
Webライターが記事をクライアントに提供する場合、多くのケースで画像も文章と併せて求められます。質の低い画像を提供すると、クライアントからの信頼も損ないますし、画像のせいで文章まで質が低いと誤解を受けることも良くあります。
そこで、ここでは画像素材を使用するポイントや注意点、Webライターが画像を利用して報酬単価を上げる方法を紹介します。
「なかなか記事の報酬が上がらない」と悩んでいる人は、是非参考にしてください。
Webライターが普段使う画像素材。調達する3つの方法

Web記事を執筆するライターにとって、画像はテキストと併せてクライアントに提供する必要不可欠の記事素材となります。画像素材を提供できない場合、クライアントから記事を受注できなかったり、記事単価の割引交渉をされる可能性もあるため、基本的にWebライターは自前で画像を用意しなければなりません。
Webライターが画像を用意する場合は、基本的に以下の3つの方法のいずれかを選択することになります。
1.無料の画像素材サイトを利用する
画像素材サイトは国内・外国サイト併せて数多くあり、中には無料でダウンロードできる素材集もあります。まだWebライターになりたてで、できるだけお金をかけずに仕事をしたい人は、まずは無料の画像素材サイトを利用するのが良いでしょう。
2.有料の画像素材サイトを利用する
一方でクライアントの数が増えてきて、また、案件によって高品質・高画素の画像を求められるようになったら、徐々に有料の画像素材サイトの利用を検討するといいでしょう。
有料の素材サイトの年会費はピンキリです。年間1万円前後の安いサイトもあれば、shutterstockのように10万円以上かかるサイトもありますので、有料サイトを利用する際は、自分の記事の需要をよく考えて決めるのがいいでしょう。
3.自分で撮影した画像を利用する
自分のカメラで撮影した画像を利用すれば、素材費用はかかりませんし、世界で一枚のオリジナルの画像をクライアントに納品できるのが大きなメリットです。画像に高い価値を求める場合はこちらを選択することになります。
最近はスマホのカメラでも高画質な写真を撮影できるようになりましたし、一眼レフやミラーレスの価格もエントリー機であれば安く買うことができます。5年10年と使い続けることができるので、1台は所有するのがおすすめです。
Webライターが画像素材サイトを利用。無料と有料のメリットデメリット

Webライターの多くが画像素材サイトを日ごろから利用していますが、初心者ライターの中には「やっぱり無料は駄目なの?」、「画像素材サイトの選び方は?」といった疑問を持つ人もいるでしょう。
ここでは画像素材サイトのメリットやデメリット、選び方などを具体的に紹介します。
無料画像サイトでも問題なし。ただしデメリットはよく覚えておくように
使用する画像素材サイトは無料でもまったく問題ありません。ただし、無料サイトは多くのWebライターやエンジニア、Webサイト運営者が利用しているため、「この画像見たことがある」、「このライターは〇〇の素材サイトを使ってるな」と見る人が見れば簡単に分かってしまいます。
その他にも無料の画像素材サイトは以下の注意点があります。
- 1日のダウンロード回数が決められている(1~5回)
- 画像サイズが小さくて加工ができない
- モデル画像は使用不可
- 1回ダウンロードする度に広告視聴義務が入る
- クレジットが必要
無料の画像素材サイトを使う場合は、必ず利用規定を読むようにしてください。
Webライターの画像素材サイトの選び方

グラフィックデザイナーはWeb制作やバナー、LP作成などで大量の高画質画像・ベクターが必要となるため、無料の画像素材サイトでは仕事ができません。
一方でWebライターも毎月数百枚と画像をダウンロードすることになるので、どうしても1つの画像素材サイトだけでは賄うことは厳しくなります。そこで、以下ではベテランWebライターも実践している画像素材サイトのおすすめの選び方を詳しく紹介します。
利用シーンによって画像素材サイトを区別する
Webライターは、常に3~5つの画像素材サイトを記事によって使い分けています。無料サイトもあれば有料サイトもありますが、大切なのは利用シーンによって区別することです。無料の画像素材サイトは必ず得意ジャンルがあり、「日本人女性の画像が多い」、「ビジネスシーンの画像が少ない」、「イラストが多い」といった偏りがあるため、どの記事の画像にも利用できるわけではありません。
使用回数・著作権がない画像素材サイトを選ぶ
画像素材サイトは無料有料問わず、プランによって使用回数に制限が設けられていたり、モデルに著作権が発生するケースがあります。
例えば有料画像素材サイトで有名な「shutterstock」は、月間ダウンロード数がプランによって制限され、月50枚で99ドル、350枚で169ドルとなります。
日本の画像素材サイトでありがちな利用規約が「モデル画像は著作権料が発生する」ことです。また、「印刷物には使用不可」、「ロゴは使用不可」、「画像加工は不可」といった条件も散見されるので、会員に加入する前に利用制限の確認は必須となります。
自分で撮影した画像を使う場合は「加工」が必要

一方で旅行記事のような写真映えを重要視する業界では、「素材サイトの画像使用禁止」、「必ず現地撮影した画像を使用」といった条件を付けてくるクライアントもあります。
自分で撮影した画像を記事に使う際は、最低限以下の加工を実施するようにしましょう。
- コントラスト・明度・傾き・ハイライトを調節
- 通行人の顔など肖像権を侵害する対象にモザイクをいれる
- アスペクト比の調整とリサイズをする
特に近年はネット上に出回る肖像権の問題が大きく取り沙汰されています。クライアントによってはかなり敏感なので、担当者から指摘される前にモザイク処理をした画像を挿入すると、自身への評価も高くなるはずです。
Webライターは画像の質で単価交渉を行うことも可能

記事単価が上がらないと悩んでいるWebライターは、画像の品質をクライアントに提案してみるのはいかがでしょうか。
「画像素材サイトの有料会員なので高品質な画像を納品できます」
「各見出し毎に自分で撮影した画像を使います」
「アイキャッチは文字入れ加工も可能です」
上記のような提案ができれば、記事単価の交渉も可能ですし、他のライターと明確に差別化を図ることもできます。通常、画像加工はPhotoshopやillustratorといった有料のソフトと技術が必要ですが、昨今は無料でも簡単に画像加工できるソフトも増えてきましたので、少しの学習コストで簡単な加工技術は身に付けられるはずです。
アイキャッチ&バナー制作を受注して報酬をアップ
画像加工に慣れてきたら、クライアントからバナー制作やアイキャッチ画像の加工案件も受注できるかもしれません。バナー制作は1つ2000~3000円が相場で、アイキャッチの作成は月報酬で1~2万円上乗せが可能です。
記事の質を高めてもなかなか単価は上がらないのが現実ですが、上記のように文章以外の業務を請け負うことで、報酬を上乗せする方法は、ベテランのライターであれば誰もが普段から使っている交渉術となります。
まとめ:Webライターは正しく画像素材を利用して報酬単価を上げる

今回はWebライターの画像素材の利用方法について詳しく解説しました。画像素材をうまく活用することによって、単にクライアントの満足度を上げるだけではなく、単価交渉の余地も出てきます。
Webライターは業務委託契約後は記事単価の交渉が困難のため、今回紹介したように画像を交渉材料に提案すると、案外うまくいくかもしれません。