クライアントに喜ばれる「タイアップ記事(記事広告)」の作り方

クライアントに喜ばれる「タイアップ記事(記事広告)」の作り方とは?

記事を作成するトラベルライター

トラベルライターのお仕事は、海外から国内まで様々な記事を作成します。中でも責任が問われるのが、クライアントからお金をもらって記事を作成する「タイアップ記事(記事広告)」。

そもそもタイアップ記事って?クライアントである旅行会社から信頼を得るためにはどうすればいいの?など、ここでは記事広告初心者のために、タイアップ記事作成のコツをわかりやすくご紹介します♪(ライター:きたがわ)。

そもそもタイアップ記事(記事広告)って何?

打ち合わせをする女性トラベルライター

タイアップ記事とは、クライアント(広告主)からお金をもらって記事を作成する「記事広告」のこと。

雑誌やwebメディアなど掲載先で呼び方は変わってきますが、例えばwebメディアの場合では「記事LP」といって、webメディア記事風の広告が主流になってきています。

なぜならば、ただ広告記事で売りたいものの魅力を伝えるだけでなく、その商品の必要性やメリットをより消費者に細かく記事として伝えられるからです。

また同様に雑誌広告もただ商品のイメージ画像をアピールする広告ではなく、消費者が実際に使ったらどうなるかを実践した内容といったような“ユーザーが抱えてる悩みや問題によりそう“編集記事が主流になっています。

何を求めてる?クライアントの気持ちを読み解こう!

原稿作成中のトラベルライター

まず大切なことはクライアントが何を求めているのかを読み取ることです。クライアントは必ずサービスやものを消費者に利用して欲しいというのが前提にあります。

その上で何を目的に広告記事を作成したいのか、企画会議で聞き出す必要があります。もしくは編集者を通して行う場合も同様に、編集者から聞き出す必要があります。この時に大切なのが「ゴール」を明確にすること。

商品の売り上げ、ブランドの認知度、新しい消費者の開拓なのクライアントによって様々です。まずはここを最初に明確にすることをおすすめします。

また、ただクライアントが喋るのを聞いているだけでは編集者やライターでなくても誰でもできることです。ここで重要なのが自分から「提案する材料」を持っているかどうか。

クライアントが求めるゴールに対して、その場でたくさんのアイディアを出し、さらに話を広げられるかがワンランク上の編集者・ライターといえます。

そのためには話す材料をあらかじめ用意しておくこと。例えば事前にクライアントと訴求したい商品がわかっているとします。

先方の基本情報を抑えることは当たり前として、今その商品がどのくらい消費者に認知されているのか、口コミはどうなのか、他に記事は出ているのか、問題とされることはどんなものが予想できるのかなど、一通り調べてみてください。

その上で「自分だったらこんな面白いアイディアで記事を作りたい」といくつか簡単にアイディアを作っておきます。こうすることで、最初の会議でいきなり深い話ができるというわけです。

例えば「ストーリーブランド」といって、消費者を主人公にしてストーリーを作り、実際にその商品を使ったらどんなメリットがあるのかを表現する方法や、解決したい悩みを提示し、実際に使ったらどんな効果があるなど、記事の見せ方は様々。

しかし、面白いアイディアは自分の頭の中だけではなかなか限界があります。私の場合は本屋に行き、特に広告記事がたくさん掲載されているファッション雑誌などで勉強をしていました。

同じ商品でなくても、タイアップ記事はすでにこの世にたくさんあります。そこからアイディアを学ぶというのも大切な仕事です。皆さんもどんな広告記事が世の中に出ているのか、楽しんで研究してみてください♪

✈️POINT📝

☑︎クライアントが求める「ゴール」を明確に
☑︎アイディアは学んで得る!広告記事を研究しよう

明確なペルソナ設定✖️役立つ情報がキモ!

打ち合わせをするトラベルライター

記事によって構成の仕方は変わってきますが、ここではwebでの記事広告を例に構成の作り方を説明します。

まず最初に重要なのが記事を読む「ペルソナ(ターゲット)」を設定することです。なぜならば幅広い年齢層に同時にうったえるよりも、ペルソナを設定してより具体的にアピールした方が訴求力が高まるから。

例えばクライアントがタイの観光局で、日本人がもっとタイに来てもらうためには…という記事だとします。ここで観光局が求めているのは「女性」だとします。

そして今回は「30代の独身女性」にペルソナを設定し、彼女たちにどういったアプローチをしていくか考える…、こういったように、まずペルソナを設定することでその後の記事構成がスムーズに進むことがわかると思います。

そして次に、設定したペルソナに対してどのようなアプローチをするか決定します。ここで重要なのがそのアプローチがユーザーに対して役立つ情報であるかということ。

例えば先ほど設定したペルソナ「30代の独身女性」にタイの夜遊びツアーを紹介…よりも、「30代の独身女性」がおひとりさまでも楽しめる極上リラックスツアー…の方が役立つ情報かと思います。

なぜならば、独身の30代女性は20代女性よりも「おひとりさま」で楽しみたいという気持ちがある中で、海外で1人で楽しむにはハードルが高い…という悩みを抱えている。この問題解決に役立つからです。

といったように、いかにペルソナが抱えている問題に対しての解決策をよりリアルに提案できるかということが、読まれる記事のカギ隣ます。また、記事の構成はペルソナ設定の度合い(どこまで細かく設定するか)にもよるので、クライアントや編集者ときちんと話し合い、面白い記事を作ってみてください♪

✈️POINT📝

☑︎ユーザーの問題解決になる内容こそが、いい記事になるカギ!

まとめ

いかがでしたでしょうか?タイアップ記事でクライアントの信頼を得ると(気に入ってもらえると)、また次の時に◯◯さんにお願いしたいと、次の仕事にもつながります。

皆さんもチャンスを掴んで、ユーザーに役立つような面白い記事を作成してみてください♪

クライアントに喜ばれる「タイアップ記事(記事広告)」の作り方
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