パスポートの申請の仕方~受け取りまで(東京都)。おすすめパスポートケースも紹介!

トラベルライターとして活動を始める場合、いつでも海外案件を受注できるように、パスポートは必ず所有しておきましょう。「今週末にイギリスでイベントが開催されるんだけど、取材行ける?」といった唐突な依頼も少なくありません。

ここでは、初めてパスポートを作ろうとしている方向けに、申請方法から受け取りまでの流れをご紹介します。東京都を例に解説しますが、基本的な手順は全国どこでも大きく変わりはありません。また、あると便利なパスポートケースもご併せてご案内します。

基本は居住している都市にて申請

パスポートの申請は、基本原則自分が住民票を置いている自治体となります。東京都であれば、東京都に住民票を置いている人が対象となります。ただし、会社都合で地方から東京に赴任している、あるいは上京してきた学生といった事情がある場合は、住民票を置いていなくとも、東京都の窓口でパスポートを申請することができます。

東京でパスポートを申請する窓口はどこ?

東京都でパスポートを申請及び受け取ることができる窓口は4箇所あります。

  1. 新宿
    新宿区西新宿2-8-1 都庁都民広場地下1階
  2. 有楽町
    千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館2階
  3. 池袋
    豊島区東池袋3-1-3 サンシャインシティ内 ワールドインポートマート5階
  4. 立川
    立川市曙町2-1-1 ルミネ立川店9階

ゴールデンウィークやお盆、年末年始といった大型連休は例年非常に混雑していますので、できれば平時に申請するようにしましょう。

パスポートの申請に必要な書類を揃える

まず、パスポートを申請するためには、下記書類を揃えることからはじめましょう。

  1. 一般旅券発給申請書 1通
  2. 戸籍抄本または戸籍謄本 1通
  3. パスポート用の写真 1枚
  4. 本人確認書類 1~2つ
  5. 住民票原本※居所申請のみ

一般旅行発給申請書はパスポートセンターに行く必要はなく、最寄りの市役所および区役所や出張所でも簡単に手に入れることができます。5年用と10年用がありますが、二十歳以上であれば10年用を選ぶようにしましょう。ちなみに、一般旅行発給申請書を記入したあとに汚してしまったりすると、機械が読み込むことができなく、書き直しになる可能性もあります。書き終えた書類はしっかりと保管するとともに、申請書は間違ったときのために複数枚入手しておくと安心です。

パスポートを申請するに当たっての留意事項

パスポートを申請にするに当たって、2つほど留意事項があります。それは「即日受取は不可」と「受取は本人のみ」という点です。パスポートは申請から受け取りまで最短で平日営業日6日要します。土日祝は休館となるため、最低でも一週間はかかるとみておきましょう。また、申請のみであれば代理人申請が可能となりますが、受け取りは不正防止のため、あくまでも本人が来訪する必要があります。

パスポートの種類は全部で5種類!

日本人が取得することができるパスポートは全部で5種類あることはご存知ですか。中には一般人が手に入らないパスポートもありますが、ここでは一通り確認しておきましょう。

5年有効パスポート

こちらは一般旅券となり紺色のパスポートとなります。一般旅券には5年と10年有効の2種がありますが、二十歳未満の場合は5年有効のパスポートしか取得することができません。

10年有効パスポート

5年有効パスポートを都度更新することももちろん可能ですが、1年にそう何度も海外渡航をしない場合は、気がついたら有効期限が間近、という事態に陥ることもあります。どこの国もパスポートの残存期間を6か月程度を条件に設けているので、できれば有効期間が長い10年型を申請するようにしましょう。

公用パスポート

上記の5年有効、および10年有効パスポートは一般に発行される種類となります。一方公用パスポートは主に公的機関の職員やその同伴者(家族含む)、JICAのような国を代表していく場合に発行されます。

外交パスポート

こちらは外交で海外渡航をする要人に対して発行されるパスポートで、国会議員が主に利用します。公用パスポートとも似ていますが、外交パスポートの方がランクが高く、高官もしくは重要な公務の命を受けた議員に発行されます。

緊急パスポート

緊急パスポートは海外渡航先でパスポートの盗難や紛失をした際に発行される旅券となり、有効期限は1年。基本的に日本へ緊急帰国するために用意される種類となります。留意点としては、この緊急パスポートにはICチップが入っていない場合があるため、国によっては訝しまれて第三国の入国が困難となることがありますので、このパスポートで海外を回るのではなく、素直に日本に一時帰国してパスポートを再発行するといいでしょう。

パスポートは1回限り増補することができる

パスポートは通常20ページのビザページがありますが、海外を回るトラベルライターや海外在住者は、10年近くもパスポートを使っていると埋まってしまうことがあります。その際は1回のみ40ページの増補をすることが可能です。申請場所は同じで、特に埋まったあとに増補するという決まりはありませんので、初回パスポートの申請時に増補申請も同時にすることができます。増補申請に必要な書類は、「一般旅券査証欄増補申請書」と本人確認書類のみとなります。2020年6月時点で2500円の手数料がかかります。申請から受け取りまでの所要時間はおよそ2時間(東京都の場合は9~14時30分までに申請)程度。その日のうちに済ませることができます。

トラベルライターにおすすめのパスポートケース

パスポートを取得することができたら、パスポートケースも用意しましょう。最近は機能性に優れたパスポートケースも増えてきましたし、1つあれば長く使うことができるので大変便利です。ここではトラベルライターにおすすめしたいパスポートケースを6つほどご紹介します。

1.財布タイプ

お札を収納できるタイプのパスポートケースはシンプルながらも使い勝手がいいです。収納するお札は渡航先の通貨ではなく米ドル札がおすすめ。使用場所はトランジットなどを目的とした空港内です。基本原則パスポートはホテルで保管するため、現地通貨を入れて持ち歩くのはおすすめしません。

2.搭乗券が収納可能タイプ

空港内で困ることの1つに「搭乗券をどこにしまっておくか」が挙げられます。ポケットやハンドバッグに突っ込んでいると、しわくちゃになったり紛失する可能性があります。搭乗券を収納できる縦長のパスポートケースは特に男性に重宝することでしょう。

3.カード収納タイプ

クレジットカードを数枚パスポートと一緒に収納できるパスポートケースも使い勝手がよく人気が高いです。空港内では米ドルか現地通貨しか使うことができないので、頻繁に渡航する国でもない限り、なるべく現地通貨への両替は避けたいところ。空港内のお店では大抵クレジットカードを利用することができるので、カード収納タイプは貴重品をまとめることができる点において、かなり便利です。

4.ネックストラップタイプ

首から下げるタイプのパスポートケースは紛失防止策として非常に有効です。ただし何かに引っかかったり、ひったくりに遭わないとも限りません。パスポートケースは服の中に隠しておいたり、ストラップが丈夫なものを選ぶといいでしょう。

5.防水タイプ

パスポートをスーツケースやバックパックに入れておいたまま移動を繰り返していると、突然の雨でパスポートが濡れてしまったり、ペットボトルの水がこぼれてパスポートにダメージを与えてしまうこともよくあります。パスポートがぼろぼろになったり、個人情報ページやVISA・出入国スタンプが水で滲んでしまうと、入国審査で問題が発生することもあるかもしれません。

6.トラベルオーガナイザータイプ

パスポートだけではなく、搭乗券、クレジットカード、ボールペン、スマホなどを収納することができるトラベルオーガナイザー。盗難・紛失に遭うと大変ですが、非常に便利のため多くのトラベルライターが愛用しています。できれば防水タイプを選びましょう。

パスポートの取得はトラベルライターとしての第一歩

今回は旅の基本ともいえるパスポートの申請から取得に関してご紹介しました。パスポートは外国人が現地で自分を証明できる唯一の身分証明となります。取得後はパスポートケースを利用して日ごろから大事に保管しするようにしましょう。

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