですが、それではWeb記者として収入を立てるのは困難となるかもしれません。

まとめ:誰でも記者になれる。まずはWeb記事を目指そう

まとめ:誰でも記者になれる。まずはWeb記事を目指そう

記者やジャーナリストと聞くと敷居が高いイメージがありますが、Webの発展によって今では誰でも本業として活躍できるようになっています。雑誌新聞媒体に掲載する場合はそれなりの経験とキャリアが必要ですが、Web記者であれば名刺を作ったその日から活動することができます。

近年はライターの活躍の幅が広がっているので、以前のような「記者・ライターは稼げない職種」というわけでもなくなっています。是非専門性を磨いて記者を目指してみてください。

記者になるには?副業からはじめる方法をステップごとに解説
最新情報をチェックしよう!