念願の海外取材、準備は万端にしておきたいところ。取材を丸ごと任されるということは、取材内容やライティングはもちろん、細かいお金の管理もしなければなりません!
ということでここでは、初めての海外取材に役立つ「賢いお金(経費)の使い方」を伝授します(ライター:きたがわ)。
経費ってどこまで?事前に細かく確認するべし!
「経費で落とす」という言葉を今まで聞いたことがあると思います。経費で落とすとは、取材に必要なお金がかかった場合、それを領収書と引き換えに経費として編集部からお金を受け取ることができるということ。
ここで注意しておきたいのは、取材にかかったお金だからといって、すべて経費で落とせる(お金を受け取れる)とは限らないということです!
例えば、海外取材で空港までバスで移動。空港でコーヒーと朝食、クライアントにお土産を購入…。この場合、私の勤めていた編集部ではバス代、お土産代は経費で計上可能。
しかし朝食代は個人負担でした(泣‼︎)。というように、会社によって「経費で落とせるもの・落とせないもの」が違いますので、事前にリストアップしてもらうなどの確認を必ずしてみてください。
そしてもう一つの注意点は「領収書」を必ず無くさないようにすること!特に海外でもらうレシートは英語などの外国語表記で解読できない場合があります。私はタイでの取材後、日付すらもレシート解読が難しく、タイ人の友人に泣きついたことがありました。
なのでお金を使った際は、必ずレシートの裏に日付と何に使ったかのメモをしておくことをオススメします。あとで余計な仕事が増えないように、むしろ仕事を減らしていくようなイメージで海外取材を進めてみてくださいネ。
✈️POINT📝
☑︎まずは編集部に確認をすることが第一歩!
☑︎領収書はお金と同じくらい大切に扱ってください。
両替は現地が基本!小銭を用意しておくと◎
賢い経費の節約方法として、両替場所に気をつけてみてください。なぜならば空港での両替は、現地よりも高い場合がほとんど。出発前に一度確認してから両替することをお勧めします。
レートは微々たる金額だからといって、気にしない人もいるかもしれません。しかし海外取材では、必ず両替した時のレートを提出します。
その時に「(めんどくさいから高くても)日本の空港でしました…」ではなく、「少しでも経費削減のために現地のレートが良い両替所を探して両替しました!」というライターの方が、何倍もイメージは良いですよね?
少ない海外取材のチャンス、この先も仕事で勝ち取りたいのであれば、編集部に喜ばれるように「経費削減」を意識してみてください。
また、「今はほとんどクレジットカードで良いでしょ…」なんて思っているとしたら、あとで痛い目に遭います。海外取材、特にトラベルライターは旅行をテーマにした記事を書きます。
カードが使えるリッチなホテル取材から、知る人ぞ知る現金払いの小さなお土産屋まで、どんなことにお金を使うかは読めないのが旅行取材!
天気も最高、お店の雰囲気も素敵な地元の屋台を発見して、お金が払えないから外観と内観写真だけしか撮れませんでした…なんていう絶好の機会を逃すことはしないでくださいネ。ということで、2〜3万円は現金に両替しておくことをおすすめします。
もし到着日に現地で両替をしている余裕がなさそう…なんていうスケジュール(夜間到着)のときは、日本で少しだけ小銭を用意しておくことをおすすめします。
夜間に着いてお腹がペコペコ、小さなお店はやってるけど現金がないから何も買えない!なんていうハプニングを経験してから、私は必ず用意するようにしています。備えあれば憂いなし、というように準備万端にしておいて損はありません。
ちなみに両替して余った紙幣は5000円以下であれば取っておくことにしています。トラベルライターなら、よほど異国の地でない限りはまた訪れる可能性がありますよね?私の友人は世界各国のお金を集めるのが趣味なので、そうゆう楽しみを増やしても良いかもしれません♪
✈️POINT📝
☑︎節約だけじゃない!海外取材に行きたいなら経費削減!
☑︎現金払いの店こそ、まだ知られていない名店の可能性大です。
マイルが貯まるクレジットカード、上手に使っていますか?
取材でお金を使う際は、飛行機代や食事代などほとんどカードで立替をします。その際に「マイル」が貯まるクレジットカードであれば、その先の自分の旅行にいかせますよね?
私の場合はマイルの有効期限がないなどの理由で「セゾン・マイレージプラス」カードを使っています。好みは人それぞれだと思うので、自分にあったカードを研究してみてください。経費をなるべく削減し、かつ自分が得をするように賢くお金を管理しましょう!
ちなみに私は雑誌編集部にいたときは、毎月10万以上の経費を立替えしなければならなかったので、どんどんカードのポイントが貯まり、気づいたときはカナダまで何往復もできるくらいになっていました。
ただ経費を立て替えるだけでなく、皆さんもマイルを上手に貯めて、自分のメリットを増やしてみてください。
✈️POINT📝
☑︎自分にあった「マイルを貯める専用カード」を発掘してみて!
まとめ
面白い記事を書いたり、いい企画を出すだけが有能なトラベルライターではありません。海外取材でもきちんとお金の管理(経費削減)ができてこそ、一人前のトラベルライターです!皆さんも上手に経費を使って、なるべく自分のメリットが増えるように、楽しんで試行錯誤してみてください♪