【海外移住】海外ノマドワーカー向けの保険とは?

【海外移住】海外ノマドワーカー向けの保険とは?

【海外移住】海外ノマドワーカー向けの保険とは?

海外長期滞在者や日本と海外を頻繁に往来しているノマドワーカーは、海外保険はどうしていますか?近年はオンラインで申し込めるノマドワーカー向けの保険も増えてきました。

そこで、ここでは海外を渡り歩く人や海外移住を検討している人に向けて、海外保険事情や海外ノマドワーカーにおすすめの保険を紹介します。

海外ノマドワーカーは保険加入必須?

海外ノマドワーカーは保険加入必須?

2010年代後半から増えてきたノマドワーカー。多様な働き方が周知される中、職場や生活の拠点を海外に移す人も大分増えてきました。しかし、海外ノマドワーカーを試みる人の中には、現地のトラブル・事故対策が不十分なまま日本を発つ人も少なくありません。「私は大丈夫」、「今回は旅慣れた場所しか行かないから」といった理由で事故対策を怠ると、取返しのつかない事態に発展することもあります。

ノマドワーカーは海外旅行保険に入るべき?

日本人ノマドワーカーは東南アジアや西洋諸国と世界中に散らばっていますが、いずれも海外旅行保険への加入は必須となります。東南アジアでは食事や怪我による感染症が多く、日本人が病院にかかる場合は外国人の受け入れ可能な国際病院となるため、診察、入院、検査、処方を合わせると10万円以上の費用がかかるのが普通です。

そのため、短期滞在であっても、すべての海外ノマドワーカーが保険に入るべきと言えるでしょう。

海外ノマドワーカーが入れる保険を紹介

海外ノマドワーカーが入れる保険を紹介

一般的な海外ノマドワーカーは、1年の半分程度を海外で暮らします。駐在員でもない限り、100日以上日本を離れる場合は海外転出届を出す必要があり、これは住民票を抜くことになるため、国民健康保険も脱退しなければなりません。

以下では海外ノマドワーカーが検討できる海外旅行保険を紹介します。

「国民健康保険」に加入し続けることもできる

海外転出届を出してしまうと、国民健康保険が使えなくなりますので、海外ノマドワーカーの中には住民票を抜かないで日本を発つ人も大勢います。完全に海外に移住を決めた人以外は住民票を抜かない方がメリットが多く、一方で海外移住を決意するならば、住民表を残し続けることで住民税や年金の支払い義務が残ってしまうので、海外転出届を出した方がいいかもしれません。

国民健康保険は海外の国際病院で直接使用することはできませんが、必要書類を国保に提出することで、のちに還付を受けることができます。ただし、国民健康保険の適用範囲は日本と変わらないため、日本では保険適用外の治療や処方を受けてしまうと、その分は10割自己負担となります。

「クレジットカード」付帯保険は有料会員が使い勝手が良くておすすめ

海外ノマドワーカーの多くはこちらを利用しているのではないでしょうか。海外旅行に強いクレジットカードは自動的に付帯保険が付きます。海外航空券をクレジット決済で購入しなければならなかったり、限度額が少なく、また保険適用期間が短期間のみといった条件もあるので注意は必要です。

しかし、年会費を支払うグレードの高いクレジットカードでは、世界の国際病院をキャッシュレスで使えたり、空港ラウンジ、ホテル割引といった豪華な特典もあるので、長く海外ノマドワーカーを続ける場合は、こちらを検討するのもおすすめです。

「海外旅行保険」をおすすめできる人とできない人

日本人旅行者にとっての最も一般的な保険がこちらです。損保ジャパン、ソニー損保、三井住友海上など大手保険会社が提供している商品のため、安心して加入できるのが特徴です。

一方で日系会社の海外旅行保険はやはり値段が高いため、海外に長期滞在するノマドワーカーにはあまり向いていません。1か月以上海外に滞在する場合は、費用と相談して加入の可否を決めるといいでしょう。

ノマドワーカー向け「海外ノマド保険」とは

ノマドワーカー向け「海外ノマド保険」とは

近年は海外を渡り歩くノマドワーカーが日本だけではなく世界で増えており、それに伴い「ノマド保険」も種類多く出現するようになりました。

海外ノマド保険は、世界を旅する大勢のノマドワーカーが定額料金を支払うことで、保険金が積み立てられます。ノマド保険会社によっては、ホームページ上に積立金額を表示しているユニークなところもあり、ノマドワーカー全員が協力して保険を支えよう、という意思がうかがえます。

海外ノマド保険の特徴は「長期加入でも安い」

海外ノマドワーカー向けの保険料金の相場は月額5000円~2万円となり、1日当たりで料金が換算されるプランと月額定額のサブスクリプションプランのいずれかが一般的となります。

海外ノマド保険は1か月以上の加入が前提なので、保険会社によっては短期滞在では加入できない、あるいは割り増しとなるところも普通です。

海外ノマド保険の加入のポイントと注意点

海外ノマド保険の加入のポイントと注意点

海外ノマド保険をオンライン上で提供している保険会社の多くはヨーロッパの企業となるため、日本の保険加入とは使い勝手が異なります。

実際に加入するときは、Google翻訳機能などを使ってサイトページごと日本語訳して使うのがおすすめです。

海外ノマド保険のデメリットは「カバー範囲」が不透明

ノマド保険のカバー範囲は不透明な部分が多々あるように感じます。海外ノマド保険は医療費だけではなく、荷物の盗難、飛行機の遅延、ロストバゲージにも対応していますが、保険適用条件が曖昧であったり、電子書類を作成する際はすべて英語となるので、旅慣れたノマドワーカーでも申請に困ることがあります。

海外ノマド保険は「更新日」に注意が必要

海外ノマド保険に加入する場合は、「更新」に注意してください。海外ノマド保険は長期加入が前提となるので、多くの保険会社が自動更新を採用しています。

例えば更新月である4月に事故に遭ってしまい、5月に手術をすることになった場合、5月は新しい契約月となるので、4月の事故に関しての治療費用は対象外となるケースが多いです。

安い海外ノマド保険は「免責金額」が設けられている

近年の海外ノマド保険は月額5000円~1万円以内で加入できる商品が増えてきましたが、格安を謳う保険は「免責金額」が設定されているケースもあるので注意が必要です。

例えば免責金額が1万円に設定されている場合、1万円を超えた費用が保険でカバーされるため、1万円は必ず自己負担しなければなりません。

新型コロナに対応しているかも選択ポイント

新型コロナに対応しているかも選択ポイント

2023年以降はほとんどの国で新型コロナの規制を緩め、コロナ前と同じような観光・滞在をおくれるようになりました。しかし、海外現地でコロナに罹患して病院にかかると、想像以上の医療費が請求されるトラブルがあります。

そのため、加入を検討しているノマド保険が新型コロナに対応しているかも併せて確認するようにしましょう。

おすすめ海外ノマド保険はこれ!

以下では海外ノマドワーカーにおすすめしたいノマド保険をご紹介します。ただし、ノマド保険は多種多様な世界中の旅行者に向けて提供されているサービスのため、日本人のノマドワーカー全員が納得できるサービスを受けるのは難しいかもしれません。一長一短があるので、どの商品に加入するかはよく吟味してください。

長期滞在におすすめ!免責を許容すれば強い味方「Safety Wing」

長期滞在におすすめ!免責を許容すれば強い味方「Safety Wing」

安いノマド保険を探しているならSafety Wingがおすすめです。4週間で45ドル(米国は83ドル)で加入できて、上限25万ドルで治療費をカバーすることができます。新型コロナにも対応していますし、緊急医療搬送も10万ドルまでカバーできるので、東南アジアや南米といった医療技術が発展していない国に滞在するノマドワーカーには特におすすめできます。

一方で250ドルまで免責となる点には注意です。通常の風邪程度であれば国際病院でも250ドル以下で済むので、Safety Wingを使う機会はありません。大病や事故のための保険と認識しましょう。

公式HP:https://safetywing.com/

海外ノマドワーカーのトラブルすべてをカバー「World Nomads」

海外ノマドワーカーのトラブルすべてをカバー「World Nomads」

「World Nomads」はノマド保険の老舗企業で、単純な治療費だけではなく、スマホやパソコンといった電子機器の盗難、妊娠、飛行機の遅延や宿泊・移動費用の補償、現地で損害賠償請求を負ったときの補償など、あらゆる事態を想定した補償内容となっています。

免責金額は100ドルでSafety Wingよりも低めの設定です。具体的な申し込み費用は渡航する国によって異なるので、サイト上から見積もり請求してください。

公式HP:https://www.worldnomads.com/

まとめ:海外ノマドワーカーは保険に加入して安心できる現地滞在を

まとめ:海外ノマドワーカーは保険に加入して安心できる現地滞在を

今回は海外ノマドワーカー向けの保険事情と、おすすめ保険商品を紹介しました。上述したように、現状ノマド向けの保険はヨーロッパ企業のサービスを利用することになるため、翻訳や解釈の違いによる誤解も多く見受けられます。そのため、ノマド保険に加入するときは、なるべく正確な情報を集めて検討するようにしてください。

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