ライターがクラウドソーシングを活用。低単価の悩みの解決方法

ライターがクラウドソーシングを活用。低単価の悩みの解決方法

ライターがクラウドソーシングを活用。低単価の悩みの解決方法

初心者から中堅クラスのライターの多くは、クラウドソーシングサイトを活用して案件を受注しています。しかし、ライターの中にはいつまで経っても単価が高くならない悩みを持っている人も少なくありません。

そこで、ここではクラウドソーシングの上手な利用方法と単価を上げる方法を解説します。

クラウドソーシングとは?ライターに人気のサイトも紹介

クラウドソーシングとは?ライターに人気のサイトも紹介

クラウドソーシングサービスは、所謂「ビジネスマッチングサイト」となります。サイトを利用する層は小規模事業者・個人事業主(フリーランス)・個人が主となり、フリーランスライターが記事作成の仕事請け負いを登録しておけば、ほどなくして問い合わせ依頼があります。

また、実績やスキルが乏しいうちは問い合わせはなかなか期待できませんが、ライターを募集している企業に直接応募することもできるので、単価と執筆内容さえ選ばなければ、「登録して数か月経っても1件も案件を受注できない」ということは滅多にありません。

そのため、クラウドソーシングサービスはフリーライターにとって、実績を積む“登竜門”的存在となります。そこで、以下ではフリーライターが活用しているクラウドソーシングサービスをご紹介します。

企業から直接問い合わせを狙うなら「ココナラ」

ココナラは見やすいUIが特徴で、どちらかというとデザイン作成や簡易なWeb制作、自分の趣味を売る利用者が多いクラウドソーシングサービスです。自分のプロフィール、スキル・実績はもちろん、自分が請け負いたい仕事を出品ページとして作成できるのも特徴です。

多くの企業が利用しているため、企業からライターに直接問い合わせをするケースも多いです。問い合わせをする企業は、どちらかというと零細企業となり、ITリテラシーも低いため丁寧な説明が必要な一方、一度契約して信頼を得られれば長期的な受注も見込めます。

プロの専門家が集まる「クラウドワークス」

個人事業主・フリーランスが主に登録している「クラウドワークス」は、ココナラと比較すると専門色が強く、IT関連の中でもシステムエンジニアが多く登録している傾向にあります。登録しているフリーライターのプロフィールを見てみると、学生からベテランジャーナリストまで幅広く登録しているのが分かります。

しっかりとプロフィールを作っておけば企業からの問い合わせも期待できますが、基本的に大量生産記事やアンケート調査依頼が多く、報酬単価が低く設定されている場合がほとんどです。

一方でクラウドワークスでは大勢の企業が求人を募っているのが特徴で、中には1文字3~4円の高単価の案件もあります。ただし、人気の案件には数十人のライターが応募するため、採用までの道のりは平たんではありません。

ネット求人専門の検索エンジン「Indeed」の活用方法

ネット求人専門の検索エンジン「indeed」の活用方法

アメリカ発の求人専門の検索サイト「Indeed(インディード)」もフリーランスライターであれば利用価値があります。Indeedに登録するとプロフィールと履歴書等をアップロードでき、絞り込み検索で記事作成案件を多数抽出できます。

企業の多くは正社員もしくは職場勤務を条件としている一方、完全在宅可の案件も少なくありません。Indeedに登録している企業はスタートアップやIT業界が多く、書類選考ののちオンライン面談を実施するのが普通です。ある程度の深い業界知識と実績が求められる分、高単価の報酬が期待できます。

初心者から中堅ライターが絶対に知るべきクラウドソーシングサービスの使い分け方法

初心者から中堅ライターが絶対に知るべきクラウドソーシングサービスの活用方法

ライターに就職したばかりの人や、ある程度の実績とキャリアはあるものの、なかなか収入が安定しない・単価が高くならない中堅ライターは、まずは登録しているクラウドソーシングの使い分けを見直してみてはいかがでしょうか。

上述したように、クラウドソーシングサービスは提供サイトによって登録者層が異なるため、必然的に普段の利用方法や案件の受注方法も変わってきます。

ココナラの上手な利用方法

出品ページをしっかりと作り込み、定期的に内容や設定金額、キャッチを見直してください。ココナラは独自のアルゴリズムで検索結果を決めており、出品ページの更新頻度や実績・口コミの数なども考慮されていると想定されるため、まずは金額を下げてでもココナラ上で案件獲得に努めるのが良さそうです。

また、ココナラには企業が応募者を募る掲示板があり、時折記事作成案件も見かけますが、他のクラウドソーシングサイトと比較すると極端に数が少ないので、あまり注力すべきではありません。

クラウドワークスの上手な利用方法

一方でクラウドワークスはココナラと異なり出品ページがないため、自分を売り込むためにはプロフィールページを充実させなければなりません。プロフィールページでは自分の概略と得意な職種(分野)・スキル・経歴・などを細かく登録できます、企業から直接来る問い合わせ案件は単価が低くあまり期待できませんので、基本は求人一覧ページから割の良さそうな案件を拾って応募するだけの利用法がおすすめです。

クラウドソーシングサイトで高単価案件を受注するポイント

高単価を売りにするクラウドソーシングサイトの利用にあたってのポイント

2010年代後半以降は働き方改革が進み、職場を持たない自由な勤務形態を求める社会人が増加しました。それに伴い、ココナラやクラウドワークス以外でもビジネスマッチングを目的としたクラウドソーシングサイトも着実に増えており、活用次第では中長期契約できる企業との引き合いも見込むことができます。

高単価を売りにするクラウドソーシングサイトを積極的に利用する

クラウドソーシングサイトを利用する際のポイントとして押さえておきたいのが、「高単価を売りにするサイトに登録する」ことです。クラウドソーシングサイトによって運営方針や利用者層が異なり、サイトによっては1文字1円未満の案件しか見当たらないところも少なくありません。このようなサイトは主婦や副業の利用者を想定しているため、本業ライターにとって利用価値はあまりありません。

一般の求人サイトの利用も高単価の契約が期待できる

クラウドソーシングサイトは主に企業と個人事業主・フリーランスを結ぶマッチングサイトとなりますが、通常の求人サイトを活用できる事例もあります。一般的な求人サイトは正社員やパートタイマーの求人となりますが、昨今は多くのサイトで「業務委託」、「完全在宅」といったカテゴリが用意されています。

一般の求人サイトに登録している企業は中小から大手となるので、場合によっては高単価な報酬を受注できるケースも少なくありません。大手の企業に対しても自信を持って自分のスキルをPRできるのであれば、積極的に利用するといいでしょう。

クラウドソーシングは土台作りのために利用。依存は禁物

クラウドソーシングは土台作りのために利用。依存は禁物

クラウドソーシングの最大の欠点は「直取引が禁止」されていることです。クラウドソーシングサイトを通じて獲得した案件に関しては、既存顧客であっても毎回15~25%の手数料を運営元に払わなければならなく、ライターを本業にすると、この手数料がかなり収入に響くことになります。

そのため、クラウドソーシングの利用はあくまでも最低限の収入を確保する手段であって、理想の方法ではないということは認識しておくといいでしょう。

まとめ:クラウドソーシングは上手に活用して単価アップを狙う

まとめ:クラウドソーシングは上手に活用して単価アップを狙う

今回はクラウドソーシングサイトの概要紹介とおすすめの利用方法を紹介しました。クラウドソーシングサイトを日ごろ利用している人の中には、「単価が上がらない」と悩んでいる人もいます。その場合は、プロフィールや出品価格の設定を変更するだけでなく、利用するクラウドソーシングサイトを変えてみると、これまでとまるで質が違う企業から案件を獲得できるかもしれません。

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