家族で海外移住!現地の仕事の選び方や生活方法を詳しく解説!
家族で海外移住

近年は海外移住を計画する家族層も増えてきました。しかし、家族で海外に移住するためには、日本での生活に区切りをつけ、また海外現地で安定した収入を得なければなりません。子供がいればなおさら安定を望みたいところですね。そこで、ここでは海外移住を計画する家族層向けに、日本出国までの手続きや現地の仕事に関しての総合的な「仕事関連」情報をご紹介します。

家族で海外移住を計画。日本の仕事はどうする?

家族で海外移住を計画。日本の仕事はどうする?

近年は海外移住の敷居も低くなり、「転職を機に海外移住を決意した」、「子供が小学校に上がる前に一度海外に住んでみたかった」、「完全テレワークを機に海外移住をした」といった声もよく聞くようになりました。

数年前よりフリーランスの増加を背景に田舎回帰の流れはありましたが、新型コロナを契機に職場環境が大きく変化し、海外移住をする家族がより多くなってきたようです。

家族で海外移住をするときは年金と国民健康保険はどうする?

家族で海外移住をする際は、日本で行う手続きに「年金」と「国民健康保険」があります。いずれも住民票を抜くか否かで対応が変わってきますが、基本的に家族で海外移住をする際は、住民票は抜かないでいくのがおすすめです。

住民票を抜かないのであれば、年金と国民健康保険は引き続き支払う義務が生じますが、それを踏まえても加入した方がおすすめです。

税金関連を代理で払ってくれる身内を探す

所得税や住民税などは翌年に請求が来るため、代理で支払いができる身内に頼むといいでしょう。ちなみに住民票を抜いて海外移住する場合は、年金は任意加入できますが、国民健康保険は脱退となり加入を継続することはできません。

基本は海外移住期間中は海外旅行保険に加入することで医療費を賄うことができますが、持病を持っていると保険に入れない可能性が高いため、そういった意味でも国民健康保険への加入を継続させるため、住民票は抜くべきではないと言えます。

家族で海外移住をする場合の現地の仕事事情を理解する

家族で海外移住をする場合の現地の仕事事情を理解する

家族で海外移住をする場合は、最も心配・不安の材料となるのが「仕事」と「収入」ではないでしょうか。十分な蓄えがあり、海外移住先で仕事を探す必要がないのであればいいのですが、多くの人は仕事と収入に不安があるため、海外移住を躊躇します。

海外移住を検討している家族が仕事を探す場合は、まずは現地の求職事情をよく把握しなければなりません。英語や現地語によるビジネス会話ができないのであれば、日系企業で働くしかありませんので、応募できる会社も限られてきます。

また、現地の日系企業に就職できたとしても、駐在員とは待遇が異なるため、家賃補助や私立学校の学費補助といった恩恵は期待できませんし、基本的に年収は上限が早々に設けられ、昇格の類もほぼないと言っていいでしょう。

日本で海外移住先の企業と面接する方法

通常は海外移住を果たしたあとに現地で面接をするものですが、昨今は日本にいるうちからzoomのようなオンライン会議システムを用いて面接する機会も増えてきました。そのため、日本にいるうちに現地企業から内定をもらい安心したい場合は、
1.現地の日系エージェントに登録
2.エージェント担当者から求人企業を紹介してもらう
3.zoom等で面接をして内定をもらう
4.勤務日を決めて、それに合わせて海外移住を計画する

といった流れとなります。ただし、面接をする際は、海外移住をする具体的な日取りまで事前に決めた上で臨むのがマナーとなります(未定の場合は面接担当者は冷やかしだと思ってしまいます)。

主婦の海外移住先の仕事事情

主婦の海外移住先の仕事事情

家族で海外移住をする場合は、一般的には夫か妻の一方が働き、パートナーは主婦(主夫)として子育てに注力します。海外では学校幼稚園への送迎が必要ですし、日本のように子供をひとりで歩かせるのは危険のため、常に大人が付き添わなければなりません(国によっては子供の一人歩きは親に対する違反行為となります)。

しかし、主婦も子供を学校に送り届けたあとは空き時間ができますので、現地で仕事をすることも可能です。この場合は一般的にはアルバイトとなりますが、アジア圏においては、日本のように出勤日を自由に決めるシフトではなく、週5~6日のフルタイムが一般的です。そのため、空き時間にアルバイトをするならば、日本語を教える家庭教師として現地の生徒を集めたり、日本語学校で1コマあたりの時給制で雇ってもらうのが主婦の仕事の王道となります。

家族で海外移住。フリーランスでも仕事は困らない

家族で海外移住。フリーランスでも仕事は困らない

上記からも分かるように、駐在員でもない人が家族で海外移住をする場合は、現地採用職として内定を貰うため、給料は低く昇給もろくないため、パートタイムとほぼ同等の扱いとなります。在職期間中は安定した給料をもらえますが、将来を考えると不安が残ります。

そのため、家族で海外移住をするのであれば、いっそのことフリーランス(個人事業主)を目指してみるのはいかがでしょうか。海外現地での働き方や生活の仕方を知っていれば、フリーランスでも仕事には困りませんし、比較的早く安定した年収を得ることができるようになるはずです。

海外移住先で家族におすすめのフリーランスの仕事とは

海外移住先で家族におすすめのフリーランスの仕事とは

家族で海外移住を果たし、現地でフリーランスとして仕事をするならば、どんな業務に勤めれば、安定した収入を得ることができるのでしょうか。

日本で既に個人事業主を営んでおり仕事がある、及び安定した収入があるというのであればいいのですが、そうではない場合は、「海外移住を活かした仕事」、「海外関連の仕事」が比較的報酬単価が高いためおすすめです。

家族で仕事をしながら旅行ができる「トラベルライター」

トラベルライター(旅行ライター)は、旅行先で写真撮影をしながら観光地や海外現地生活を記事にするのが主な仕事内容ですが、場合によってはツアーに参加して体験記事を書いたり、インタビュー記事なども必要となります。何よりも仕事を通じて家族旅行ができるのが魅力です。

ただし、旅行記事だけで生活するためには、ある程度の年数と経験が必要となるので、複数の業務を掛け持ちするのはもちろん、また夫婦二人でトラベルライターの仕事をするのではなく、パートナーはまったく関係ない業務をするのが海外生活におけるリスクヘッジとなります。

軌道に乗ったら起業することもできる「海外市場調査」

海外市場調査は、実は未経験でも仕事を請け負うことができ、また一人よりも二人で業務をこなした方が圧倒的に有利となるため、海外移住を果たした家族層に最適な仕事といえます。海外市場調査は、主に日本にいる調査会社やマーケティング会社から外注依頼されます(日本のメーカーから直接請け負うのは難易度が高いためおすすめできません)。

海外市場調査の主な内容は定量調査や現地人へのインタビュー、デスクリサーチ、現地リサーチが主です。案件の多くは現地語によるネット検索が必要となるので、日本語を話せる現地人をアルバイトで雇う必要がありますが、市場調査案件は報酬が高いので心配はありません。

年間で安定した件数の仕事を受注できそうであれば、トラベルライターやその他の仕事と併せて、年収は日本のサラリーマンと同等かそれ以上になるはずです。

家族で海外移住と仕事を安定させるポイントとは

家族で海外移住と仕事を安定させるポイントとは

家族で海外移住を果たし、仕事を安定させるポイントは「1つの仕事に執着しないこと」です。フリーランスとして生活するならば、最初のうちは本業を決めずに、あらゆる職種・業界の仕事に足を突っ込み、労力と報酬を天秤にかけて取捨選択をすることがおすすめです。

上記でご案内した「トラベルライター」と「海外市場調査」は、海外移住と相性がよく、家族で一丸となって取り組めばいくらでも業務拡大の余地があります。どこの国でも通用する仕事なので、是非実践してみてください。

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