トラベルライターは結婚しても続けられる?普段の生活と将来設計の考え方
トラベルライターは結婚しても続けられる?普段の生活と将来設計の考え方

近年増加しているWEBライターの中には、旅行記事を専門に扱うトラベルライターも増えてきました。しかし、これからトラベルライターを目指す人の中には、将来を不安に考えている人も少なくありません。

特に「結婚しても続けられるの?」、「結婚後も生活は安定する?」といった疑問は多いです。そこで、ここではトラベルライターの結婚後の生活や将来設計についてご説明します。

近年増加しているWEBライター。トラベルライターという職種も浸透

近年増加しているWEBライター。トラベルライターという職種も浸透

WEBライターと言えば、一昔前までは月数万円程度を本業の片手間に稼ぐ副業であったり、奥様の自宅できるアルバイトといった存在でしたが、ここ数年でネット集客に力を入れる企業が急増。

さらに新型コロナ以降は、よりオンラインビジネスが加速しました。そのため、SEO対策の根幹となる記事の質に予算をかけるようになったので、WEBライターの需要が増加し、さらに報酬単価もぐっと上がりました。

そこで新たに生まれた職種が、旅行記事を専門に書くトラベルライターという仕事。WEBライターやフリーライター、ジャーナリストの括りの1つとなるのですが、近年は若者を中心にトラベルライターを目指す人が非常に多くなってきました。

トラベルライターってどんな仕事?

トラベルライターってどんな仕事?

上述したように、トラベルライターはフリーライターやジャーナリスト(記者)から派生した、現代ならではの新しい職種と言えます。一昔前までは、旅行記事といえば旅行会社の従業員や記者の仕事でしたが、近年はWEBの発達によって、旅行記事だけでも生計を立てられるようになったのが大きな転機となりました。

トラベルライターの仕事は、主に観光地や観光施設、旅行者向けのお店(レストランやお土産店、ホテル等)に足を運び、写真撮影の後、記事に起こす作業となります。場合によって施設の責任者やお店のオーナー、ホテルのマーケティング担当者と折衝をして、写真許諾の取得やインタビューをすることもあります。

また、旅行雑誌の制作に携わることもあれば、旅行会社や出版社が保有している旅行施設情報の更新を引き受けることもあり、実際はWEB記事以外の仕事も多くあります。

トラベルライターは若い人の仕事?実際は30~40代以降が多い

トラベルライターは若い人の仕事?実際は30~40代以降が多い

トラベルライターと言えば、10代の学生や20代の若い人、特に女性が多いイメージがあるかもしれません。

しかし、実際は若い人はもちろんですが、ジャーナリストや新聞記者上がりのライターも多いため、中高年世代の男性も少なくありません。特に大手情報サイトなどで活躍している旅行ライターを見てみると、その多くが中高年の男性であることが分かります。

その一方で、女性の活躍も目立ちます。若くして海外生活に挑戦をした方や、結婚後に主婦ライターとしてトラベルライターになった人もいます。トラベルライター全体の年齢層を見てみると、あくまでも所管にはなりますが、30~40代が多いのではないでしょうか。

若いトラベルライターの多くは旅行会社スタッフという現実

しかし、旅行会社のHPを拝見すると、いずれも10代20代の若い人のプロフィールが見受けられます。実は、彼らのほとんどは、旅行会社の現地支店のスタッフとなります。昨今は海外インターンが流行っていて、旅行会社にインターンで働いている20代前半の若者が、自社HPの記事やブログを更新している、というのが現実となります。

一方でSEO対策向けの文章がびっしりと詰まった文章の執筆や、情報サイト・雑誌に寄稿しているようなトラベルライターは、社会人としてのキャリアが長い人たちとなります。

トラベルライターの結婚事情。独身が多い?

トラベルライターの結婚事情。独身が多い?

では、30代40代が多いトラベルライターの結婚事情を見てみましょう。実際のところ、トラベルライターは独身が多い仕事なのでしょうか。それとも、結婚している既婚者も末永く続けられる職業なのでしょうか。

トラベルライターは実は結婚している人が多い

筆者の知る限りとなりますが、基本的にトラベルライターのほとんどは結婚しています。上述したような旅行会社のスタッフでもない限り、トラベルライターとして生計を立てているのは、フリーライターとしてキャリアを積んでいる人ばかりとなるので、相応に年齢を重ねています。

ライターとしての収入の在り方や、将来プランもしっかりと築いている人が、むしろトラベルライターとしてやっていけるという見方が正しいかもしれません。

結婚しているトラベルライターの生活事情

結婚しているトラベルライターの生活事情

結婚しているトラベルライターの普段の生活に焦点を当ててみると、やはり旅行ライターらしい特筆すべき一面もうかがうことができます。トラベルライターになった暁には、旅行ライターとしての魅力とフリーランスの特権の両方を享受することができます。

トラベルライターになれば結婚後も家族旅行をたくさんできる

トラベルライターへの大きな志望動機は「旅行しながら収入を得たい」ことが挙げられます。実際結婚後もトラベルライターとして精を出せば、仕事案件で旅行をすることも普通にできます。

特に海外在住のトラベルライターであれば、ホテルは旅館と異なり1室料金となるので、経費で夫婦揃って宿泊することができますし、移動費用も非常に安いです。トラベルライターの多くは2~3か月に一度くらいのペースで旅行に出かけますので、普通のサラリーマンではちょっと考えられない贅沢な毎日が期待できそうです。

職場を問わないデジタルノマドの魅力

トラベルライターも取材以外の大方の日々は自宅やカフェ、図書館などにパソコンを持ち込んで、記事を書くことになります。上司がいなければ叱る人もいませんし、「スーツなんて1年に1度くらいしか着ない」という人もいます。昨今は「デジタルノマド」という言葉も流行っていますが、本当に新しいビジネススタイルであることを実感します。

唯一の不満?子供がいるトラベルライターの苦悩

唯一の不満?子供がいるトラベルライターの苦悩

結婚しているトラベルライターのうち、子供がいる場合は、夫婦間でちょっとした問題が起きることも。

上述したように、トラベルライターは2~3か月に一度旅行に行きます。しかし、子供は普段学校に行っていますし、子供ができたことを機に共働きとなった場合、「貴方一人で旅行に行くなんて信じられない」と喧嘩にも似た言い合いに発展することもあるかもしれません。パートナーには、トラベルライターは旅行が仕事であることを、しっかりと理解してもらうことが大切です。

結婚しているトラベルライターの将来設計の考え方

結婚しているトラベルライターの将来設計の考え方

これからトラベルライターになろうと考えている人の多くは、「年取ったらさすがに旅行もしんどくなるのでは」、「トラベルライターって家族を養えるほどの収入はあるの?」と不安に思っています。

では、結婚しているトラベルライターは、自分や家族の将来設計について、どのようなイメージを描いているのでしょうか。また、トラベルライターにはどのような仕事による収入を得る方法が考えられるのでしょうか。

トラベルライターの収入事情。実は平均年収は高い

「トラベルライターは若い人の仕事」と考えている人の大半は、トラベルライターの収入が一般のサラリーマンよりも低いことを想定しています。

しかし、実際、トラベルライターとして活躍する人の多くは、年収でいえば500万円以上はあります。ほとんどのライターは、旅行記事だけではなく、別の業界記事にも手を付けていますし、ライター職以外の旅行サイトの運営や動画配信、ECショップの運営などで複数の収入経路を持っています。

トラベルライターも個人事業主となるので、仕事が安定しているならば、平均所得以上の収入を得ている人が大半です。

結婚するトラベルライターが将来に向けてやるべきこと

トラベルライターとしてのキャリアを結婚後に真剣に考える場合、まず将来に向けてやるべきことが、「文章執筆以外の収入」と「不労所得」を作ることです。

例えば国内のトラベルライターであれば、外部ライターを集めて大量の記事案件を受注し、自分は売上管理に回る方法があります。

海外在住トラベルライターであれば、旅行サイトを運営して手数料で利益を上げたり、現地でお土産ショップやカフェを開くなど、自分の手のかからない、あるいは自分の労力以上の収入を得る方法を考えてみるといいでしょう。

心配無用!トラベルライターは結婚後も安泰

心配無用!トラベルライターは結婚後も安泰

今回はトラベルライターの結婚事情や、結婚後に将来に向けて収入を増やす方法をご紹介しました。ここで一番言いたいことは、「トラベルライターは軌道に乗れば、結婚後の将来も安泰する」ということです。いまからトラベルライターに漠然とした憧れ、あるいは不安を持っている方は、是非キャリアプランまで視野に入れて、具体的に将来をイメージしてみてください。きっと不安は取り除かれるはずです。

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