20代で海外移住。現地で実践したい仕事

近年は20代で海外移住を果たす男性女性が増えてきました。学生や新卒の早いうちから海外で仕事を経験することは、5年後10年後を見越しても非常に有意義となります。そこで、ここでは20代の海外移住希望者に知っておいてほしい現地の仕事事情やおすすめしたい仕事をご紹介します。

20代で海外移住ができる時代に!その背景とは

20代で海外移住ができる時代に!その背景とは

一昔前までは、海外移住というとシニアライフや駐在員の出向といったイメージでしたが、昨今は20代の若いうちから海外で仕事をする男女が多くなってきました。その背景としては、ワーキングホリデーや海外インターンの普及が挙げられます。

従来は学生のうちから海外に中長期で滞在するとしたら留学くらいしか選択肢がありませんでしたが、留学は現地で働くことが禁止されています。一方でワーホリや海外インターンは現地で働くことができ、また勤務先にツテができるので、働きぶりによってはそのまま現地採用されることも普通にあります。

20代で海外移住。現地の仕事の選び方

20代で海外移住。現地の仕事の選び方

20代の若いうちに海外移住をする場合、ワーホリやインターンで行くか、誰の力も借りずに自力で行く方法の2通りが考えられます。

いずれも一長一短がありますが、どちらも海外現地での働き方によっては、今後の将来を大きく左右する貴重な時間を体験することができるはずです。

インターンの20代海外移住者の定番となる仕事とは

近年は学生や20代の早い段階で海外で仕事をしたい場合の最も手軽な手段となっているのが「海外インターン」です。海外インターンの場合、ほとんどの人は「ホテル」か「IT企業」、「旅行会社」のいずれかで働くことになります。ホテルの場合は日本人対応のゲストリレーションズとして。IT企業では、日本人上司の下でプログラミング等を学び、旅行会社では窓口で旅行者に対してツアーを販売するのが主な業務内容となります。

海外移住後に仕事を変えることはできませんので、上司の人柄など職場の環境によって、海外移住を楽しめるかどうかは大きく変わってきます。

現地採用の20代海外移住者の定番の職種とは

一方で自力で海外移住を果たし、現地で仕事を探すとしたら、20代の男性女性に定番となるのは「営業」、「社長補助」、「日本語教師」となります。営業は工場、IT、ホテル、旅行とあらゆる業界で募集しています。飛び込みやテレアポがメインとなりますが、英語を使う場面も多いので、海外仕事を実感することができるでしょう。

ただし、基本はどの仕事も週5~6日のフルタイムの勤務で、場合によっては残業も多くあります。そのため、「これじゃあ日本にいるのと変わらない」、「全然海外生活を楽しめない」といった声も聞きます。

20代の海外移住者に現地採用がおすすめできない理由

海外移住者が現地で就職探しをして内定をもらうことを「現地採用」と呼びますが、20代の若いうちは、現地採用はまったくおすすめできません。現地採用の待遇や福利厚生は日本でいうパートタイムと同じとなります。

現地採用の給料は現地水準となるほか、毎年の昇給や昇格もほとんどありません。また、いつ本社から撤退命令がでるかもわかりませんし、海外支店が閉鎖された場合は、もちろん解雇となります。あくまでも現地採用であり、本社採用ではないため、日本に行くことはできません。そのため、20代の海外移住者は、まずは現地採用以外の働き方を選ぶのが賢明と言えます。

20代で海外移住。実践したい仕事

20代で海外移住。実践したい仕事

現地採用がおすすめではないとすると、20代の海外移住者はどのような働き方を選ぶのがいいのでしょうか。ここで紹介するのは「現地で起業」と「フリーランス」となりますが、いずれも共通しているのが「自分でお金を稼ぐ方法」となります。

20代の未婚であれば、まだ幾らでも失敗することができます。日本で働いていると、ついつい安定を求めて、なかなか起業や個人事業を若いうちからはじめようとは思いません。そういった意味でも、海外移住は1つのチャンスとして捉えて挑戦してみてはいかがでしょうか。

アジアなら20代で起業も夢じゃない

東南アジア圏であれば、わずかな初期費用で起業をすることができます。人件費も安いため、信頼できる現地人を味方につければ心強いパートナーとなるでしょう。昨今は日本で投資家から事業に対して出資してもらう学生起業家も増えてきました。

20代はフリーランスで経験と実績を積もう

ただし、学生や20代の若いうちで起業するのはリスクもあります。出資してもらう以上は成果を出さなければなりませんし、事務所を構えて従業員を集めて事業を行うため、当面は赤字経営が続きます。それに耐えられる精神力と資金がなければ、成功は難しいでしょう。

一方でフリーランスであれば、初期費用は名刺代くらいしかかかりませんし、オフィスを構える必要もなく、自宅で仕事をこなすことができるため、うまくいかなくとも損失がほとんどありません。

20代海外移住者におすすめしたい仕事「トラベルライター(旅行ライター)」

20代海外移住者におすすめしたい仕事「トラベルライター(旅行ライター)」

海外移住者の中には、フリーランスで仕事をしている人が非常に多くいます。フリーランスの多くは「WEBライター」、「エンジニア(WEBサイト制作」、「WEBデザイン」、「翻訳」などを業務範囲としています。その中でもスキルや実務経験のない20代の海外移住者がすぐにはじめられる仕事は、「WEBライター」が挙げられます。

また、ここでおすすめしたいのは、WEBライターの中でも海外現地記事を提供する「トラベルライター(旅行ライター)」です。

昨今はどの企業もネット集客の重要性を実感して、SEOコンテンツとなる記事の外注に予算を注いでいます。「旅行会社」、「観光サイト」、「市場調査」、「出版社」、「投資会社」など海外現地記事を求めている業界は多数あります。

トラベルライターの詳しい業務内容

トラベルライターは主に「旅行記事」、「現地生活情報」、「海外政治経済情報」、「現地企業インタビュー」を取材して文章に起こすのが仕事となります。デスクワークで完結することもありますが、実際に足を運んで取材することも多く、また、ほとんどの場合で現地の写真が必要となるので、撮影技術も磨かなければなりません。

多くのトラベルライターは、毎月あるいは不定期に依頼が来る取引先を5~10社程度で有していて、サイトが閉鎖しない限り、だいだい決まった数の記事の依頼が毎月くるため、仕事自体は安定していると言えます。

トラベルライター(旅行ライター)は将来性もある!

トラベルライター(旅行ライター)は「20代の若い人がやる仕事」、「将来はどうするの?」、「家族を養えるほど収入あるの?」といった疑問を持たれることが多いですが、実は将来性もあり、幅広い仕事に繋がる有望な仕事ということができます。

20代のうちから海外移住先でトラベルライター(旅行ライター)として働けば、将来的には下記のような仕事に繫げることができます。

  • ライター兼編集者として活動
  • 旅行会社を起業
  • SEO対策を事業化
  • ライターの育成講座を開講
  • 旅行サイトを運営

20代で海外移住。5年後を見越した仕事をしよう

20代で海外移住。5年後を見越した仕事をしよう

20代で海外移住をする場合は、5年後、10年後を見越して、伸びしろのある仕事を考えるべきと言えます。また、上述したように、海外移住者であることを強みとした仕事というのは、往々にして報酬が高くなりますので、それを踏まえた事業をはじめてみてはいかがでしょうか。

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