ベトナム版便利アプリ

トラベルライターとしてベトナムへ出張・取材した場合、頼りになる便利なスマホアプリがあります。ベトナムならではのものから、日本人にとってもお馴染みだけど、ちょっと使い道が違うものまで。

ここではベトナムで取材が捗り、さらに生活に便利なアプリを厳選して5つご紹介します。

1.Facebook(フェイスブック)

1.Facebook(フェイスブック)

日本でもお馴染みのフェイスブックは、世界で最も有名なSNSといっていいでしょう。しかし、日本では利用者数はおよそ2500~3000万人と人口の割には少ないというデータもあります。これは日本ではフェイスブックよりもツイッターとLINEが発達しているため。日本独自と言うことができます。

一方でベトナム人にとってはフェイスブックは利用者数6500万人を誇るマンモスアプリ。ベトナムの人口はおよそ9500万人なので、半数以上が日ごろから利用していることになります。

Facebookを利用

トラベルライターとしてのフェイスブックの使い道ですが、これは「リクルート」のツールとして利用価値があります。フェイスブックにはグループ機能があり、ベトナムと日本の架け橋となる交流グループが幾つかあります。

その中にはビジネス投稿が可能なグループもありますので、そこで、「〇日~〇日まで通訳希望。報酬は1日〇〇ドン(ベトナム通貨単位)」と募集すれば、すぐに応答があるはずです。

旅行会社や通訳派遣会社に依頼するよりも数分1程度に費用を節約することができます。肝心の日本語能力も、N2からN1まで多くの人が登録しているのでご心配ありません。日本人の配偶者を持つ奥様も多くいるので、彼女たちの日本語レベルは本当に高いです。

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2.Traveloka(トラベロカ)

おそらく日本に住んでいる人の中で使っている人、聞いたことがある人はいないかと思います。トラベロカはインドネシアに本社を置くホテル&航空券の予約アプリ。

トラベルライターとして出張に行くならば、少しでも経費を節約するためにホテル代は安く済ませたいところですね。トラベルライターが主に使うサイトとしては、agodaやExpediaなどが常連ですが、トラベロカはこれらのサイトよりもさらに安く予約手配することができる場合が多々あります。

トラベロカのスクリーンショット

トラベロカでは頻繁にキャンペーンを実施していて、表示されているコードを入力するだけで割引特典を受けることができます。航空券はあまり安くなりませんが、ホテルはちょっと驚くくらい安くなっていることも多々あります。

ベトナムで生活している日本人の中でも利用率は高く、ホテルを予約する際はagodaとトラベロカの2つのサイトで比較して安い方を利用する、というのが定番の使い方。ただし言語は英語とベトナム語のみなので注意を。

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2.Traveloka(トラベロカ)

3.Grab(グラブ)

グラブは配車アプリの一つ。日本では法律上個人がタクシー業務を行うことは禁止されているため普及していませんが、ウーバー社が提供するウーバーイーツが昨今はちょっとしたブームとなっていますね。

もともとグラブもウーバーも東南アジアで人気となっている配車アプリですが、ベトナムではグラブがウーバーを買収して、市場をほぼ独占している状況にあります。

ベトナムではグラブは人と物を両方運ぶことができるため、買い物を頼むことはもちろん、タクシー変わりとして、バイクもしくは車をスマホアプリから簡単に呼ぶことができます。

グラブのスクリーンショット

ベトナムの都心では流しのタクシーを簡単に捕まえることができますが、大手の信頼できるタクシー会社であっても悪質な運転手はいるため、「ぼったくられた」、「メーターがすごい速さで上がっていった」、「わざと遠回りされた」といったトラブルがつきものです。

グラブであればスマホでタクシーを呼ぶときにルートと料金が決定されるため、乗客は表示の料金のみを払うだけ。サービス当初はカード払いのみに対応していて不便でしたが、2020年現在はカードと現金払いどちらかを事前に決めることができます。

また、対応言語に日本語がないのが残念ですが、メッセージチャットでは自動翻訳機能がついているため、日本語で打つと、自動的にドライバーにはベトナム語に変換されますし、ドライバーからのメッセージも自動的に日本語に翻訳されています。

注意点としては、ホーチミンやハノイ、ダナンといった大きな都市ではグラブを捕まえるのに困ることはありませんし、24時間利用することができます。ただし、地方の田舎エリアでは、ドライバーの登録者があまりいないところもあるため、なかなか検索しても捕まらないこともあります。

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3.Grab(グラブ)

4.Zalo(ザロ)

ベトナム版LINEとして知られるザロ。利用者数は5200万人で、フェイスブックが台頭する以前はザロが最も利用者数の多いSNSでした。

現在も変わらずの人気を誇っているため、ベトナム現地で知り合った人とザロで繋がっておけば、いつでもチャットをして連絡を取り合うことができます。ベトナムでは企業も導入しているほどの人気振り。

現地で取材インタビューをしたあとも、「もし何かあればザロで連絡ください」とよく言われます。ザロはスマホに登録されている電話帳からアカウント検索を自動的にするため、ザロのIDを検索する必要はなく、電話番号の交換のみで登録できるのも魅力です。

また、ザロは周辺検索機能を使って知らない人へもメッセージを送ることができます。一般的に若い人に支持されているアプリなので、現地でベトナム人の友達がほしい、原稿を書くために現地の若者に取材をしたいというケースでも同アプリは効果的です。

ベトナム人は外国人に対して非常に高い関心がありますし、現在ベトナムでは日本食がちょっとしたブーム。日本の文化が好きな人や、日本語を学んでいる学生とも知り合いになるきっかけをザロを通して作ることができます。

ただし、日本語には対応していないため、基本は英語混じりのベトナム語となります。ベトナム在住日本人がザロの使い方を説明している個人ブログなどもあるので、利用する前に調べてみるのもいいでしょう。

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4.Zalo(ザロ)

5.Foody(フーディ)

フーディはベトナム版ぐるなびや食べログといったアプリでパソコンからでも利用可能。ベトナム全国の都市のレストランや食堂、屋台に至るまで登録されていて、「検索」、「デリバリー」、「予約」の3つを柱としたサービス内容となっています。

検索ではGPS機能をONにすると周辺検索モードに切り替えることができ、現在地の半径数キロ範囲のおすすめ店を自動的にピックアップしてくれます。

フーディのスクリーンショット

トラベルライターとして現地入りする場合は、今回の取材対象に含まれていないレストランであっても、必ず毎食取材してほしいところ。

というのも、観光情報サイト、旅行サイトといったトラベルライターの重要顧客が求めるのは、いつだって「観光スポット」、「グルメ」、「ホテル」、「ツアー」の情報です。

特にレストランは実際にその店に足を運んでみないと詳細な記事を書くことはできません。そのため、現地滞在中はフーディを使って現地人に人気のお店を検索し、取材するのが良いでしょう。レストラン検索サイトとして非常に優秀なスマホアプリです。

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5.Foody(フーディ)

ベトナム取材時には是非すべてのアプリをダウンロードして

今回紹介したアプリはパソコンでも利用することができますが、基本はスマホ仕様のデザインとなっています。特に現地で重宝するのはフェイスブックとグラブ。

いずれも代えのきかないスマホアプリとなりますし、ベトナムに限らず東南アジア各国でも同じアプリを利用することができます。また、ここでは紹介しきれませんでしたが、その他にも通貨換算や翻訳、辞書、オフラインマップといったアプリも適宜ダウンロードしておくといいでしょう。

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