トラベルライターを募集している6つのWEBメディアと報酬形態

トラベルライターになるためには、媒体先のクライアントを見つけるのがまず最初にやるべきこと。しかし、闇雲に旅行会社に問い合わせをしても、返信はなかなか来ないのが現実です。そこで、今回はトラベルライターを募集しているWEBメディア・サイトをご紹介します。

なかなかトラベルライターを募集している企業やサイトが見つからないと困っている方は、ここでご案内するメディアを調べてみてください。

LINEトラベルjp

LINEトラベルjp

2018年まではTravel.jpと言うサイト名で運営していた国内・海外の旅行情報サイト。ツアー、航空券、ホテルの予約&手配にも対応していて、2018年以降はLINEが出資し、名称をLINEトラベルjpに変更しさらなるサービスの飛躍が期待されます。

旅行情報記事のほとんどはトラベルライターが書いており、特に取材エリアに居住しなければならないという条件はありませんので、国内在住であっても海外のどこのエリアの情報記事も書くことができるのが魅力。常時トラベルライターを募集していますし、月何本書くのも本人の自由なのも特徴的です。

報酬形態

報酬は1記事単価+歩合制となり、歩合制の部分が報酬の大半を占めます。歩合制は当社が定める計数により決定し、多くのクリック数を集めると、報酬も比例して増えていきます。

一方でどんなに頑張っても需要がなければ読まれないため、報酬も低く設定されるのが残念。良くも悪くも成果主義となります。

>>https://www.travel.co.jp/guide/

エイビーロード

エイビーロード

求人・人材派遣の大手リクルートが運営している海外旅行予約サイトの「エイビーロード」。1997年サービス開始の老舗サイトです。大手旅行会社もほとんどがエイビーロードに加盟しているので、「昔から海外旅行のツアーの予約はエイビーロードを使っている」という根強いファンも少なくありません。

一方でエイビーロードでは「ABガイド」という海外現地在住のトラベルライターを募集しています。海外現地在住というのがネックですが、非常に有名なサイトなので、ここに記事を納品している実績があるだけでもポートフォリオの見栄えが違ってきます。

報酬形態

1記事固定報酬となります。月に1記事から多くても4記事程度なので、ABガイドだけで生活はできませんが、基本的にトラベルライターは小さな案件の積み重ねで収入を安定させるのが普通です。

>>https://www.ab-road.net/guide/

TABIPPO

TABIPPO

2010年にサービスを開始したTABIPPO.NET。世界一周旅行経験者やバックパッカーが執筆する記事は普通の旅行記事とは一線を画す奥深さがあります。本当に旅行が好きなトラベルライターならば、TABIPPOのトラベルライターになることを一つの指標とするのもいいかもしれません。

トラベルライターは随時募集していますが、海外20か国以上渡航経験者など、募集条件のハードルは高め。ただし、昨今は非常に知名度を上げてきており、旅の読み物記事としては業界トップクラスの評価。

報酬形態

毎月の固定報酬型。1記事3000文字と分量は多少多めなので、書き出す前に見出しを整理しておくといいでしょう。また、TABIPPOには編集担当者がいるため、自身の文章力向上にも一役買ってくれます。

TABIZINE

TABIZINE

TABIPPOよりはマイルドな情報を発信している旅行情報サイト。ただし基本情報ではなく、ちょっとニッチなお店や観光スポットを紹介していて、旅行者のための記事というよりは、読み物として完結している現地ルポ系の記事が多い印象です。

他の旅行会社では求められないオリジナリティやニッチ系の面白記事も書くことができるので、「旅の基本情報記事を書き続けるのが飽きてきた」という人はTABIZINEのトラベルライターがぴったりかもしれません。

報酬形態

報酬は1記事単価の固定報酬型。毎月のネタ出しを担当者と考えるので、キャッチャーなタイトルをつけるコピーライティングの技術も向上できます。昨今WEB業界は旅行関連のメディアがたくさんあり飽和状態となっています。

自分の記事がより多くの人に読まれるためには、どのような内容がうけるのか。そういったWEBマーケティングの視点を学ぶこともできるでしょう。

>>https://tabizine.jp/

マッチングサイト「クラウドワークス」

マッチングサイト「クラウドワークス」

在宅ワーカーとして登録をすると、個人もしくは企業から発注の依頼を受けることができるクラウドソーシング型のマッチングサイト「クラウドワークス」。こちらから募集企業に応募することもできますので、定期的に募集しているかどうか確かめてみるといいでしょう。

旅行関連はそれほど多くありませんが、文章力を鍛えるという点においては、旅行情報以外のジャンルも経験をしておいて損はありません。

報酬形態

報酬はこちらから提案する場合と固定報酬、時間単位での報酬などに細分化されていて、一般的には募集する企業が提案時に決めます。決められた報酬を見て引き受けるか否かを決めるだけなので、クライアントと値段交渉をする必要が特にないのも特徴。

ただし、受注した際にはクラウドワークス側に規定のシステム利用料5~20%を支払う必要があります。

>>https://crowdworks.jp/

マッチングサイト「ココナラ」

マッチングサイト「ココナラ」

「自分の能力・スキル・ノウハウを販売する」をコンセプトとしたマッチングサイト「ココナラ」。属性的にはクラウドワークスと似通っていて、基本は在宅ワーカーと個人・起業のマッチングサイトとなりますが、ココナラの方が個人間取引が多い様子。

大きな案件よりも小さな案件を積み重ねて報酬を得るスタイルとなりますので、まずは登録をして自分の実績をPRしてみるといいでしょう。受注率はクラウドワークスよりも高い印象です。

報酬形態

基本は自分で報酬額を決めます。アカウントを登録した後、自分が出品者としてサービスを作成し、それに対して購入者を集客する流れとなります。

自称ライターも非常に多く登録しているので競争は激しめですが、これまで培ってきた経験があれば、受注はそれほど難しくはないはずです。システム利用料は20~30%と業界の中では高い部類となるのが残念。

>>https://coconala.com/

報酬形態のメリットデメリットを知る

報酬形態のメリットデメリットを知る

トラベルライターがクライアントと結ぶ報酬形態は主に3つ。「文字単価」、「記事単価」、「歩合制」です。いずれもメリットとデメリットがありますので、自分に合った報酬形態を提供してくれるクライアントと契約を結ぶようにしましょう。

文字単価のメリット&デメリット

文字単価のメリットは「書けば書くほど報酬が高くなる」ことです。しかし、言い換えれば書きづらい記事テーマの場合は、たくさん書いてもなかなか報酬額が伸びません。

文字単価の相場は1文字0.8円~2円。例えば2000文字の記事を書いた場合は、1600~4000円の幅となります。もちろん実績を積み重ねていくと、文字単価で3円、4円以上もあり得ます。

記事単価のメリット&デメリット

記事単価は「1記事2000文字=2000円」のように予め報酬額が決められています。もちろん文字単価に計算して、「1文字1円じゃあ割に合わないな」と断ることも可能ですし、実績があれば値上げの交渉の余地も残されています。

ただし、記事単価の場合は最初の契約が肝心で、途中で実績が上がったからと言って記事単価が上がる可能性はかなり低いとみていいでしょう。

歩合制のメリット&デメリット

歩合制はクリック数や訪問者数からクライアント独自の計数で報酬を算出するため、必ずクライアント側が黒字になる計算となります。記事単価のところに持っていけば5000円は受け取れるような記事であっても、歩合制の場合は数百円に留まることもざらにあります。

一方で国内旅行記事はニーズが高いため、より多くクリック率を稼ぐことができるようです。

まずは仕事を引き受けることからはじめてはいかが

まずは仕事を引き受けることからはじめてはいかが

トラベルライターたるもの、まずは旅に出て、その体験を文章におさめなければなりません。仕事を選り好みするのは、自分の実績が上がるまで辛抱してみてはいかがでしょうか。

トラベルライターはフリーランスで仕事を請け負うため、クライアントはこれまでの職務経歴よりもライターとしてのポートフォリオを重要視しています。是非、ここで紹介したメディアを利用して、トラベルライターとしての第一歩を踏み出してください。

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