どこの国で使える!? 「国際免許(国外運転免許証)」の取得方法や有効期限

どこの国で使える!? 「国際免許(国外運転免許証)」の取得方法や有効期限

トラベルライターに必要な国際免許(国外運転免許)

トラベルライターとして活躍していく中で、取材移動など海外で車を運転するために必要なのが「国際免許(国外運転免許証)」。

わたし自身も「時間がかかる?」「取得するのに面倒では?」と二の足を踏んでましたが、意外と簡単に取れてビックリしました。今回はその取得方法や有効期限など基本的な情報と注意点をご紹介します♪(ライター:きたがわ)

そもそも国際免許って?

トラベルライターに必要な国際運転免許証

文字通り、海外で運転するための免許証のこと。パスポートと合わせて携帯することで、ジュネーブ条約に加盟した国での運転が可能です。

また、海外取材や出張の際に必要な免許証は「国外運転免許証」と呼ばれており、これを事前に取得する必要があります。

他にも国際免許には海外免許を持つ人(海外免許を持つ外国人など)が日本で運転する際に必要な「国際運転免許証」や外国の運転免許証に日本語翻を添付した「外国運転免許証」があります。

取得する際は目的とあった国際免許を選び、ミスのないように進めましょう。

国際免許(国外運転免許証)を最短で取得する方法、有効期限、手数料とは?

海外で運転をするトラベルライター

今回はトラベルライターとして取材や出張の際に必要な国際免許(国外運転免許証)の取得方法について紹介します。

国際免許(国外運転免許証)の取得は基本的に地域の警察署(運転免許課)、運転免許センター、運転免許試験場で受け付けています。(※現在は新型コロナウイルスの感染症対策のため運転試験場のみ

各施設によって受付時間が異なるので、事前に確認してから申請しましょう。また、申請資格として免許停止処分を受ける方や停止中の方は手続き自体不可能なのでこちらも注意しましょう。

◼️必要書類

・運転免許証
・写真1枚(縦5センチメートル×横4センチメートル、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし、申請前6か月以内に撮影したもの。パスポート用のものより大きいサイズ)
・パスポート等渡航を証明する書類
・あれば古い国外運転免許証

◼️有効期限・手数料

国際免許(国外運転免許証)の期限は、発行から1年以内。

日本の免許証が有効期限内であれば何回海外に行ったとしても、そのたびに使用することが可能です。手数料費用は各都道府県によって異なります。例えば東京都であれば2,350円(税込)で受け取ることができます。

◼️所要時間

最短で取得したい場合は運転免許試験場か運転免許センターがお勧め。どちらとも「即日」で受け取ることができるからです。

警察署の運転免許課では1〜2週間で取得が可能。混み具合はそれぞれの施設によって異なりますが、わたしの場合は朝一番でスムーズに申請することができました。

✈️POINT📝

☑︎最短なら運転免許試験場か運転免許センターへ
☑︎国際免許(国外運転免許証)の有効期限は1年!

日本の免許でOK?国際免許(国外運転免許証)必須の国とは?

トラベルライターは地球上のあらゆる国が取材対象

先ほどお伝えした通り、日本の国際免許(国外運転免許証)で運転できる国はジュネーブ交通条約を結んでいる国となります。

◼️国際免許(国外運転免許証)が有効な国(ジュネーブ条約締約国一覧)

★北米・南米

アメリカ合衆国/カナダ/ペルー/キューバ/エクアドル/アルゼンチン/チリ/パラグアイ/バルバドス/ドミニカ共和国/グアテマラ/ハイチ/トリニダード・トバゴ/ベネズエラ/ジャマイカ

アジア

フィリピン/インド/タイ/バングラデシュ/マレーシア/シンガポール/スリランカ/カンボジア/ラオス人民共和国/大韓民国

★ヨーロッパ

イギリス/ギリシャ/ノルウェー/デンマーク/スウェーデン/オランダ/フランス/イタリア/ロシア連邦/セルビア/モンテネグロ/スペイン王国/フィンランド/ポルトガル/オーストリア/ベルギー/ポーランド/アイルランド/ハンガリー/ルーマニア/アイスランド/ブルガリア/マルタ/アルバニア/ルクセンブルク/モナコ/サンマリノ/バチカン/キルギスタン/ジョージア/チェコ共和国/スロバキア/スロベニア

★オセアニア

ニュージーランド/フィジー/オーストラリア/パプアニューギニア

★中近東

トルコ/イスラエル/シリア/キプロス/ヨルダン/レバノン/アラブ首長国連邦

★アフリカ

南アフリカ/中央アフリカ共和国/エジプト/ガーナ/アルジェリア/モロッコ/ボツワナ/コンゴ民主共和国/コンゴ/ベナン/コートジボワール/レソト/マダガスカル/マラウイ/マリ/ニジェール/ルワンダ/セネガル/シエラ・レオネ/トーゴ/チュニジア/ウガンダ/ジンバブエ/ナミビア/ブルキナファソ/ナイジェリア

★行政地域

香港特別行政区/マカオ特別行政区

※日本の国際免許(国外運転免許証)で海外において運転する場合、上記ジュネーブ条約締約国以外の国にあっても、短期旅行者等に対し国際免許(国外運転免許証)を有効とするところがあります。

渡航する大使館等で確認が必要です。ただし、有効とするところであっても、一部には制度が浸透していない場合がありますのでご注意ください。

◼️ジュネーブ条約加盟国以外で運転可能な国

加盟国でなくても、日本の免許で通常通り運転が可能な国があります。スイス、ドイツ、台湾、アメリカ(ハワイ州・カリフォルニア州)です。

基本的には国際免許(国外運転免許証)の取得は不要ですが、わたしは何かあったときのために取得しておきます。

個人的な旅行であれば責任は自分にありますが、仕事での渡航であれば万が一に備え、なるべく迷惑のかからない方法を考えておくことをおすすめします。

✈️POINT📝

☑︎国際免許(国外運転免許証)不要な国でも“念のため“の気遣いを

車移動はめちゃくちゃ便利で楽しい!

ドライブを楽しむトラベルライター

もちろん気をつけなければいけないことはたくさんありますが、海外で運転が可能だと、取材の幅がグッと広がります。コーディネーターやカメラマン同行がない場合は全て1人で取材をしなければなりません。

カナダやアメリカなど土地が広い国では車移動が必須に。もちろんバスや電車でも移動は可能ですが、車があれば好きなところへ好きな時に取材に行けます。

わたしは編集の仕事を始める前は、恥ずかしながらペーパードライバーでした。編集部の取材で車が必須になり、何度も練習して今では自家用車を購入(もちろん中古ですが)するまでになりました。

そしてハワイでの取材では「運転できる編集者」として重宝されるように。このように、一つのスキルアップでもらえる仕事の幅は格段に広がります。今からでも遅くないので、ペーパードライバーの方は恐れずにチャレンジしてみてください!

まとめ

即日で発行できたり手数料が3000円以下だったりと、意外と簡単に取得できる「国際免許(国外運転免許証)」。

だからといって、運転も簡単!とはいきません。事前にその国のルールをしっかり調べ安全運転に備え、海外での運転を楽しんでみてくださいネ。

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